OKStars インタビュー

Vol.155 俳優

岩永洋昭

OKStars Vol.155には俳優の岩永洋昭さんが登場!アニメ声優初挑戦・初主役となった人気漫画原作の『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』についてお伺いしました。

『ベルセルク』という作品、岩永さんはどのような印象や感想をお持ちですか?

10年くらい前に読んでいた時期があって、その後は続けては見ていなかったけれども、存在自体はずっと知っていたし、面白いなと思っていました。

ガッツ役はオーディションで一言で決まったそうですが、決まった時はどう感じましたか?

窪岡監督らが『仮面ライダーオーズ』での僕の声を聞いて「あ、ガッツみたいだ」と思ったそうで、それでスタジオで声を聞かせて欲しいというお話をいただいたのがきっかけです。でも最初、声の主演と言われていたのに、僕は実写だと思っていて、髪は似てなくもないけど、あんなガタイよくないよなぁとかあれこれ考えてしまいました。
オーディション合格の知らせをいただいた時はやはり嬉しかったです。大作ですし、主役自体が初めてでしたので、プレッシャーはありましたけど楽しみでした。

声で演じるガッツ役、気をつけたことは?

俳優としては自分の姿を見られて演じるので、表情やちょっとした仕草で演技ができますけど、声優は声の強さや抑揚だけなのでやる前は大丈夫なのかなとは思っていました。監督さんからはそのままで大丈夫と言われていたので、自分らしくそのまま演じました。ただ、タイミングとかは難しかったですね。これまでヒーローものでアフレコは経験していましたけど、そちらは撮った映像に合わせて声を入れるので、今回は絵ができていないうちに入れるので、慣れるまでは戸惑いましたね。

戦闘シーンなどでは息遣いもリアルでしたが、どんな風に演じられましたか。

絵に忠実にやっていくと、その場で自分でもぐっと体が動くことがあって、そういう時にどういう声や呼吸になるか考えてやりました。ヒーローもののアフレコは戦いの場面がほとんどなので、その時の経験が活かされていたのかなとも思います。監督さんから細かい微調整の指示はありましたけど、基本的には自分の考えで自然と演じました。

共演の方とはいかがだったでしょう。

実際にはほとんどひとりでの録音でした。他の方の声が入っている時もあれば無い場合もありましたけど、キャスカ役の行成とあさんとは何度かご一緒しました。グリフィス役の櫻井孝宏さんとご一緒したのはここまでは一度だけでした。でもその1回は僕にとって思い入れのあるシーンで、今回ではなく次の章の重要なシーンでしたけど、そこはガッツ、グリフィス、キャスカの3人が揃って、お互いの声を受けての台詞をやった方がより良いものになるんじゃないかということで、3人でやりました。
今回やらせていただいて、声だけでもこれだけ表現の幅が広がるんだということを発見できて勉強にもなりました。

一番気に入っているシーンや、思い入れのあるシーンは?

これも実はこの次の章なんですけど、100人くらいの敵と戦うシーンが出てくるんですが、そこの収録をした時です。ものすごい勢いでの戦いの場面なので入れ終わった時には酸欠状態になるくらいでした。でも、一度録り終えてカットがかかった後、監督さんたちがブースでどうするか悩んでいるんですよ。僕はふらふらだったからこれでOKになってくれって内心思ったんですけど、せっかくの大作だし主役をやらせていただいている以上、中途半端なのは良くないと思っていたので、「もう1回いいですか?」って僕から言ったら「じゃあ行こう!」って。それで録った2回目の方が自分自身良かったし、OKが出るのも早かったです。ここは僕自身が満身創痍と言ってもいいくらいのシーンなので楽しみにしていてください。

『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』、見どころは?

一人で生きてきたガッツがグリフィスと出会い、無理矢理にですけど鷹の団に加わって、初めて自分以外の誰かのために戦うことを覚え、だけど最後の方では自分が生命を預けていたグリフィスから自分が思っていたことと違うことを言われて迷いが出てくる。でも、グリフィスの発言がただ悪いわけでもなく、汚いところも隠さず、自分の目指すものを追い求められるグリフィスもまたすごいことなので、それに対するガッツの心の葛藤もまた『ベルセルク』の面白さだと思います。全く違う二人が一度は仲良くなり、絆が深まるにつれて離れていく、破滅への道が始まっていくところも見どころのひとつだと思います。

岩永さんとガッツとの相違点は?

