OKStars インタビュー

Vol.247 アーティスト

THE BOOM

OKStars Vol.247にはTHE BOOMが登場!島唄20周年記念シングル「島唄」のことを中心としたインタビューをお送りします!

島唄20周年ということですが、1992年のリリース時に、現在ここまで多くの人の心に響いている予感はありましたか。

栃木孝夫 : 最初はアルバム『思春期』の収録曲でしたが、沖縄へのリスペクトを込めてその後に沖縄限定のシングルで発売しましたから、その当時は全国で発売されるとも思っていなかったですね。

今回の「島唄」では、さらにひろがりのある中盤の展開など聴きどころもたくさんありますが、この新しいレコーディングで大事にしようとしたところはどんなところでしょうか。

宮沢和史 : 何百回と演奏していますから、演奏も歌い方も変化しますし20年の間に進化もしています。ですが、もう1回オリジナルのアレンジや温度、テンポ感を見つめ直して、アレンジを全面的に変えたり生まれ変わらせたりするのではなく、もう1回あの時の想いを思い起こしてみようということで取り組みました。間奏のところで少し新たな部分が加わりましたが、基本的にはアレンジもサイズも変えずに、僕の歌い方もオリジナルの時に歌った歌い方に戻して、なるべくそのまま演奏した方が、かえって今の24年目を迎えたTHE BOOMの姿が浮き彫りになるのではないかと思いました。

山川浩正 : 20年経って何百回も演奏していると、やはり自分の癖が演奏にも出てしまうので、それを1回取り払って新たな気持ちで演奏しようと思いました。

カップリングの「シンカヌチャー」もそうですが、三線の音色が印象的に入ってきますが、三線への思い入れはいかがでしょうか。

宮沢和史 : 三線の音色に聴き惚れて、沖縄にのめりこんでいきましたので思い入れはたくさんありますね。20年前に「島唄」を作った時は全然弾き方も分からないまま見よう見まねで、沖縄民謡をたくさん聴いてこんな感じだろうかとフレーズを考えて、誰にも教わらずに自己流で始めてしまったんです。その「島唄」ではじめて自分の三線を使って録音しました。今思うと「もっとこうしておけばよかった」ということはありますけど、三線を持って初めて録音した割にはフレーズも良くできているし音色もすごく良いと思います。それに今思うと少し不思議な感じもしますね。今は20年経ってその当時よりも三線のこともよく知っていますし、どうしたらもっと良い音が出るのか、この曲はこう弾くべきだとか、民謡を踏まえた手順もあるので理解していますが、何も知らない中であの三線が弾けたのは運命というか。今だと弾けるわけがないと思うんです。フレーズの1つ1つをとっても、当時の沖縄が言いたかった戦争のない世の中、基地のない世の中、平和な世の中が続くようにという思いが、三線に乗り移ったというか、あの曲を通してみんなに訴えたかったことがあったのかなと、俯瞰して20年の時を経てみると、そういう思いもあります。ですから、今回も三線のフレーズもあまり変えずに、ただ、当時よりももっと良い音の出し方は分かっていますから、より丁寧に、20年後に同じフレーズを弾くとこうなりますよということでやりました。三線への思いで沖縄に惹かれましたから、三線の録音が歌よりも緊張するし思いもこもるかもしれませんね。それは「シンカヌチャー」も同様ですね。

>バンドと三線の音の融合についてはいかがだったでしょう。当時はなかったですよね。

栃木孝夫 : そうですね。ロックバンドでギターではなく三線を弾くということは、僕らも最初はライヴで一緒に音を鳴らした時にどうなるだろうというのはありました。でも、やっぱり「島唄」をやってみると、自分自身燃えるし、感情が昂るので、そういうのもありなんだなと教えてくれた曲でもありますね。

第五回沖縄国際映画祭「音楽ステージ」に出演されますが、同映画祭ではショートムービー「島唄のものがたり」も上映されますが、そのことについてはいかがでしょうか。

宮沢和史 : 20周年というと成人ですよね。今回の「島唄」にはそのお祝いという意味も込めています。ですが、沖縄という島、そして沖縄に限らず世界中が平和であるようにという願いを込めて作った歌が20年経った今でも、沖縄では何の解決もされていない問題も山積されているし、東日本大震災があったり、世界中でも各地で新たな問題が生まれていて、あの歌に込めた願いは20年経った今でも歌わなければ、という思いがあります。それもあって、この20年は一体何だったのかを映像でまとめてみたいと思い、沖縄の方々、音楽に関わっていらっしゃっる方にインタビューをさせていただいて、「島唄」が何だったのかということを語っていただいきました。それと僕が沖縄で最近いろんな活動をしているので、そのことも知っていただこうということでまとめたドキュメンタリー映像ですね。それがこの映画祭で沖縄の方と、映画祭にいらっしゃる県外の方に20周年に観ていただけるのは、非常に嬉しく思います。

今回の「島唄」にちなんで、あらためて、沖縄の魅力や思い、の部分をお聞かせください。

小林孝至 : 沖縄は「島唄」をはじめ、関わることが多くなりましたが、沖縄自体は20年経って新しくなっているところもあるし、ずっと変わらないでいるところもあります。僕らは沖縄の人間ではないですけど、「島唄」を出したことで僕らをあたたかく歓迎してくれましたし、外から来た人たちに心を開いていることにも感謝しています。沖縄に支えられて続けてこられたところもありますので、これからも長くお付き合いしていきたいと思います。

