OKStars インタビュー

Vol.157 来日会見 俳優

ジュード・ロウ

OKStars Vol.157は特別企画!『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』にワトソン医師役で出演するジュード・ロウの来日記者会見の模様をお送りします!

日本のファンに挨拶をお願いします。

皆さん本日はお越しいただきありがとうございます。この美しい国の美しい東京にまた戻って来れて嬉しく思います。新作を引っさげてきましたので、ぜひ楽しんでいただければと思います。

「シャーロック・ホームズ」にはこれまでにも様々なシリーズがありましたが、その中での新しさをどのように出そうとしましたか?

そのことについては僕ら全員が考えていました。とくにワトソンについては、ナイジェル・ブルースが演じたような人気シリーズをはじめ、原作とは異なったワトソンのイメージが出来上がっていったと思うんです。今回は原作に立ち戻って、そこに僕の解釈を加えました。伝統はもちろん大事にしながら、僕は勇気と大胆さで自分の解釈、新鮮さを加えることを大事にしました。ワトソンというと、年齢も高く、のろまで愚か者なイメージがあるけれども、原作を見ればそういった固定概念は覆えされます。実際、軍隊で活躍した経験もあるし、アクションにも結構関わる人物として描かれています。

ジュードさんのワトソンはこれまでで最も格好いいワトソンですが、どのようなところを自分では意識しましたか。

ワトソンは愚か者ではなくて、観客と同じ立場にしないといけないと思いました。ワトソンが愚かだからホームズがより引き立つかと言えば、そうでもないですよね。観客は賢いですから、ワトソンもそうあるべきだし、そもそもホームズは愚か者を頼ったり一緒に冒険なんかしないはずなので、やはり対等な人物を選ぶと思います。ワトソンは肉体的にも動ける人物と解釈しているので、ホームズと一緒になって戦うし、元々軍にいて勲章をもらうような有能な人物で、さらにラグビーの選手だったという経歴もある。原作にせっかくそのようにあるのだから、太った動けない愚か者のように描くのはもったいないと思いました。

前作から、さらに迫力が増したアクション・シーンについて印象的なところは?

すごく気に入っているのは森の中の追跡シーン。実際にはかなり走るのが大変だったけど、撮影時は最終的にどういう映像になるのかが分からなかったので、演じながらどうなるのか楽しみでした。もうひとつ楽しかったのは、ユーモアたっぷりな列車のシーンですね。アクション・シーンはたくさんありましたが今回の撮影では誰も怪我しなかった。1作目で十分に懲りましたからね(笑)。

ロバート・ダウニー・Jr.さんとの仕事の感想と、ホームズの女装姿についてのご感想を(笑)。

僕はすぐに彼だと分かりましたよ(笑)。
前作で初めてロバートと会った時からすごく気が合ったし、撮影を通してさらに仲良くなっていきました。なので今回は、前作の撮影が終わった直後のように始められました。前作では時間の制約などで試すことができなかったアイディアを一緒にできました。僕とロバートの仲は、ワトソンとホームズの関係のように、忠誠心や、頼もしさ、そして少々複雑な友情なんです(笑)。

ロバート・ダウニー・Jr.さんとは、現場ではどのようなやり方で進めたのでしょう?アドリブが多いのですか、それともきちんと決めこむのですか?

1作目では独特のプロセスを僕らは生み出しました。一瞬の稲妻をボトルに封じ込めるような、そういう瞬間を大切にする方法でした。
今回はその日のシーンの台本を頭に入れた上で、ガイたちが集めたコナン・ドイルの原作の名セリフや会話などを抜粋したバイブルがあって、それをまず見ました。そういうものを元に、ひとつひとつのシーンを作り上げていくんです。かなり遊びの要素があるし、ロバートもそういうのが大好きなので、その時点で台本を捨てていろいろ試しました。最終的には台本に緩く基づきつつも、原作にあったような台詞も入れて、僕やロバート、ガイが出したいろいろな、それこそ僕ら自身が笑ってしまうようなクレイジーなアイディアを加えて、うまく組み立てて行ってそれを撮影しました。

ワトソンやホームズの衣装はひじょうに格好良いですが、その姿でのアクションも多かったと思います。衣装についてのお話をお聞かせください。

僕の衣装は伝統的に見えることも考えてハリスツイードで作られた3ピースです。普段からそう多くは着てはいないけれどもすっかりツイードが好きになりました。伸縮性があるから、着れば着るほど自分の体にぴったりと合ってくるし、防水で温かい。暑ければ1枚脱げばいいので、周りのみんなが僕の衣裳を羨んでいました。上着を脱いでもスマートで格好良く見えますので。唯一、首のカラーの位置が高いのは少し大変でした。
それと、ワトソンの特徴は口ひげと帽子です。とくに帽子は戦いのシーンや走るシーンが多いので、常に帽子はどこだ?って気にしていました。落としてもいいのか、かぶったままがいいのか、落としたならどう取り戻すのか、帽子のことについてはかなりの執着心をもって演じていました。

衣装の選び方はどのようにされているのですか?

衣装デザイナーと監督と俳優の3人のコラボレーションです。もちろん今回は時代物なので、その時代にふさわしいものを選ばなければなりません。俳優は自分の考えを強く持っているので、全く違う場合には自分の気にいるようにしたいという思いももちろんありますが、同じように衣装が決まればそのキャラクターになる、とも言えます。今回僕はワトソンになりきれました。とくに帽子が決まった時にそう感じました。

前作に引き続きガイ・リッチー監督でしたが、新しい発見はありましたか?

