OKStars インタビュー

Vol.220 アーティスト

PENICILLIN

OKStars Vol.220には結成20周年のPENICILLINが今年2回目の登場!メンバー・セレクションの『20th Anniversary Member Selection Best PHOENIX STAR』のお話を中心としたインタビューをお送りします!

メンバーベスト『20th Anniversary Member Selection Best PHOENIX STAR』、今回の選曲の狙いはどうだったのでしょう?

千聖 : まず、ファン・セレクションを1枚出して、次はメンバー・セレクションを1枚、という構想だったので、数ある楽曲の中から選曲するのは大変だったけど楽しかったよ。

O-JIRO : 選曲をしてみると、これからPENICILLINに触れてみようという方に対してだったり、ずっと応援してくれている方がメンバーの選ぶベストを聴いてみたいと思うような、PENICILLINらしい曲が中心でしたね。ライヴで自分たちの思惑よりも盛り上がった曲みたいなのとか、奇をてらったような楽曲を入れるような隙間も無かったし、これでもまだ入れたい曲をCDの収録時間の関係上、何曲か削らなければならないくらい曲の層が厚かったですね。でも、『DRAGON HEARTS』と『PHOENIX STAR』があればPENICILLINの代表的なところを楽しめる選曲になったと思います。

>初期の曲も最近の曲もバランスよく入ってますね。

HAKUEI : そこまで気を使わなくても時代がバラけてうまくセレクションできたと思います。どの時代からも色褪せること無くライヴでやっている曲があって、そういうのが中心に選ばれてます。実際には2枚組にできるくらいあるので、今回はファン・セレクション1枚とメンバー・セレクション1枚というコンセプトだったので、涙を飲んで入れなかった曲もあるから。何せ、メジャー・デビューシングルすら入ってないので、そういうメモリアル的な意味よりも、ライヴでやってる曲を優先しました。

今回も『DRAGON HEARTS』同様に“20th Ver”がありますが、レコーディングについてはいかがでしたか?

千聖 : ベスト盤となるといろんな時代の曲が入ってくるので、レコーディングの環境がまるで違うから、並べてみた時にそういうところが目立ってしまうんでね。それを良しとする考え方もあるけど、今回はそのデコボコ感よりも統一感の方が格好いいと思ったのと、ライヴで育った、ライヴで愛されている曲が多いので、その育ったところを録り直してみようという実験ぽい考えも一部にはありましたね。

O-JIRO : リミックスとかリアレンジというのではなくてリトラックというか、今の音でその時の音源を聴かせたいということですね。ライヴで育ってきたアレンジや、元々のイメージは崩したくなかったので、ライヴでみんなの耳に残っている楽曲の感じを今のPENICILLINで届けようという考えでやりました。ライヴでよく聴いてくれている人はここが変わったなという楽しみ方もできるけど、楽曲が持っているカラーを変えるところまではしてないですね。

>「99番目の夜」が20th Verで、次の「make love」はオリジナル音源ですけど、そういう意味では違和感なく入ってきました。 

HAKUEI : ちょうどその頃から今の音とのギャップがなくなり始めている時期で、「make love」とか「CRASH」はその当時の雰囲気を直す必要はないかなと思ったのと、そこまでライヴでグルーヴ感が変わったわけでもないのでそのままにしてます。

O-JIRO : スタジオの環境に馴染みだした時期なので、納得いっているものも曲によってはありますね。

HAKUEI : 録り直したものについては「99番目の夜」はスタジオの環境もあるけど、ボーカルの感触が今のライヴで歌っている感覚とは全く違うので、今の自分の感覚で録り直してみたいという自分の興味本位ですね。「fantasia」は「make love」と同じアルバムの曲ですけど、これも自分のボーカルの感覚が今と違うので。ライヴで表現が変わってきたものが基準かもしれませんね。

>やってみて新しい発見はありましたか?