全国ツアーTHE BOOM CONCERT TOUR 2013「24」について、THE BOOMのライヴの見どころ、聴きどころ、意気込みをお聞かせください。

山川浩正 : 今レコーディングもしていて、新しい良い曲がたくさんできています。オリジナル曲もですが、沖縄の名曲をカヴァーしたりとか、以前『OKINAWA~ワタシノシマ~』というTHE BOOMの中の沖縄をテーマにした曲や、ミヤのソロからも曲を集めたアルバムを1枚作りましたが、それに近い形のアルバムが出る予定です。今回のツアーはアルバム発売前にありますけど、その中からも先行してライヴで聴かせられたらなというところですね。

>ファンの方も初めて会場で聴くんですね。音源として聴かれてないところでの演奏はいかがですか?以前にもありましたか?

栃木孝夫 : だいたい発売後ですね。

宮沢和史 : どんな反応があるのか楽しみですし、僕らも今までに経験したことがないことをできるので、良い緊張感があると思います。

THE BOOMのみなさんの“モットー”をお聞かせください。

山川浩正 : ライヴはその場、その瞬間にお客さんも僕たちもいて、終わって別れてしまえば、もう二度も会えないかもしれないという思いでいつもいるので、とにかく全部出す、ということですね。

小林孝至 : リハーサルでできないことはライヴではできないと思っているので、そこに至るまでをどうもっていくかですね。

宮沢和史 : 人生は短いですから、やり残す後悔は嫌なので、やりたいと思ったことは今始める、という気持ちでいきたいなと心がけています。コンサートもそうですし、音楽作りもそうだし、先送りしないことです。

栃木孝夫 : 僕はスケジュールの確認はしっかりやろう、です。昔、日程を間違えて危うくライヴに穴を開けそうになったことがあったので。

宮沢和史 : 来なかったことがあります(笑)。

栃木孝夫 : 日付を1日間違えていたので、それ以降はスケジュールの確認が僕の密かなモットーですね(笑)。

では最後にOKWaveユーザーにメッセージをお願いします。

宮沢和史 : 早くライヴツアーをしたいですね。夏頃に沖縄をテーマにしたアルバムが出るということと、来年の25周年を良い形で迎えたいと思っていますから、今回は「24(Two Four)」というツアータイトルですけど、この24年目から25年目まで全速力でTHE BOOMの活動を続けていきますので今まで以上に応援していただきたいです。これをきっかけにまだTHE BOOMを体験したことがない人たちには、やはり僕らはライヴ・バンドですからコンサートに来ていただきたいですね。デビュー当時応援してくださった方もきっとお子さんがいたり、そのお子さんも大きくなってきているでしょうからぜひ2世代で来ていただけたらと思います。

THE BOOMからOKWaveユーザーに質問!

「島唄」は僕らが知っているだけでも100近くのカヴァーがありますが、
プロのアーティストのカヴァーを通じて僕たち以外のファンの方にも広がっていくのはもちろん、
学校で子どもたちが歌ってくれたりもしています。
お年寄りも子どもたちも歌ってくれる
年齢を問わない音楽をやりたいというのが願いですので嬉しいことです。
質問ですが、皆さんの知っているいろいろな「島唄」のカヴァーを紹介してください。

Information

島唄20周年記念シングル「島唄」
(YRCN-90208)1,000円(税込)
2013年3月20日発売
1. 島唄
2. シンカヌチャー(THE BOOM ver.)
3. 島唄(シンフォニック・オーケストラ ver.)
4. シンカヌチャー(太鼓抜きver.)
5. 島唄(カラオケ)
6. シンカヌチャー(カラオケ)

THE BOOM CONCERT TOUR 2013「24」
4月20日(土)神奈川 横浜BLITZ
4月26日(金)大阪 Zepp Namba
4月27日(土)大阪 Zepp Namba
4月29日(祝・月)福岡 Zepp Fukuoka
5月1日(水)福岡 添田町オークホール
5月4日(祝・土)愛知 Zepp Nagoya
5月6日(祝・月)岡山 倉敷市芸文館
5月11日(土)香川 三木町文化交流プラザ
5月12日(日)奈良 かしはら万葉ホール
5月16日(木)宮城 えずこホール仙南芸術文化センター
5月18日(土)東京 Zepp Tokyo
5月19日(日)千葉 八千代市市民会館
5月25日(土)沖縄 読谷村文化センター鳳ホール

Profile

THE BOOM
宮沢和史(Vo)、小林孝至(Gtr)、山川浩正(Bs)、栃木孝夫(Drs)


1989年にアルバム『A Peacetime Boom』でデビュー。1993年、当初は沖縄県限定で発売した「島唄」が全国的に大ヒット。150万枚を超えるセールスを記録した。「島唄」はその後も世界各国でカバーされ、今なお広がり続けている。中でも、2001年には、アルゼンチンでアルフレッド・カセーロによる「SHIMAUTA」が同国のグラミー賞にあたる「ガルデル音楽賞」を受賞。翌年のサッカー・ワールドカップでアルゼチン代表チームの公式サポートソングとなった。発売から20周年を記念したシングル「島唄」を2013年3月20日にリリース。現在、沖縄をテーマにしたニューアルバムを制作中。2014年に迎えるデビュー25周年を目前に、新たな旅をスタートさせている。

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