ガイは常に頼れる存在でした。リラックスしているし、現場ではいつも楽しんで僕らとコラボレーションする考えの持ち主でした。
新しい発見は、前作を経験したこともあり、彼も自信を持っていたし、彼のリーダーシップについていく気持ちが前作よりも高まっていました。森を走るシーンでは、ガイの頭の中には映像のイメージがあって、説明もしてくれたけど、僕らはどうなるのか分からないところもありました。だけど彼を信じて言われたとおりに走ってジャンプして、出来上がったものを観たら、みんなぶっとんだよ。想像以上に素晴らしかったけど、ガイははじめからそれが分かっていたのがすごいところですね。

いま注目を集めているノオミ・ラパスがヒロインですが、彼女の印象やエピソードは?

今回、重要な役割を果たしている新しいキャストが何人か加わりました。スティーヴン・フライ、ジャレッド・ハリス、ポール・アンダーソンそしてノオミ・ラパスらが新しいメンバーです。ノオミは大変な役だったと思います。何せすでにチームとして出来上がっている僕とロバートの2人組の間に加わるわけだから。でも彼女は撮影中ずっとシムであり続けたのは素晴らしかった。ノオミは勇気もあるし、自信も持っていた。そしてタフ。面白かったのは、すごくキャラクターに忠実でいようと考えるので、とくにナイフの使い方にはこだわっていて、ここで使っていい?ここでナイフで相手を殺していい?これ以上殺さなくていいからって(笑)そんなやり取りがありました。ノオミはリドリー・スコット監督の『プロメテウス』の主演が決まって、むしろ僕らの影が薄くなってしまいましたね(笑)

スティーヴン・フライとは『オスカー・ワイルド』以来の共演だと思いますが、スティーヴン・フライは相当なホームズ・マニアとも言われていますが、現場ではいかがだったでしょうか?アドバイスなどはありましたか?

アドバイスというよりはいろいろなサポートをしてくれました。彼はとにかくシャーロック・ホームズのマニアで、シャーロック・ホームズ協会の最年少会員だったそうです。彼は僕らがやっていることを気に入ってくれて、原作に立ち戻っての台詞の引用など、小さなこだわりに対して一緒にやってくれました。

“第3弾”についてのお話も出ていることについてのコメントと、ロバート・ダウニー・Jr.さんにお子さんが生まれたとのことで、なにかやり取りされましたか?

え、もう生まれた!?君のところには電話があったのに僕にはなかった!これで友情も終わりだよ(会場爆笑)。でも良いニュースだよ、メールしてみようかな(笑)。
3作目に関しては、この『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』をみんなが観てくれて、さらにもっと観たいと思ってくれたら、この作品に関わっているみんなが次の作品を作りたい気持ちなのでぜひやりたいです。毎回成長していく作品にしていきたいし、原作から題材も豊富にあってスケール感もあるので、このスタッフ、キャストが大好きなのでその時はぜひ参加したいです。

みなさんに質問!

あなたにとって印象深い、古今東西、フィクション、ノンフィクション問わず、
この人とこの人は好敵手(ライバル)というのは誰でしょうか?

Information

『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』
2012年3月10日(土)より、丸の内ルーブルほか全国ロードショー!

シャーロック・ホームズは、常にスマートな存在であった。しかし犯罪の首謀者であるモリアーティ教授が新たな脅威として立ちはだかる。モリアーティはホームズと同等の知能を持ち合わせているだけでなく、彼の持つ邪悪な心により、その世界一有名な名高い探偵を凌ぐ可能性をも秘めていた。
インド綿の大物が立場を追われたスキャンダル、中国の阿片商人の明らかな過剰摂取による死、ストラスブールとウィーンでの爆破事件、そしてアメリカの鉄鋼界の大物の死。世界中で起きた一見関係がないと思われたニュースの数々について、それらを繋ぐ糸を見出すものはいなかった。ただ一人、シャーロック・ホームズを除いて。ホームズは、死と破壊に張り巡らされた計画的な網を見出し、その中心にいる非常に不吉なクモ、モリアーティに気がつく。
ホームズの、モリアーティ教授が作り上げたストーリーへの調査は、彼とワトソンをロンドンからフランス、ドイツ、そしてスイスへと導くにつれ、さらに危険なものになっていく。しかし狡猾なモリアーティは常に一歩先をいき、彼の壮大な計画の完遂に、危険なほど迫っていた。その計画の成功は、彼に莫大な富と権力をもたらすだけではなく、歴史をも変えてしまうであろうものであった。

出演:ロバート・ダウニー・Jr.、ジュード・ロウ
監督:ガイ・リッチー

公式サイト

ワーナー・ブラザース映画
(C) 2011 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

Profile

ジュード・ロウ

1972年12月29日生まれ、イギリス・ロンドン出身。
幅広いジャンルの映画・舞台作品に出演し、多くの賞受賞経験をもち、世界的に称賛を集める俳優である。
12歳のとき、ナショナル・ユース・シアターの舞台に立ち、キャリアを築き始める。最初に批評家たちから大きな注目を浴びたのは1997年の『オスカー・ワイルド』でオスカー・ワイルドの恋人、アルフレッド・ダグラス卿役を演じ、イブニング・スタンダード英国映画賞を受賞。『リプリー』(99)では、米アカデミー賞およびゴールデングローブ賞にノミネートされ、英アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した。2007年、映画への貢献が認められ、フランス映画芸術技術アカデミーよりセザール賞名誉賞が贈られ、さらにフランス政府より芸術における功績が評価され、芸術文化勲章を受章した。

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