千聖 : リベンジしたかった曲はそれぞれがそういう発見があったけど、元がいいから選ばれているので、当時もベストを尽くしているし、今のベストを尽くすこともできたと思う。自分たちがやってきた軌跡を見直して、ソングライティング的な部分の気付きもあったよ。

新曲「PHOENIX STAR」についてはいかがでしょう。

O-JIRO : 今回は激しい感じでアプローチしてみようということで、その時に上がってきた曲の中で自分たちのイメージに近かったのがこの曲です。ベスト盤のリリースがあると、今の自分たちを出せるところがなかなかないんですが、新曲は入れたかったし、20周年からその先に向かっていく、自分たちが好きなことをできていると確信できるいい曲になったと思います。

>新しい定番曲になりそうな感じがしてます。

O-JIRO : 激しくて切ないPENICILLINらしい曲ですね。

千聖 : オレが作った時にHAKUEIの歌声を想定して作ったから、うまくPENICILLINらしさが出せたんじゃないかと思いますね。

>歌詞についてはいかがでしょう?

HAKUEI : 曲を作るときは20周年というよりも今動いているところを見せたいというのもあるので、歌詞についても20年間ずっと応援してくれている人も最近知ってくれた人もいると思いますけど、節目を機にもっとファンの人との絆とか良い関係になりたいという思いもあって、パッと見は大人っぽい、ちょっと官能的な歌詞だけどそれだけではないところを感じてもらえたらいいかな。ベスト盤への収録ということで、歌詞の中にこれまでの曲のタイトルを入れ込むような遊び心もありましたね。

今回、GISHOさんが参加されていますが。

HAKUEI : 「God of grind」と「螺旋階段」と新曲「PHOENIX STAR」に参加してます。新曲はせっかくのメモリアル的な曲なので参加してもらいたいなというのと、あとは彼も何度もステージで演奏している曲なので。

千聖 : 楽曲提供なんかはあったけど、ちゃんとしたレコーディングへの参加は『BLUE HEAVEN』以来だね。

>1曲目が「太陽」から始まっているので面白いなと思いました。

HAKUEI : 3人になって、僕らにとって大きなハードルを乗り越えて作った曲だし、きっとその時の強い思いが宿っている気がして、曲調もPENICILLINらしくて好きなので、これは1曲目にふさわしいかなと持って来ました。

初回盤のDVDにはNHK「POP-JAM」の出演映像が入っていますが、あらためて観た感想は?

千聖 : 頻繁に出させてもらってた時期のものですけど、こういう機会がないと集められる機会もないので自分でも楽しかったですし、面白がられるアイテムの1つかなと思いますね。

「PENICILLIN 20th Anniversary TOUR 2013 PHOENIX STAR」についてはいかがでしょう。

千聖 : ツアーは今回の曲を中心にやってくことになるね。こんなオールスターのような曲が揃っているツアーをやることはないので楽しみだね。

HAKUEI : 夏に「DORAGON HEARTS」ツアーの時に思ったんですけど、ベスト盤ツアーって楽しいんですよ(笑)。新譜を出してのツアーは、「こんな曲作ったけどライヴだとどうなるんだろう」という初めてのことに対するワクワク感や緊張感があるけど、だいたい毎回のツアーはその感覚なので、前回や今回のように未知なるものがなく、いかにステージを楽しむかさえ考えればいいツアーというのもたまにはいいなと思いました。区切りのいい、それこそ10年に1回くらいだと思うので、そういうレアなツアーを皆さんも心して楽しんでほしいですね。

>そういえば、前回出ていただいたインタビューや、「DRAGON HEARTS」ツアーのMCで「Never Ending Story」について話してましたけど、今回はそういうサプライズを仕込んでいるんですか。

HAKUEI : 今回の収録曲だと「腐海の砂」のことですね。シングルカットはしてますけど、ライヴではそんなに頻繁にはやってないのと、曲調もバラードだし、ライヴで育った感覚とかではなく、普通に格好良い曲なので入れました。普通だったらベスト盤には入ってこない曲かもしれないけど、この曲を作った時は出来がよくてすごく嬉しかったんですよ。

千聖 : まぁ、「Never Ending Story」ほどびっくりすることではないね。自分たちがびっくりすることを自分たちで考えるのは難しいからね(笑)。

O-JIRO : あれはリクエストですし(笑)

HAKUEI : あの力に逆らったら捏造になっちゃうからね(笑)。俺もMCであんまり言い過ぎたから変にハードルが上がってるけど、「腐海の砂」くらいじゃみんな驚かないだろうけど、ライヴで盛り上がってる他の曲を押しのけて入っているんだからね。

