OKStars インタビュー

Vol.183 俳優

平野良

OKStars Vol.183は俳優の平野良さんが登場!坂口安吾原作の主演舞台『桜の森の満開の下』のお話を中心に伺いました!

『桜の森の満開の下』、この原作にはどのように感じましたか?

読書は好きなので文学的な小説も読みますが、僕が生まれる前の純文学のようなものはそこまで読まないので、今回読んでみて、芸術的な作品だし、解釈の仕方もいろいろあるんだろうなと思いました。今回は「孤独」というテーマで演じさせていただきますけど、孤独というテーマの中にも様々あるんだろうなと思います。

本作主役・山賊の男を演じることへの意気込みをお聞かせください。

小説を読む前にイメージしていた山賊はもっと荒々しいのかなと思っていましたけど、実際にはそういうキャラクターではなかったので、どういう風に演じていくのかは自分の中のテーマになってくるのかなと思います。
主演作としては10作以上になりますが、今までは軸として作品のことも考えようと思ってやってきましたけど、この作品に関しては例えば歌やダンスがあるような目に見えるエンターテインメント作品とは異なるので、演出家にお任せして、僕自身は役に対して誠実に真摯に取り組むだけでいいのかな、と今時点では思っています。

美女が青年に置き換えられる、という部分をはじめ、今回の舞台に期待されているところは?

女性だったからこそ生まれてきたものもあるだろうし、それを男性に置き換えたことで新しく生まれるものだとか、輪郭が際立つことがあるだろうし、これは僕自身、楽しみとしか言いようがないですね。

>今回はあまり時代感も出さないそうですね。

この時代はこうだからという印象を持たないようにという意図もあるのかなと思います。

>桜に対しては何か感じるものはありますか?

お花見とかは最近はしてませんけど、それこそ電車に乗っていて外に桜が見えた時とかでもドキッとすることはあります。それと小中高と桜の木が多い学校だったのでその頃のことは思い出しますね。とはいうものの、とくに甘酸っぱい思い出でもなんでもないんですけど(笑)。

>桜の捉え方も時代によって異なるかもしれませんね。

そうですね、原作だと怖いという感覚が書かれていますけど。時代によって世界観、価値観は変わるものなので、その中で変わらないものや共感できるものは浮きだつのかなと思います。

共演の方々についてはいかがでしょうか。

演出、脚本、キャストみなさん初めてなんです。標永久くん…名前の読み方が難しいですけど(笑)、彼とは撮影の時に会いましたが、美しい青年でした(笑)。
演出の北澤さんも不思議なオーラを感じさせる方ですね。

アクティングエリアが面白い作りになっているようですが、そのあたりはいかがでしょうか。

桟敷席もあって、そういったところも面白い感じになると思います。

見どころなどお聞かせください。

やはりこの作品の世界観ですね。会場の作りもそうですし、原作もそうですし、世界観を楽しんでもらいたいです。

本作にかぎらず、役作りはどのようにしていますか。

考えたりと言うよりは、台本を読むだけで降りてきます。計算ずくで人の心理はこうだから、みたいな考え方はしないので、読んで理解するだけですね。

>ちなみに台本を読む時はどうしていますか?

台本は普段から家とかそれこそ電車の中でも読みますね。
『桜の森の満開の下』の台本はまだできあがってないんですけど、原作はもう読んでいるので、ちょっと遠出した時にも、なるべく作品に近いような景色を見たり、心を作品にリンクできるところにセットしておくようにいつもしていますね。変に役を作らないで、心をリンクしやすいところに持っていくだけです。

目指していること、やってみたいことなどは?

こういう俳優になりたい、というようなことはないので、できることを全部やっていきたいです。プライベートについてはアクティブなことをしたいですね。出かけたりしてもいける範囲が限られてますが、普通には経験できないようなことをすっとやってみたいです。

>役者として自分でここは得意だと思う部分は?

ある脚本家さんと演出家さんと話していて、台本を他の人よりも読み込んでいるよね、とは言われたことがありますけど、あまり自分としては実感が無いですね。そこはみんなオンリーワンですし。

>役者を始めるきっかけはどんなところにありましたか?

当時は歌やお笑いとか、エンターテインメントだったら何でも好きだったので、たまたま目についたのが俳優だったんです。でもやっていくうちに身につくものもあったし、気持ちも膨らんでいった感じですね。

>では舞台の面白さは?

ライブなところです。それと稽古ができることも強みですね。稽古をして、出演者、演出家、スタッフ全員の意見をぶつけて、このメンバーだからこうなりましたという、より良いものを見せられるのが舞台だと思います。直にライブだからプラスそこまでに練り上げられるから、より伝わるのかなと思います。

平野良さんの“モットー”をお聞かせください。

凝りを作らないことです。一つの見方しかできなくなるのが一番怖いので、素敵な風景を見ても一応はその裏にあるかもしれないことを考えたり、どんなにつらいものを観てもその逆のことを考えるようにしています。ひとつの考え方に縛られないようにして、いろんな考えを吸収していく方がいいなと思います。

では最後にこのインタビューを読んでいる方へのメッセージをお願いします。

純文学が原作ということで難しいのかなと感じてる方もいるかもしれませんけど、しっかり楽しめるものを作ろうと考えていますので、美しく儚い世界を観に来てくれたらと思います。

平野良さんが今気になっていることを“質問”してください。OKWaveユーザーが“回答”します。

これから夏ということで、みなさんは水着は毎年買い替えますか?
流行とかもあるので海などで他の人を見ると気になっています。
ちなみに僕は…毎年は買い替えません。

Information

『桜の森の満開の下』

昔、むかしのお話。
大きな桜の木がある山に住む山賊が、いつものように盗みを働いた。
美しい女だと思って盗んだのは、美しい顔をした青年だった。
青年は「人間の首」を使って遊びたい、という。
桜の森の満開の下は怖ろしい。

公演スケジュール
2012年7月13日(金)19:00開演
2012年7月14日(土)14:00開演、19:00開演
2012年7月15日(日)12:00開演、16:00開演
2012年7月16日(月)12:00開演

チケット料金:5,800円(税込)
一般発売:6月9日(土)

会場:表参道スパイラルホール

作:坂口安吾
脚本:ほさかよう
演出:北澤秀人
出演:平野良、標永久、小林健一、澤田育子、雪中梨世/樹里咲穂

http://le-himawari.co.jp/galleries/view/00132/00169
http://ameblo.jp/sakuratosanzoku/entry-11245037228.html

Profile

平野良

1984年5月20日生まれ、神奈川県出身、B型。
TVドラマや舞台などで俳優として活躍中。2012年は「ふしぎ遊戯」「SANTACLAUS.CON-GAME」など主演作も多数。

オフィシャルブログ「気分は良好

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