OKStars インタビュー

Vol.175 来日記者会見

ティム・バートン/
ジョニー・デップ

OKStars Vol.175は特別編!2012年5月19日公開の映画『ダーク・シャドウ』に合わせて来日したティム・バートン監督と主演ジョニー・デップさんの来日記者会見の模様をお送りします!

進行:襟川クロさん

ではまずご挨拶をいただきましょう。

ティム・バートン : みなさんお集まりいただきありがとうございます。また日本に戻ることができて嬉しく思います。僕たちも『ダーク・シャドウ』を日本で公開できることにとても興奮しています。ぜひお楽しみください。

ジョニー・デップ : また日本に戻って来られてとても嬉しいです。いつも日本に戻ることは僕らにとってエキサイティングなことだし、日本のみなさんの温かい応援と歓迎ぶりにはいつも驚かされるし嬉しいです。そして1年前の悲劇があった後で、こうして日本に戻れたことで、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。また被災地の方々へのサポートもしたいと思います。

おふたりのコラボレーションは8回目ですが、そのたびに進化していると思います。それは何故だと思いますか。また、おふたりの意見が合わなかったことはありますか。

ティム・バートン : 僕らはコラボレーションした回数は気にしていないけど、毎回ジョニーが異なるキャラクターを作り上げてきてくれるので、8人の別の人と仕事をしているような感覚です。ジョニーとは『シザーハンズ』からの関係で今まで特に対立することなく過ごしてきました。それは物事に対して似た様なアプローチの仕方をする二人だからだと思います。ジョニーがメモを書き込んだ台本を持って僕のところに来ると、自分が考えていたこととだいたい同じような感じになっていることが何度もあったので、二人の接点は近いんじゃないかと思います。でも、とにかくジョニーはキャラクターごとに全く違ったことをやってくれます。

ジョニー・デップ : 僕は初めてティム・バートンと会った時からつながりを感じていました。『シザーハンズ』で役をもらえたのはティムがスタジオと戦ってくれたから。僕がやりたかった役だし、僕のその後の仕事を決めてくれたのもこの役だったので、そういう意味でも彼には感謝しています。また、一度も作品について対立したことはありません。多分そういう争いごとは一度もなかったと思います。ティムはフィルムメーカーとして本当に素晴らしいし、フィルムメーカーという範疇を超えて、作家性のある真の意味で希少で価値のある映像作家だと思います。独創的な世界を持っているし、側で見ていても、どんどん映画の幅を広げて、世界観を広げてきたので、それを見てこられたことが僕にとっても幸せなことです。

『ダーク・シャドウ』はジョニー・デップさんにとって思い入れのある作品ということですが、200年ぶりに蘇るヴァンパイアのバーナバス・コリンズ役をどんな風に演じようと思いましたか?

ジョニー・デップ : 『ダーク・シャドウ』はTVシリーズがアメリカで60年代後半に放送されて、ティムと僕は大ファンでした。特に僕はこのバーナバス・コリンズというキャラクターに執着していました。彼はなりたくなかったのにヴァンパイアにさせられたので、映画化にあたってはそれと同じ雰囲気を持ち込みたいと思いました。バーナバス・コリンズは、まるで陸に上がった魚のような雰囲気のキャラクターなんです。また18世紀後半のエレガントな時代から、ヴァンパイアに変えられて、1972年に蘇ります。この1972年はいろんな意味で最も奇妙な時代だと思います。映画でも音楽でも芸術でもファッションでも変なものが流行していた時代だと思うんです。ティムと僕は当時は普通とされていたものがひじょうにバカげていると感じていました。たとえばプラスチックのブーツとかマクラメで編んだものとか。そういう異常なものを映画の中に持ち込んだところも面白かったです。

200年ぶりに蘇ったバーナバス・コリンズの時代についていけないズレが面白いと思いますが、おふたりが最近ついていけないと思ったことは?

ティム・バートン : Everything!(会場笑)デジタルのような技術には疎いので僕は自分の携帯電話の番号も思い出せないことがあるし、うちの3歳の子供の方がよく知っていると思います。

ジョニー・デップ : ここのところ忙しく仕事をして立て続けに映画にも出演しているので、朝目が覚めた時に今僕はどのキャラクターを演じているんだっけ?と分からなくなることがあります。他の作品の現場で他のキャラクターの声を出してしまいそうになったこととかも。

バーナバスは200年振りに蘇りましたが、おふたりは今の姿のまま何年後に蘇りたいですか?またそこで何をしたいですか?できれば今のままでいいというのは無しでお願いします。

ティム・バートン : 大丈夫、僕は今の時代がいいとは思っていないから。車がガソリンを使わなくてもいい時代だとか、想像がつかないけど、選んでくれればその時代で大丈夫です。

ジョニー・デップ : 月面に愛の巣みたいなのは作りたくないの?(笑)

ティム・バートン : 人が住める時代になったらそれもいいね。

ジョニー・デップ : 僕はその質問だったら過去に遡りたかったけど、未来という事なら「宇宙家族ジェットソン」の時代かな。あの時代に行って僕も「宇宙家族ジェットソン」に出演したいです。

ジョニー・デップさん、ヴァンパイア役のご家族の反応は?