千聖 : でもパワー感があって、プレイヤーの視点からするとあっておかしくない曲だと思うよ。「Never Ending Story」はさすがに録り直そうと思ったけど、この「腐海の砂」はそうは思わなかったから。

HAKUEI : 全てのクオリティが高いから、どこかいじると崩れてしまう絶妙なバランスだと思いますね。むしろやり直したくはないね(笑)。

「PENICILLIN 20th Anniversary LIVE FINAL ~HAPPY BIRTHDAY & VALENTINE’S DAY LIVE~」についてはいかがでしょう。会場は渋谷公会堂ですね。

千聖 : オレらが初めてワンマンでやったホールなんですよ。メンバーそれぞれ思い入れもあるだろうし、この節目のタイミングでやれるのはよいことですね。どうなるか楽しみですね。

>GISHOさんもゲストということで。

HAKUEI : 彼も別の人生を歩んでいるので、彼も言っていたけどタイミングが良かった、ということで、運良く久し振りに一緒にやれるということですね。

ここからはOKWaveユーザーから質問です!

>まず、困難があった時、どんな風に乗り越えてきましたか?

O-JIRO : 個人的に行き詰まることはあっても、メンバーが視野を広げてくれることがあるので、塞ぎこむより相談したりすると先に開けることはありますね。

千聖 : PENICILLINの考え方は破壊的というよりは建設的なのかもしれないな。バンドによっては頂点にいてもやることがなくなったらそこで止めてしまう人もいるけど、このバンドは前に進もうとするからね。15年経って1人抜けただけでそれ以外のメンバーチェンジも無いし、ある意味、レッド・ツェッペリン的なのかも。メンバーひとりひとりに刺激を与えられるし、何かある時に結束できる力があるというか、そういうところが面白いね。

>では続いて…。継続して作品を出し続けている秘訣は?大御所になると何年も出さない方もいらっしゃいますので…。

千聖 : コンスタントに出さないとダメなんじゃないかな。

HAKUEI : 何だかんだ言って、みんな音楽好きだから、作曲や作詞は集中力もいるし時間もかかるし、精神的に持っていかれる作業なので楽ではないけど、妥協しないし、ポジティブな気持ちでやってますからね。嫌いだったら20年も出来ないし(笑)。

O-JIRO : それで得られる達成感以上のものはないですからね。それで達成すると次の山に行きたくなる。

千聖 : 目標があって戦っているし、それを聴いて生きる目標だと感じてくれる人がいるからまたやれるわけなので、その感覚は常に研いでないとできなくなるね。

O-JIRO : 作曲とか休むとダメな曲になるんですよ。アルバム用に10曲作ったら、5曲目以降は研ぎ澄まされてたりします。

HAKUEI : 4年ぶりのアルバムを出す、みたいなアーティストを見ると「それまで何やってたの?」って思うからね。

千聖 : 時間が経てば創作意欲が湧く、ということなんだろうけど、時間かけ過ぎたらどうなんだろうって思うよ。

HAKUEI : 俺たちはせっかちなのかもね(笑)。

O-JIRO : 早く完成させてライヴでやりたい!という気持ちはいつもあるからそうなのかも。

>もうひとつ。この20年間の活動で楽しかったこと、嬉しかったことなど、ハッピーなことを一つずつ挙げていただけますか。

千聖 : うれしいこと?PENICILLINのおかげで毎日がハッピーだよ。

HAKUEI : 20年間続けてこれて、これからも続けていきたいと思えるバンドで歌っていること。

O-JIRO : やはり20年続いて、これからも未来のあるバンドに今、いれることがなによりもHAPPYな事だと思います。唯一、人に自慢できることかな。

2012年を振り返るとどんな1年だったでしょうか?

