Vol.102 アーティスト

PENICILLIN

OKStars Vol.102にはVol.84に続いてPENICILLINが再登場!最新アルバムにして最高傑作『WILL』を完成させたメンバー皆さんへのインタビューをお送りします!

今回インタビューに当たって『WILL』聴かせていただいたのですが、取材そっちのけでかなり気に入って聴きこませていただいております。そんな最新アルバム『WILL』、一言で言い表すとどんな1枚でしょうか。

千聖  やりたいことをやりきったアルバムかな。

O-JIRO  一言で言うと、現状の最高の作品ですね。

いつになくメロディアスな楽曲が揃ったように思います。ボーカルはもちろんのこと、ギター、ドラムスも、ここ最近のアルバムと比べるとさらに“歌っている”印象を受けました。サウンド面でのねらいなどお聞かせください。

HAKUEI  リズムだけで押すようなアプローチは今回のアルバムは少ないかもしれないね。どんな曲でも歌はメロディアスですね。

千聖  部分部分で、というよりアタマから終わりまで全部メロディアスだからね。もちろんリズムも格好いいんだけど。ギターもメロディアスに近いアプローチが多いですね。

HAKUEI  歌の続きでギターソロになるような、どの曲もそういう感じになっているかな。サビの後に大サビみたいな感覚。

千聖  そうだね、Dメロ的だったり(笑)。…メロディアスなドラムは(笑)?リズムもメロディ意識して叩くと違うもんね。

O-JIRO  毎回そう思っているのかもしれないんですけど、作り終えるたびに1コ殻が破れて、新しいことが出来ている感覚はありますね。メロディアスな感じということで言うと、パッと聴いてこのドラム凄いなというところはあんまり無いかもしれないんですけど…

千聖  そんなことないよ(笑)

O-JIRO  しっかりリズムを刻んでノリを作って、という表現は凄く良く出来たアルバムなのかなって気がします。ドラムというよりかは楽曲全体でいい表現ができたんだなってことなんですけどね。

千聖  充分なくらいにドラム凄いアルバムだと思うんですけどね(笑)。難しいよね、今回?激しいとこはかなり激しいよ。

O-JIRO  いやいやいや。でも、割と逆に今まではそういうところが強調されることが多かった気がしますね。今回は「南十字星」だったりとか、静と動で言うと静の部分の表現が割と多かったので。

千聖  一般人はどこが!?って思うぜ?(笑)俺達の感覚からすると静なんだろうけどね。

O-JIRO  そういうアプローチを今までプッシュしてるところではやってなかったので。今までは激しいところをフィーチャーしてきたけど、今回はポップな面がアルバム通して割と前面にあるので、そういうところでメロディアスな面が出たのかなって思いますね。

HAKUEI  今までにない感が出ているから目立つんでしょうね。僕らはそこまでいつもと変わってない気がするんだけど、ポップな曲が目立つんだよね。

>そうなんです、「Rosetta」とかが逆に脇役というか引き立て役になっているというか。今までだと逆ですよね。

千聖  今回取材を受けてる中で、インタビュアーの感想がみんな違うんで面白いですね。感想を聞いていると印象がそれぞれ違う感じがしましたね。

>激しいところも「鉄のハインリヒ」なんかもメロディアスに聴けるんですよね。

千聖  逆に最後にボーカルにバトンタッチしますからね、あれは。

歌詞についてです。「南十字星」の「味気ない教室も机の上に立ったらいきなりライブハウス」というところが好きなのですが、実体験でしょうか?

HAKUEI  「南十字星」のこれは大学の音楽サークルで教室を使って演奏会をやってたので、何となくそういうのを思い出して書いたんだけどね。机を舞台っぽくしたりね。そうするとライヴハウスみたいになるんだなって(一同笑)。

>自分もノスタルジックな気分になりました(笑)。
「100年」や「最後の手紙」など、時間を越えるようなところを意識されているように感じました。

HAKUEI  自分たちの人生を考えると、人間って数十年の生命だけど、音楽の方がもっと長く残る可能性があるので、そういうものを生み出せる嬉しさとか責任感とかを今回はいつもより強く考えましたね。音楽の流行り廃りはあるとしても、自分たちでどれだけ本気で音楽を作れるか、どれだけ伝えようとしたかという力は絶対にバレちゃうし、嘘をつけないと思うんでね。そういうところでサボらずにまっすぐに惜しみなく力を注ごうと思いました。