ジョニー・デップ : 子どもが10歳と13歳なので、彼らにとってはオレンジ色のかつらにスカートをはいているキャラクターよりはヴァンパイアの方がずっと格好いいと言ってくれて、バーナバスを面白いキャラクターだと気に入ってくれました。撮影現場でも子供たちとはずっと一緒でした。

今回、白塗りのメイクで挑まれましたが、魔女役のエヴァ・グリーンさんも白塗りメイクで、そのあたりでの撮影中のご苦労などお聞かせください。

ジョニー・デップ : メイクについてはドーランを使う古い手法でメイクしました。古いフランケンシュタインの映画で使われているものと一緒です。現場ではいろんな問題が起きました。僕とエヴァ・グリーンが演じるラブシーンがありますけど、例えばキスするとマクドナルドのキャラクターのドナルドみたいになってしまうんです。テイクとテイクの間に白くなってしまった所を拭き取る作業が毎回発生してしまったけれども、ティムの言葉を借りれば、できるだけ昔風のモンスターのようにしたいということで、ああいうメイクになりました。

ティム・バートン監督にご質問です。監督自身ヴァンパイアものは幾つか関わっていたり、他のフィルムメーカーでもヴァンパイアものの製作が進んでいる、この状況について一言お願いします。

ティム・バートン : 確かに物事にはトレンドが常にありますが、いろんな角度からの見方ができますね。今回の『ダーク・シャドウ』には子どもの頃から愛着がありましたが、コンセプトとしては、ヴァンパイアでは居たくないヴァンパイア、ということです。今までの古典的なものとは異なった視点からの発想でした。

今回は3Dを導入しなかった理由は?

ティム・バートン : 『アリス・イン・ワンダーランド』では3Dに取り組ませていただきましたけど、3Dであるかどうかの選択肢があるべきだと思います。今回は70年代が舞台だから3Dではない、ということではなく、70年代のノリや雰囲気を伝えたいことがあり、70年代初期の鮮やかな色調を表現したいと考えた結果、2Dにしました。3Dではどうしても色調が暗くなってしまうため、とくに暗めの場面の色がきちんと出せないため、70年代のノリや雰囲気を重視してそのような決断をしました。赤い色が映えていると思います。“70s' always”(笑)

ジョニー・デップさんは撮影中の合間を縫っての来日ということですが、今回の来日ありがとうございます。日本の好きなところをお聞かせください。

ジョニー・デップ : ティムも同じだと思いますが、日本が大好きです。温かく歓迎してくれるし、人々の優しさが僕らにとっても重要です。また、日本の歴史や文化にも興味があります。日本については文献で読んでいますのでもっと様々ところにも行ってみたいと思っています。まず京都、それから日本の田舎の方にも行ってみたいです。地球上で一番好きな場所のひとつなので、いつ来ても幸せな気分になります。

前日のジャパン・プレミアでもファンをとても大事にされている様子がうかがえましたが、その理由などを。

ティム・バートン : そのためにみなさんが強風の中、並んで待っていてくれたので、僕らにとって皆さんの応援があってこそなので、皆さんのその優しさや気持ちにはできるだけ応えたいと思いました。

ジョニー・デップ : ティムが言った通りで、僕らが仕事ができるのはファンあってのこと。みなさんの歓迎ぶりは心に響きます。ずっと外で待っていてくれたのだから、せめて僕らにできるお返しはサインをしたりすることだけです。

『シザーハンズ』のエドワードに多くの女の子が恋しました。そして彼女たちは結婚して子供ができ、その子供たちと一緒にジャック・スパロウを応援しています。今日(※記者会見が行われた5月11日)が日本では「母の日」ということで、ぜひバーナバスとして母親になった彼女たちにメッセージをお願いします。

ジョニー・デップ : 僕は長年の間にいろんなキャラクターを演じてきました。とくにティムと組んだ時は奇妙な役も演じてきました。だけど、みなさんがそのキャラクターを受け入れてくださったので感謝の気持ちでいっぱいです。スタジオやティムや僕だけで映画が作れたわけではありません。みなさんが映画館に足を運んで映画を観てくれているからです。僕らはすごく感謝しているし、そのことは決して忘れません。ですので、みなさんにはありがとうという気持ちと“Happy Mother's day”という気持ちをお贈りします。そしてこれからもみなさんをがっかりさせずにやっていきたいと思います。

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『ダーク・シャドウ』は1972年を舞台とした物語ですが、
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Information

『ダーク・シャドウ』
2012年5月19日(土)ロードショー

時は1972年。200年ぶりの眠りから目を覚まし、ヴァンパイアとして子孫の前に現れたバーナバス・コリンズ。かつて壮大で華々しかった彼の土地はすっかり朽ち果て、繁栄を誇った名家にもかかわらず、今は見る影もなく没落してしまった子孫と出会う。そして、亡き父親の「唯一の財産は家族だ。」の言葉を胸に、バーナバスは一家の復興を心に誓う。しかし、200年の間に世の中はすっかり様変わり。バーナバスは何をやってもズレまくり、何を言ってもスレ違う。そのおかしな言動のせいでコリンズ家に巻き起こる珍騒動。それでも、彼の家族愛は止まらない!果たして家族思いのヴァンパイアは、魔女の手から家族を守り、没落した一族の繁栄を取り戻せるのか?

配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、エヴァ・グリーン、ミシェル・ファイ ファー、ヘレナ・ボナム=カーター、ジョニー・リー・ミラー、 クロエ・モレッツ、ガリバー・マクグラス、ジャッキー・アール・ ヘイリー、ビクトリア・ウィンター

公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/darkshadows/

(c)2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

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