vol.21 映画「フライング☆ラビッツ」 瀬々敬久監督
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ヒールもバッシュも履き潰せ!! 泣いて、笑って、ナイスシュート!!!
爽快・感動・燃焼系女子ムービーが誕生。
憧れのCA(キャビンアテンダント)になったはずなのに、バスケ部員になってしまった!! 鬼教官の訓練と、日々バスケの練習に身体も心もボロボロ。でも、負けない!
何でもできる、頑張る!バスケはど素人だけど、勉強も寝ちゃうけど、どれも諦めるのは出来ない!そんな欲張りでの主人公を石原さとみが好演。 彼女の何事にも負けないひたむきな姿は、女性版「スラムダンク」を連想させる。
試合に勝ち負けよりも、本当に大切なものとは・・・・・・。

『10QUESTION』第21回目に登場するのは、リアルなバスケシーンを見事にスクリーンに映し出し、観る者に笑いと涙と、生きる歓びを考えさせてくれる作品に仕上げた 「フライングラビッツ」の瀬々敬久監督。
撮影秘話や、出演者たちのエピソードなどを交え、映画と人生について語っていただきました。

実在する“JALラビッツ”を映画化しようと思ったきっかけはどの点だったのでしょうか?
vol.21 映画「フライング☆ラビッツ」 瀬々敬久監督

実際に何回か試合を見に行ったり、Wリーグに向けての夏合宿を帯広に見に行ったんですね。その時に本作で高田純二さんが演じている、韓国から呼び寄せたという監督にもお会いしたのですが、彼が仰っていたのが「君達はJALラビッツの選手であるまえに、社会人で、その前に女性だろ。」っていう台詞。ご覧になった方はピンとくるかと思いますが、劇中でもそのまま使わせてもらっていますが、すごく印象的でした。

普通スポーツに熱中している人って、スポ魂まっしぐらみたいなイメージなのに、いわゆる仕事を抱えている社会人であるし、その前に一人の女性である。と。
実際に監督は、厳しくて荒っぽい感じで体育会系な人なんですが、その人が、こういうことを言ったのが、とても興味深かったのを覚えています。

石原さとみさんが演じる主人公ですが、仕事も恋愛もバスケも全部やり遂げたい!と思う主人公にしよう。と思ったのはこの監督の一言から思いつきました。

スポーツものの映画を創られるのは初めてですが、どのようなことに気を
配りましたか?
リアルっぽくしようと思いました。
なるべく身体を使って、ボールが飛び交ってる感じをCGとか使わずに、身体と身体がぶつかる様を撮ることに注意を払いました。
仰られたとおり試合のシーンはとてもリアルです。
出演者の方々は相当な練習を積まれたのですか?

そうですね。実際にJALの監督にコーチいただいて練習していました。

▼とても“様”になっていたのですが・・・・・・。

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そうなんですよ。さらにびっくりするのは撮影中にどんどん上手くなっていったんですよ。

▼へーーー、みなさん結構バスケにハマったりしていました?

ハマりましたね。特に真木さんは、撮影前は全くの球技素人で僕たちも心配してたんですが、最後の撮影で実際に打ったシュートがゴールに入って、全員感動しました。

俳優さんにどのような演技指導を行いましたか?

特に難しいことは要求していません。等身大の女性像ですのでみなさんの“キャラ”がそのまま出て切てくれればと思っていました。

▼石原さとみさんを主演にしようと思ったのは?

この映画化を考えたときから、決めていました。
彼女は、若い世代の女優さんの中で非常にコメディエンヌの才能に長けている素晴らしい女優だからです。

▼はい、困った顔がとても可愛らしいですね。その辺りは監督からリクエストされたのでしょうか?

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いえいえ。お任せです。でも石原さんが演じたヒロインは幼い頃に母親を亡くしているという背景があるので、心に痛みがあり、傷つく心をもっていて、人の痛みがわかる主人公で存在してください。と撮影前に伝えました。

▼真木さんの起用は? 彼女もキャラクターにあっていましたね。

真木さんはご自分の声を低くして演じたそうです。彼女もヘンな顔とかしてくれるんですよね(笑)

本作の主人公像は、仕事も恋もバスケも成功させたいと、いわゆるちょっと欲張りな女性で、現代の女性っぽいなぁと思ったのですが監督はどう思われますか?
うーーん。まー今の世の中、男性だからとか女性だからとかは特に関係ないですよね。
このヒロインは、いろいろ手に入れたいと思って一生懸命ですけど、まー、負けることもありますし。世の中そう上手くはいかないですよ。 アハハ。
この映画で観客に伝えたかったものは何ですか?
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「生きる歓び」ですかね。
劇中、アンパンマンの歌がポイントとして出てきますけど、何のために生まれて、何のために生きるのか。と。

▼監督にとって「生きる歓び」は何ですか?