そもそも作品世界との時代背景も違うので、なり得ないなと思います。『ベルセルク』の世界は全てにおいて濃いと感じていました。「絆」がテーマのひとつになっていますけど、戦場で生きるか死ぬかの瀬戸際に皆がいる中で、仲間を信じるしかないので、誰かのために生命を投げうってもいい、逆に生命をかけて守られる、その繰り返しなので絆は相当なものだと思いますね。現代ではそういう絆を深められる場面自体が、スポーツとか限られてくるので、むしろ羨ましいです。なので漫画だからという話とは別次元で自分とは重ねて見られないです。ただ、もっと強くならないといけないとは思いますので、その点はガッツと似てますね。

黄金時代篇は2012年中に3部作公開ということで、壮大な物語が描かれていくと思いますが、岩永さんが「ベルセルク」の今後に期待していることは?

それはもう街中みんながベヘリットのお守りを下げて(笑)、ひとりでも多くの人に観ていただいてその良さを広めていただけたらいいなと思いますね。ただやっぱり戦場のシーンも多いし小さなお子さんにさあ観ようって言えないところもありますが、だからこそより多くの人に知っていただきたいですね。原作を知らない人が観てそこからハマっていただけたら素晴らしいと思います。

今後やってみたいことは?

今回やってみて、また声優の仕事にもいろいろ挑戦してみたいと思いました。ガッツ役をやらせていただいてから、ここ数年は観ていなかったアニメを観るようになって、どういう風に声の演技をしているんだろうって考えながら観ているので、この先も機会があれば声の仕事もやりたいです。もちろん俳優としてもやっていきたいのと、やはり映画っていいなと思いました。もともと映画が好きで役者になったので、今回の経験を踏まえて、もっと映画に出たいと思います。

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Information

『ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵』
2012年2月4日(土)全国ロードショー

己の剣だけを信じてきた。友も家族も帰る故郷もない。孤独な剣士ガッツは、百年戦争に揺れる地を傭兵として渡り歩いていた。そんな彼に目をつけたのが、傭兵集団“鷹の団”を率いるグリフィス。美しい姿からは想像もつかない統率力を持ち、大いなる野望を秘めたグリフィスは、自らの夢を叶えるためにガッツを決闘で制し、鷹の団に引き入れる。数々の激戦をともにくぐり抜けるうちに、信頼で結ばれていく仲間たち。なかでもグリフィスとガッツの絆は、今や特別なものになっていた。やがて鷹の団はミッドランド王国の正規軍にのし上がるが、それはグリフィスの目指す頂点のはじめの一歩に過ぎなかった。一方ガッツは、グリフィスの「夢」に取り込まれ剣を振り回すだけの人生に疑問を抱き始める。だが、ガッツはまだ知らない。果てなき夢が二人に与えた、恐るべき宿命を…。

ガッツ:岩永洋昭
グリフィス:櫻井孝宏
キャスカ:行成とあ
梶 裕貴 寿美菜子 藤原貴弘 松本ヨシロウ 矢尾一樹 豊崎愛生 小山力也 三宅健太

原作:三浦建太郎(スタジオ我画)/白泉社刊
監督:窪岡俊之

アニメーション制作:STUDIO4℃
配給:ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:http://www.berserkfilm.com/
新人広報官 クララ・ド・ポラス(Twitterアカウント):https://twitter.com/clara_de_porras

(C)三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/BERSERK FILM PARTNERS

Profile

岩永洋昭

1979年11月23日生まれ、長崎県出身。
俳優・モデルとしてTV、映画、舞台で活躍中。代表作として「トミカヒーロー レスキューフォース」(09)、「仮面ライダーオーズ」(10)、「花嫁のれん2」(11)など。

岩永洋昭オフィシャルブログ

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