>「熱体夜」とかも新しい感じがしました。

千聖  あれはシンプルな感じのアレンジになったので、その前の「ENGAGING VICE」が音の洪水なので、その次に来たのもあると思いますけど、あのシンプルな編成が、かえってインパクトがあった気がしますね。

O-JIRO  PENICILLINっていうと「ENGAGING VICE」のアレンジの方がみんなのイメージだと思うんですよね。けど、そのアレンジを外すと、みんながいいねっていうメロディの曲が活きてきて、じゃあ聴く人にどういうアプローチでいこうかというところがポイントになるので、「熱体夜」のアレンジなんかは今までに無かったわけではないけど、ガンっときた時に何だこれは?っていうアプローチだったのかな。みんなで聞きながら考えていって、ここのギターは無くそうとかバスドラだけにしようとか、それでサビのところでドーンといこうとか、そういう今僕らが格好いいと思えるアレンジがああいう形になったということですね。どの曲にも僕らの今の格好いいと思うものが入ったと思います。

そんなレコーディングの様子はどんな感じだったのでしょうか。

千聖  :今回は楽しんでやってましたね。

O-JIRO  時間無い中でも焦ってやるような感じじゃなかったし。

HAKUEI  アレンジやってる時からそうだったけど、さっきジローさんが言ってたけど、こんなにスカスカにしちゃったりして、とか、そういうのを実際に形作るのは大変でもあり、楽しくもあるけど、今回は楽しさが勝ってた気がしますね。

千聖  こう見えても意外と10何曲かを一気に作るのはプレッシャーもあるし、ストレスも溜まりやすい現場になるんだけど、今回は楽しくいいバランスでできましたね。

O-JIRO  たとえ言い合いになっても格好良くなれば充実感が伴いますからね。これがないと、一所懸命頑張ったのに何かイマイチとか、ホントにヤバい泥沼になるんですけどね(苦笑)

千聖  この世に発表できるから作っている時はストレスも溜まるし、発表できるから消化もできるってのはあるかもね。

 『WILL』からみなさんそれぞれとくに気に入っている1曲を。

O-JIRO  難しい質問だよねぇ。

千聖  日によって違うんでね。…これ難しいなぁ1曲って。

HAKUEI  あえて選ぶ所にね、意味があるんですよ(笑)

(暫し熟考されました)

HAKUEI  今日は「最後の手紙」かな。

千聖  たまにはコーヒーブレイク的に「熱体夜」にしようかな。でもサビは結構エキサイトしてるんだけどね、これも。

HAKUEI  激しいよね。でも最初の入り口が優しいからね。

千聖  巧いセールスマンみたいなもんだよ。気付いたら買わされているみたいな(笑)。

O-JIRO  曲の雰囲気とか歌詞とかが好きということで「一秒先に耳を澄まして」かな。

>これサビで全然違う曲になりますよね、初めて聴いた時はびっくりしました。

千聖  前半ファンクだったのが急にフォークになるからね。同じ頭文字「F」から始まって全然違うからね。サビはOASISみたいなポップロックかな。あれはO-JIROさんのソングライティングの勝利ってこともあるでしょうけどね。

O-JIRO  でも最初はあんなにファンクじゃなかったですけどね。

>そういう意味では、ダンスミュージック的なノリとも違いますけど、「Little Grey」とか「DEATH DANCE」とかもRockのタテのノリというかはヨコのノリというか…

千聖  スウィングしてる感じ?

>あ、そうです、それ!