仕事ですね(笑)。ライフワークってよく言うじゃないですか。一生の仕事というか。
生活するための仕事ではなくて、社会に対して自分の存在を証明する意味みたいな。それが僕にとっては、映画を創ることです。

映画監督として、影響を受けた作品もしくは監督はありますか?
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高校生のとき、長谷川和彦監督、水谷豊さん主演の「青春の殺人者」という映画を観て
強い衝撃を覚えました。
水谷豊さん演じる青年が、理由もなく両親(母親役は、市原悦子さんですね)を殺害する、実話を基にした話なんですけど、ショックでした。
「フライングラビッツ」とは全く違うジャンルですけどね(笑)
映画を創ろうと思ったのは何故ですか?

僕たちの若い時代、自主映画を創り世にだすことが、若者がやるべきことみたいな風潮があって、それに乗っちゃったんですね(笑)。

生きていくうえでの、Motto(モットー)は何ですか?
vol.21 映画「フライング☆ラビッツ」 瀬々敬久監督

早寝早起きかな(笑)
オーラの泉的な回答お望みですか(笑)?

▼アハハ、どちらかというと。

僕はですね才能がないと思ってるんで、努力と誠実さですね。
こればっかり言ってますね。

最後に当インタビューを読んでくださった人に、メッセージをお願いします!

ちょうど今年はオリンピックでしたが、僕たちはオリンピックで活躍している選手をを見て、「僕らも明日から頑張ろう!」みたいに勇気づけられるじゃないですか? でも多分出場している彼らも、みんなが応援してくれているから私も頑張ろう!みたいに勇気を与えられているんじゃないかと思います。

単に試合に勝った、負けたとかではなく、僕たちの日常を一生懸命に生きている姿をみて励まされる映画にしたかったという思いがあります。
是非、ご覧になってください。


この映画の中でいうと、石原さとみさん演じる主人公は落ち込んだときに「アンパンマンの歌」や幼いときに培った合気道の標語みたいなのを思い出して励まされていますが、みなさんにとって、へこんだ時に勇気づけられる歌とか言葉は何ですか?
「フライング☆ラビッツ」


9月13日(土)より、全国ロードショー

CA(キャビンアテンダント)でありながら、バスケットボール選手としても活躍する女性たち。
実在する“JALラビッツ”をモデルに書いた「新世紀スチュワーデス物語 跳べ!ラビッツ」(文春文庫刊)のオリジナル映画が誕生!

夢と希望を抱いてCAとしてJALに入社した早瀬ゆかり。憧れの制服でハイヒールを鳴らしてキャリーバッグを引いて世界を駆け巡るはずが、ひょんなことから会社のバスケットボールチーム“ラビッツ”に入部することに。
気づけば、バッシュ&ジャージで汗を流す日々。おまけに肝心なCA研修ではバスケの練習から居眠りしては、鬼教官にこってり絞られる・・・・・・・・・。
さらに追い討ちをかけるように、ラブラブだった彼氏が実家に戻って遠恋状態。
キャーーー!なんで?? 全部一生懸命やればきっと全ては上手くいくよ!諦めない!!
暴走気味になりながら、仕事にもバスケにも真っ直ぐにぶつかるヒロインを石原さとみ。同僚に真木よう子、渡辺有菜が演じるほか、監督役に高田純次、マネージャー役を白石美帆など多彩なキャストが集結。
出演者たちがクランクイン前に練習を重ね、吹き替えナシで撮影された緊張感みなぎるクライマックスの試合シーンは必見!

本当に大事なことに一生懸命な彼女たちの姿に、観終わった後爽やかな感動に包まれ、勇気を与えてくれる、傑作青春ムービーに注目!

■出演:石原さとみ、真木よう子、渡辺有菜、白石美帆、高田純次、他 ■監督:瀬々敬久
■主題歌:ポルノグラフィティ「ギフト」(SME Records)
■配給:東映 (C)2008「フライング☆ラビッツ」製作委員会

瀬々敬久監督

1960年大分出身。
1985年自主制作映画「ギャングよ、向こうは晴れているか」で高い評価を得る。
1989年「課外授業 暴行」で監督デビューし、その後ピンク四天王と呼ばれた後、
1997年「KOKKURI こっくりさん」で一般劇場映画界に進出。
1998年「冷血の罠」、1999年「汚れた女」、2001年「RUSH!」、2003年「MOON CHILD」、2006年「ネコと金魚の恋物語」など様々なジャンルの映画を手がける。
2009年には大作映画「感染列島」が控えている。

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