千聖 : この20周年の一連の企画をやらせてもらったのが楽しかったですね。スタッフも含めいろんな人との出会いもあったのも良かった。

HAKUEI : 僕も充実してましたね。PENICILLINもそうだし、ソロで2011年の頭から始めたライチ☆光クラブは、本当は昨年末にはアルバムをリリースする予定だったのが、震災があって予定も変わって、舞台などの企画との絡みもあって、『DRAGON HEARTS』のリリースとも重なってドタバタもしたけど、ずっとレコーディングやツアーがあって、今年はいっぱい音楽をやった感じですね。

O-JIRO : 取り組んでいる時は慎重にやろうと思っていて、時間に追われている時でも一呼吸置いて自分がちゃんと理解できるようにしようと思っていたので、今年は自分の中ではそれができていたかなと思いますね。1つ1つ向き合ってじっくりやっていかないと良い充実感は得られないんだなって思いました。

ではOKWaveユーザーにメッセージをお願いします。

OKWaveユーザーへの質問!

Information

『20th Anniversary Member Selection Best PHOENIX STAR』発売中!
初回盤(XNBG-10013/B~C)6,900円(税込)/通常盤(XNBG-10014)3,360円(税込)
発売元: b-mode / blowgrow
販売元: avex marketing
仕様: 初回盤:CD+DVDx2 計3枚組 豪華BOX仕様/通常盤:CD1枚組
収録曲数: 初回盤:14曲収録+DVD(全13曲約60分収録)/通常盤:15曲収録(新曲1曲)

【CD収録曲】
1. 太陽
2. God of grind - 20th Ver. -
3. 99番目の夜 - 20th Ver. -
4. make love
5. CRASH
6. Japanese Industrial Students
7. JUMP#1 - 20th Ver. -
8. 冷たい風 - 20th Ver. -
9. 腐海の砂
10. ×・×・× - 20th Ver. -
11. WARP
12. fantasia - 20th Ver. -
13. 螺旋階段 - 20th Ver. -
14. REAL××× - 20th Ver. -
15. PHOENIX STAR (※新曲/通常盤のみ収録)

【初回盤: DVD DISC1収録曲】
テレビ音楽番組NHK「POP JAM」出演時レア映像集(※全て初商品化映像)
1. 夜をぶっとばせ(1999年7月ON AIR)
2. CRASH(1998年9月ON AIR)
3. Butterfly(1998年12月ON AIR)
4. ロマンス(1999年9月ON AIR)
5. NICE IN LIP+L(1999年9月ON AIR)
6. ウルトライダー(2000年5月ON AIR)

【初回盤: DVD DISC2収録曲】
ビデオクリップ集
1. Blue Moon
2. 言葉にならない愛
3. make love
4. CRASH
5. Japanese Industrial Students
6. 白髏の舞
7. PHOENIX STAR(新曲)

「PENICILLIN 20th Anniversary TOUR 2013 PHOENIX STAR」
2013年1月5日(土)柏 PALOOZA
2013年1月6日(日)HEAVEN’ S ROCK さいたま新都心 VJ-3
2013年1月12日(土)福岡 DRUM Be-1
2013年1月14日(月・祝)岡山 IMAGE
2013年1月19日(土)名古屋 ElectricLady Land
2013年1月26日(土)大阪 FANJ TWICE
2013年1月27日(日)大阪 FANJ TWICE

「PENICILLIN 20th Anniversary LIVE FINAL
~HAPPY BIRTHDAY & VALENTINE’ S DAY LIVE~」
2013年2月16日(土)渋谷公会堂
SUPPORT MUSICIAN : HIROKI(廣嶋)/Bass
TACOS NAOMI(ex. NOISE FACTORY)/Keyboard
SPECIAL GUEST:GISHO/Bass

Profile

PENICILLIN

1992年結成。インディーズ時代からルックスの良さ、異常な盛り上がりにより失神者が続出するライブが話題となり、レコード会社3社から同時にCDをリリースする。96年メジャーデビューし、武道館公演も成功させる。98年に「ロマンス」をリリースし90万枚を超える大ヒットを記録する。その後も「make love」、「CRASH」、「NICE IN LIP+L」等連続してオリコンTOP10入りを記録する。活動20周年の節目となる2012年、まずはファン選曲によるベスト盤『DRAGON HEARTS』を豪華初回盤2形体を含む3形体でリリースし、それに続いてメンバー選曲によるベスト盤『POENIX STAR』をリリース!!

PENICILLIN Official Site
HAKUEI(Vo.) 「HAKUEIパンチ!!」
千聖(Gt.) 「週刊千聖」
O-JIRO(Dr.)

OK LABEL

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