OKStars インタビュー

Vol.149 ブルーマンパフォーマー

ブレット・ギレン

OKStars Vol.149にはブルーマンのパフォーマーであるブレット・ギレンさんが登場!ブルーマングループのショーの魅力について語っていただきました!

ブレット・ギレンさんが、ブルーマンとなる“きっかけ”は何だったのでしょうか?

僕は元々ニューヨークで俳優をしていたのですが、ブルーマングループの劇場の近くを通ることが多くてこれって何なんだろうと思っていました。ある日入ってみて「どんなことをやっているんですか?」と聞いてみたのがきっかけです。それで初めてショーを観て、その瞬間にはブルーマンになりたいと思いました。
ブルーマンのオーディションは数ヶ月もかかるとても長いものでした。俳優のオーディションでは、長くて2週間くらいしかない仕事がほとんどだけど、ブルーマンは選ばれたら1年間できるということで興味がありました。結果、ブルーマンになってから11年も経っていますが、退屈だと思ったことは一度もありません。

2007年12月の日本公演開幕時から出演されているそうですが、日本の観客の反応をどのように感じていますか?

観客はどこの公演地でも違うし、同時にどこでも同じだったりします。日本の観客は自分がショーに興奮したり、自由に楽しむまでに他の国よりも少し時間がかかるとは思います。だけど、客席ではずっと前のめりになって観てくれます。オランダで公演していた時は、観客は割りと座席の背もたれに寄りかかって観ている人が多かったです。ただ、公演のクライマックスのところにくると、東京でもオランダでもアメリカでも、みんなが同じようにテンションが上がった状態になります。ショーの始めは国や都市によって反応が違いますけど、終わる頃にはみんな同じように盛り上がってくれるんです。ラスベガスだけはちょっと特殊で、最後は服を脱いで踊り出す人もいました。

>確かに日本の観客は最初は様子見しちゃいますね。

でも最後は同じところに辿り着くから面白いですね。

ブルーマンシアターは専用劇場ということで、この劇場での公演についてはどのように感じていますか?

ブルーマンにとっては完璧な環境です。大抵は、ブルーマンの公演に合う劇場を探したりするのですが、ここはブルーマンのために作られたのでショーもやりやすいです。ここで公演に出られるのは幸せなことなので、千秋楽を迎えてしまうのはとても寂しいです。

日本で生活し公演をされていますが、ショーやパフォーマンスに影響したことはありますか?

実はブルーマンのキャラクターやショーそのものにあまり影響は出ていないです。ただ、自分自身は日本に住むことで、大きく影響を受けています。ブルーマンは自分の置かれた環境に影響を受けるものなので、日本でのブルーマンの行動には影響があるかもしれませんが、ブルーマンが元々持っているキャラクターそのものはいわば普遍的で、そこには影響はあまりないところは面白いところかもしれません。

観客の反応で印象的だったことは?

お客さんによっても反応は違うし、その他の様々な要素によっても反応は変わってくるので、毎回お客さんと視線を合わせながら公演しています。とくに印象的なのは、終演後、特におばあちゃんにとてもフレンドリーに触られたり、一緒に写真を撮ったりと、とても距離が縮まっていることですね。普段は敬語も難しいので年配の方とは交流がそれほどないのですが、とてもびっくりしましたし嬉しかったです。言葉を必要としないブルーマンであるからこそ生まれる交流だと思いました。

ブレット・ギレンさんご自身は、ショーに対してどのような心構えで臨んでいますか?

開演前はみんななるべくリラックスするようにしています。実は、開演してすぐの瞬間が一番リラックスしていて、自分がそれまで考えていた、読んでいた本の内容だとか、ニュースとか、出会った人のこととか家族などの人生一般のあらゆることが開演直後にすべて吹き飛ぶんです。するとショーの中ではアクションとしては激しい演目もあるけど、心はとてもリラックスしています。その状態は自分が正にここにいると実感できる瞬間ですね。そんな風に実感できることは普段の生活ではなかなか難しいことですけど、ブルーマンのキャラクターになるとそれがすっと簡単にできるようになるのは面白いです。

2012年3月31日で日本公演千秋楽を迎えてしまいますが、今のお気持ちは?

