OKStars インタビュー

Vol.208 会見レビュー

舞台『悼む人』

OKStars Vol.208はパルコ劇場を皮切りに全国11カ所で公演される舞台『悼む人』の最終舞台稽古を前にした囲み取材の模様をお送りします!

『悼む人』坂築静人役に向井理さんを起用したのは?

堤幸彦 : 小説を読んで舞台をやりたいなと思った時、すぐに向井くんのことが浮かびました。

演じる坂築静人についていかがでしょう?

向井理 : とても難しい役柄です。確立しているキャラであるようでないので、僕自身迷いながら演じていますが、あえて答えを見つけずにやっていきたいですね。こういう中途半端な感じはなかなか味わえないですが、主役という意識も誰も思っていないと思いますので。

手塚とおる : (笑)そんなことないですよ!(会場笑)

8年ぶりの本格的な舞台出演ということですが、向井さんとの共演いかがですか?

小西真奈美 : 相手役が、と言うよりも自分のことで精一杯ですね…。8年ぶりということもそうですし、ずっと出ていますし、セリフもぶわーっとずっとしゃべっているので。女性の声も男性の声も演じないといけないので、日々いっぱいいっぱいです(苦笑)。

手塚さんは手応えいかがでしょう?

手塚とおる : 難しいですけど、稽古中は毎日ものすごく楽しく過ごしていますよ。公演が始まるのが楽しみです。

堤幸彦 : 彼の役は始まるといきなり出てきて、ひとりで何分も演じますからね。

真野さんはいかがでしょう?

真野恵里菜 : 私は子どもを身ごもる役ですが、経験がないので難しかったです。稽古では今まで以上に悩んでいたので毎日が早かったです。皆さん演技がすごくて私一人置いてかれているんじゃないかって焦りもありましたけど、皆さんの演技を見てすごく勉強にもなりました。公演が終わる頃には「顔つきが変わったね」と言われるくらいになりたいです。

手塚とおる : 素晴らしい発言ですね。(一同和んでました)

伊藤さんはいかがでしょうか。

伊藤蘭 : 私は病身でありながらも潔くて強いお母さんを演じさせていただいていますけど、堤さんがいろいろな要求をお出しになってくれましてね(笑)。

堤幸彦 : すみません(笑)

伊藤蘭 : 向井さんは情熱とピュアで純真な心を持った男性で、そんなお母さんの役をやらせていただいて良かったです。

向井理 : 伊藤さん、真野さん、僕の役柄は家族の設定ですけど、演技で絡まないのが残念です。どこかで共演したいですね。

日本全国を放浪する役柄というのはいかがでしょう?

向井理 : 原作を読んでもピンと来なかったので、結局この人は何だったんだろうという人を演じるのは難しいなと思います。ただ、公演が11箇所ということで、北海道から福岡まで本当に旅をしていけるので、その中で変わっていけたら面白いかなと思います。

TVドラマと違って、舞台は生ですが、プレッシャーはありますか?

向井理 : たとえば音楽のライヴでは音がずれてるところも楽しめるので、そういう生の部分を大切にしていければいいですね。あまり生だからといってプレッシャーに感じることはないですが、良い緊張感や新鮮な気持ちを持ち続けられればいいと思います。

地方公演もありますが楽しみにしていることはありますか?

向井理 : 食べ物とお酒です(笑)。地方公演自体がなかなか無いので今回楽しみです。公演を重ねてひとつになっていけると思います。

作品は死がテーマになっていますけど、あらためて思うところは?

向井理 : 普段歩いていても、ガードレールに手向けられている花を見ると、その人はどういう人だったんだろうと考えるようになりました。

理想の人生の終わり方はいかがでしょう?

向井理 : 小西さん、いかがですか?

小西真奈美 : え?私!?何でそんな難しいのを振るんですか!?

向井理 : (笑) 幸せだったと思える人生ならいいなと思いますね。自分に嘘はつきたくないですし、やりたいことをやれれば良いと思います。

手塚とおる : 向井くん、格好いい!

若松孝二監督の訃報についてコメントをお願いします。

堤幸彦 : 非常に尊敬していましたので残念です。日本の映画界にとって大事な方を失ったと思います。

>若松監督は原発問題など社会性の高いテーマの作品も考えていたそうですが。

堤幸彦 : 自分も年齢を重ねてきたので、社会的なことをいろいろ考えていきたい。先輩の死を無駄にはしたくないです。

では最後に『悼む人』見どころをお願いします。

向井理 : この『悼む人』には、哲学的な要素や難解さもありますが、「悼む」ということが何なのか、固定観念や、自分の置かれている環境でも違って見える、そういうところを見てもらえれば。

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みなさんの「理想の人生の終わり方」、少し重たいテーマですがぜひご回答ください。

Information

舞台『悼む人』

<作>天童荒太 <脚本>大森寿美男 <演出>堤幸彦
<出演>向井理、小西真奈美、手塚とおる、真野恵里菜、伊藤蘭
2012年10月19日(金)~10月28日(日)パルコ劇場を皮切りに全国11カ所を巡演

原作は2008年に天童荒太が7年の歳月を費やし書き上げた同名小説「悼む人」。全国を放浪し、死者を悼む旅を続ける主人公を巡り、その悼む旅に随伴する、かつて夫を殺した女、人間不信の雑誌記者、末期癌の母、子供を身ごもる妹らのドラマを描いたこの作品は、善と悪、生と死が交錯する至高の愛の物語として多くの人の魂を震わし、 2009年の第140回直木賞を受賞するなど大きな話題に。かねてより「悼む人」に熱いラブコールを贈っていた同じく天童荒太の著書「包帯クラブ」の映画化でも監督を務めた堤幸彦の演出で初舞台化。

http://www.parco-play.com/web/play/itamuhito/

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