千聖  ただのタテのりも面白いんだけど、今回はいい意味で考えたというか、変に凝りすぎないけど、聴いてる人もノリやすく、こっちとしても新鮮なことがしたかったてのもありますね。

HAKUEI  スピードで押すというよりかはグルーヴ重視というかね。

>私、今日の気分だと「Are you ready?」なんですけど、この曲がCDだけって…

HAKUEI  かなり気に入ってる曲ですよ。格好いいし。

千聖  通常盤だけってのがもったいないって考え方もあるでしょうし、世の中に残るのは通常盤だと勝手に信じてますから(笑)。

HAKUEI  二通りの終わり方ができるかなって考え方があって、「WILL」で始まって、「最後の手紙」で終わるのは本当につながり感があるループする感じで、そこまでいって「Are you ready ?」があるとそこから一歩進むのをさらに見せて終わりっていう、異なる表現を見せられるってのがありますね。

「WILL」PVについてご紹介お願いします。

千聖  今回はまた新しい監督を起用して、今までにないいい出来のPVができましたね。

HAKUEI  今回、打ち合わせでもアルバムのタイトル曲である「WILL」の自分たちのイメージも伝えて、真っ暗な中でメンバーの姿が浮かんでいるのと、逆に真っ白な明るいところと、空の下の3つのシーンで表現していて、世界観が限定されている代わりに、演奏している動きで押していく躍動感も出ている、かなりいい作品になっています。

「PENICILLIN TOUR 2011 WILL ∞」の抱負をお願いいたします。

千聖  やっぱり生を見てもらわないと『WILL』の最終的な完成形にはならない気がするので、興味のある人にはぜひ観に来てほしいですね。

結成19年目に入り、今後“20年”という節目に向けて、この1年の抱負と企画がありましたらお願いいたします。

千聖  20周年というのも大事だと思うけど、そこまでメンバーがやってこられたのは、一所懸命そのためにやろうってことではなく、バンドというスタイルが好きで、とくにPENICILLINという集合体が好きだというメンバーの気持ちが強かったのと、それを受け入れて支えてくれているファンの人達とスタッフたち、この3つのバランスがよかったので、そこへの感謝に向けて頑張っていきたいというのはありますね。

HAKUEI  やりたいことは今もたくさんあるので、長くやろうとしてこうなったということではないし、音楽が好きで、いろいろ積み重ねてきた結果がこれだけの時間になったということなのでね。ただ、それを好きでいてくれる人に感謝の気持ちを表したいなというのはありますね。応援してくれている人たちに気持ちよく応えようということですね。

OKWaveには音楽、バンド関係の質問が多数あり、ぜひ上達のためのアドバイスをお願いします。

千聖  バンドや音楽の悩みをWEBにぶつけるって俺ら高校生の頃にはなかったね(笑)。実は「鉄のハインリヒ」の歌詞は最初ドイツ語の箇所があるんだけど、大学生のとき習っていたとはいえ、どうアプローチしようかって時に、ドイツ語の言い回しとかをOKWaveで聞いてみた(笑)。

O-JIRO  利用してるね~。

千聖  ミュージシャンは意外と歌詞とかに使えるかも(笑)。

O-JIRO  そのくらいの気持ちがいいんじゃない?

千聖  オレが子供の頃、TVのインタビューでエアロスミスのジョー・ペリーがどうしたら上達しますか?って質問に「プラクティス×2」てしか言わないの。意外と練習しかないってことかもね、技術的なことは。それに対してプロデュース能力が自分たちにどれだけあるかってことかな。HAKUEI、O-JIRO、オレの3人にそれなりのものがあってそれぞれをぶつけたら、いい影響が出てきたってことでしょうね。それがベストアンサーかな(笑)

HAKUEI  どれだけ自分がやりたいかってことでしょうね。どれだけストイックになれるかということと楽しめるかということ、続けられるかということ。

千聖  続けるってのは難しいね。一瞬の企画ものだったらいろいろ考えられるだろうけど。

HAKUEI  特効薬はない!!

千聖  20年目にして気付く答えもあるだろうしね、こういうのも実はいいんじゃね?みたいな(笑)。

最後にこのインタビューを読んでいるOKWaveユーザーにメッセージをお願いします

PENICILLINのみなさんからOKWaveユーザーに質問!

Information

最新アルバム『WILL』2011年3月2日リリース!
結成以来19年間、止まることなく我が道を歩み、新たな輝きを放ち続ける、PENICILLINのTHAT RECORDS第一弾ALBUMが遂に完成。文字通りバンドの強い意志(WILL)が伝わってくる作品。いよいよ20周年に向けてのカウントダウンが始まる!!