本当は時間を止めたいですけど、それはできないので、残された時間をできる限りたくさんの人と共有できればと思います。今まで観たことのない人も、一度観た方でも、ご家族、ご友人と一緒に来てくれればと思います。

ブルーマンのことは知っていても、このショーを知らない人にどう説明しますか?

いい質問ですね。僕自身がブルーマンのショーを観る前は、街のあちこちやTVなどでブルーマンのビジュアルを見かけたりしていましたが、そのショーはどういうものなのかは不思議に感じていましたので。ブルーマンのショーは、それが何なのかを発見することも楽しみのひとつです。言えることは“冒険”だということ。その冒険は、音楽を使い、アートを使い、全ての感覚を使って楽しんでいただくもので、ブルーマンはそのガイドのような存在。なので、お客さんによってもブルーマンによっても毎回どんな冒険になるか分からない。だからこそ僕も11年もやってきて退屈することが一度もないんです。

ブレット・ギレンさんの“モットー”をお聞かせください。

フランスの詩人PAUL VALÉRY(ポール・ヴァレリー)の「Ôtez toute chose que j'y voie.」という言葉。いろんな余計な物をすべて取り去ってその本質が何なのか自分に見えるようにしてくれ、という風に僕は解釈しています。つまり、本質というものの周りには幾層もの本質とは異なるレイヤーがあって、そのレイヤーもまた楽しいことのひとつかもしれないけど、本質や真実が何なのかを知るにはそのレイヤーを一つ一つ剥がしていかないといけない。自分のモットーとしてはその本質に辿り着くために、要らないものを全部剥がしていこう、ということです。

では最後にOKWaveユーザーにメッセージをお願いします。

ブルーマンをすでにご覧になっていただいた方、ご来場いただいてありがとうございます。このインタビューを最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。他のブルーマンもいるのであまり大きな声で言えないけど、僕のブルーマンが一番面白いので(笑)ぜひ観に来てください。

ブレット・ギレンさんがいま気になっていることを「質問」してください。OKWaveユーザーが「回答」します。

漢字はどうやって勉強すればいいですか?
僕には難しいです…。ぜひ漢字の勉強法を教えてください。

Information

ブルーマングループ

言葉をかわさずとも絶妙なコミュニケーションをとり、ふつうじゃない目ヂカラで好奇心たっぷりに振る舞う、青い3人組「ブルーマングループ」。
1980年代後半に、ニューヨークの路上で生まれた彼らのパフォーマンス・ショーは、たちまち評判を呼び、1991年に劇場公演となってから20年を数える。
ニューヨーク・オフ・ブロードウェイをはじめ、現在シカゴやラスベガス、ベルリンなど世界7都市でも公演中のこのショーは、世界中の高感度な人々から絶賛され続けている。初のアジア進出となった2007年12月からの東京公演では世界初の専用劇場を創設し、前例のないロングラン公演を実施。

そしてついに2012年3月31日に千秋楽を迎え、4年間のロングラン公演に幕を閉じる。

ブルーマングループ公式サイト

Profile

ブレット・ギレン(Brett Gillen)

アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれ、サンフランシスコ近郊で育つ。バーモント大学にて仏文学/演劇を専攻した後、俳優を志してニューヨークに移る。
ニューヨーク在住中、近所のアスタープレイス劇場で上演中の『ブルーマングループ』に興味を持ち、オーディションに参加。
2000年、ブルーマンのトレーニングのためラスベガスに移り、3ヶ月間訓練をうける。その後ニューヨーク公演に出演。東京公演には2007年12月の開幕時から出演している。

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