◇CD収録曲 2010年8月リリースのSINGLE「Rosetta」「夢現激」を含む全12曲。
※通常盤はボーナストラックとして1曲多く収録。
1.WiLL
2.ENGAGING VICE
3.熱体夜
4.南十字星
5.夢現激
6.Little Grey
7.100年
8.鉄のハインリヒ
9.DEATH DANCE
10.一秒先に耳を澄まして
11.Rosetta
12.最後の手紙
13.Are you ready?(※通常盤のみ収録)

◇初回限定盤A
CD+DVD/THGU-2001/3,800円(税込)
DVD:「WILL」ビデオクリップ、「PENICILLIN CHRONICLE #3「WILL」ビデオクリップ メイキング&インタビュー編」(30min)

◇初回限定盤B
CD+DVD/THGU-2002/3,800円(税込)
DVD:「WILL」ビデオクリップ、「PENICILLIN CHRONICLE #4 カラオケBOX放置トーク編」(30min)

◇通常盤
CD/THGU-2003/3,150円(税込)

発売元:THAT RECORDS/DUPLEX DEVELOPMENTS JAPAN inc.
販売元:JAPAN MUSIC SYSTEM Co.,ltd

「PENICILLIN TOUR 2011 WILL ∞」

2011年3月5日(土)埼玉HEAVEN’S ROCK さいたまVJ-3
OPEN 17:30 START 18:00
サイレン・エンタープライズ TEL.03-3447-8822
2011年3月6日(日)柏 PALOOZA
OPEN 17:30 START 18:00
サイレン・エンタープライズ TEL.03-3447-8822
2011年3月13日(日)仙台 CLUB JUNK BOX
OPEN 17:30 START 18:00
キョードー東北 TEL. 022-217-7788
2011年3月20日(日)博多 DRUM Be-1
OPEN 17:30 START 18:00
ビーアイシー TEL. 092-713-6085
2011年3月21日(月・祝)広島 ナミキジャンクション
OPEN 17:30 START 18:00 夢番地(広島) TEL. 082-249-3571
2011年3月26日(土)横浜 SUNPHONIX HALL in 横浜アリーナ
OPEN 17:30 START 18:00
サイレン・エンタープライズ TEL.03-3447-8822
2011年4月2日(土)大阪 CLUB QUATTRO
OPEN 17:15 START 18:00
夢番地(大阪) TEL. 06-6341-3525
2011年4月3日(日)名古屋 ElectricLadyLand
OPEN 17:30 START 18:00
ズームエンタープライズ TEL. 052-290-0909
2011年4月10日(日)東京 赤坂BLITZ
OPEN 17:00 START 18:00
サイレン・エンタープライズ TEL.03-3447-8822

チケット:Standing 5,000円(税込)発売中!
※3/26の横浜公演以外、入場時ドリンク代別途500円がかかります。
※ご入場には3歳以上からチケットが必要になります。

Profile

PENICILLIN
VOCAL:HAKUEI(ハクエイ)12月16日生まれ、O型
GUITAR:千聖(チサト)10月4日生まれ、B型
DRUMS:O-JIRO(オージロー)9月14日生まれ、O型

1992年2月14日結成。インディーズで4年間活動したのち1996年メジャーデビュー。
1998年リリースのシングル「ロマンス」はアニメのテーマソングに起用され90万枚を越える大ヒット作品になった。
2007年に15年間在籍したBASSのGISHOが脱退し3人で活動をリスタートする。
LIVE活動を精力的に行い、日本国内にとどま留まらず過去には韓国、タイ、イギリス等の海外でのLIVEも経験している。
デビューより数々のレコード会社に在籍してきたが、昨年より自主レーベル「THAT RECORDS(ザット・レコーズ)」を立ち上げ、さらなる活動の枠を広げた。
また、メンバーはソロでの音楽活動やモデル、漫画家等、個々の多彩な才能を生かした活動も精力的に行っている。

PENICILLIN Official WebSite
HAKUEI OFFICIAL BLOG 「HAKUEIパンチ!!」
千聖 OFFICIAL BLOG 「週刊千聖」

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