OKStars インタビュー

Vol.263 プロデューサー

ジェイソン・ブラム

OKStars Vol.263は『パラノーマル・アクティビティ』シリーズ等を手がけたジェイソン・ブラムプロデューサーが登場!ホラー最新作『フッテージ』についてのインタビューをお送りします!

『フッテージ』はスコット・デリクソン監督から売り込みがあったそうですが、その企画のどの点に魅力を感じましたか。

家族の話を中心においている点がよかったね。1人の男性がキャリアと生活を天秤にかけている内容。そして、映画の中でフッテージ(映像)を探すという点もユニークで魅力的だと思ったよ。

監督とは脚本・撮影・編集等の過程でどんな話をしましたか?

3月のはじめに概要を監督と共同脚本家のカーギルから聞いて、9月には撮影してたから、とても早い展開で物事は進んでいったね。キャスティングについてはかなり話し込んだんだ。イーサン・ホークとは20年来の親友で、最初、監督からイーサンを起用したいと相談された時はとても興奮したよ。それと、撮影場所をどこにするか、脚本のアイディアも話し合いをしっかりしたし、監督のスタッフとして誰を連れてくるかもよく話をしたよ。

イーサン・ホークの起用についてはいかがだったでしょうか。

彼はとても若々しいし、とてもキャラ作りが上手い。観客は彼の演技を見て彼がどういう気持ちでいるか手に取るように理解することができると思う。そして、長年彼をホラー映画に出演させるためにくどいてきたよ。本作に出演してもらい、気にいってもらったので、実はもう1作出てもらっているんだよ。それにしても、イーサンは恐怖の演技がとても上手いよね。

今回の重要ガジェットである8mmフィルムというメディアに対して、何か思い入れなどはありますか?

テクノロジーの進歩は悪いことだとは思わない。映画もはじめは白黒だったし、今でも白黒映画を作ろうと思えば作れるよね。テクノロジーの進歩によって、映像制作がより身近になったし、もっと大勢の人に門が開いたと思う。フィルムでもう映画が撮れないということが叙情的にとりあげられているけど、僕はそれはたわいもないことだと思うよ。

「家」という要素が果たす役割がホラーの面でも大きいですがその点についてはいかがでしょうか?

最も怖い映画とは自分の普段の生活に関連性や親近感があるものだと思うんだ。最も怖い瞬間がいつかと考えた時に、家で1人でいる時だとすぐに思い浮かぶ。特に、すぐ隣に家がなくて、孤立した状況だとその恐怖が増すよね。普段、家族や大勢の人と時間を共にする家で、自分1人でいるということはとても怖い。結論としてはこの2つかな。観客、もしくは自分の普段の生活の延長線上にある様なシチュエーションであるという点と、恐怖を最大限に演出できるという点だね。

大きな予算をかけずに高品質の映画を制作するのがポリシーということですが、苦労も多いと思います。一番工夫しているのはどういうところに対してでしょうか。

1番重要なところは、まず最初の段階で映画に関わるすべてのスタッフにギャラが発生しない点かな。作品が出来上がった後に、利益が出て初めてギャラが発生するんだ。もし上手く利益が出なかった場合、予算が少ない上にギャラが発生していないから、採算が合わなくなることが少ない。『フッテージ』でも、イーサンも制作段階ではギャラは発生しなかったし、監督のスコット・デリクソンも初めはギャラが発生していない。『インシディアス』でも、ジェームス・ワン監督に最初ギャラは発生していなかったし、パトリック・ウイルソンもローズ・バーンにも発生していなかった。私の作品に関わる人々は初めはギャラが確約されないのだけど、作品がヒットして利益が出た時には、関わった人々へ利益が還元される様な仕組みになっているんだ。それとね、低予算に抑える理由は経済的な理由ではなくてね、むしろクリエィティブに関わる部分が大きいんだ。低予算にバジェットを抑えると、作品に対するクリエィティブ権をコントロールすることができるからね。これはアメリカ的なシステムとは大部違うんだけど、映画のファイナルカット権をホールドすることができるんだ。本作でもスコット・デリクソン監督へファイナルカット権を渡したよ。これが実現できるのは、実はバジェットを低く抑えているからなんだ。

では最後にOKWaveユーザーにメッセージをお願いします。

恐怖のどん底に落ちる覚悟をしておいて下さい(笑)。

ジェイソン・ブラムプロデューサーからOKWaveユーザーに質問!

もし『フッテージ2』を作るとしたら、どんなストーリーを観たいかな?

回答いただいた方3名に抽選で
「フッテージ特製トートバッグ」をプレゼント!

>この答えはすごく必要ですね!
そうなんだよ(笑)

Information

『フッテージ』
2013年5月11日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー

ペンシルヴァニア州キング郡。ノンフィクション作家のエリソン・オズワルト(イーサン・ホーク)は、妻のトレイシー(ジュリエット・ライランス)と2人の子供、12才の兄トレヴァーと妹のアシュリーを連れ、一家4人で郊外の一軒屋に引越してきた。エリソンは10年前に書いた「流血のケンタッキー」という犯罪ノンフィクションで、一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たしたが、それ以降は鳴かず飛ばず、住宅ローンの返済に追われる毎日だった。エリソンは、かつてこの家で起こったスティーヴンソン一家首吊り事件、そして一家の娘ステファニー失踪の謎を探る新作を執筆するため、この家を選んだのだった。
夕食を終えたその晩、エリソンは屋根裏部屋で箱に入った古びた映写機と数本の8mmフィルムを発見する。「家族一緒に2011」と書かれたリールをセットすると、映写機の光は、スティーヴンソン一家が庭で遊ぶ様子を映し出す。すると一転、一家が大木に掛けられた縄で首を吊られていく惨劇が映し出された。一体誰が何のためにこんな撮影をしたのか?
鍵をかけられ誰も入れないはずの仕事部屋の中、8mm映写機がひとりでに惨殺映像を映し続けている。事件の謎に慿りつかれたエリソンの前に、半世紀以上にわたる邪悪な<呪い>が、遂にその正体を現わす時が来た…。

出演:イーサン・ホーク、ジュリエット・ライランス
監督・脚本:スコット・デリクソン
製作:ジェイソン・ブラム
配給:ハピネット

公式サイト

(C)2012 ALLIANCE FILMS (UK) LIMITED

Profile

ジェイソン・ブラム

2000年に映画製作会社を立ち上げて以来、非常に低予算な映画を世界中で公開するという、全く新しいタイプの映画製作スタイルを築き上げてきた。
これまでに、『アザーズ』(01)『愛を読む人』(08)など数々のヒット作品を手がけているが、中でも、世界中で6億ドルもの興行収入を叩き出した『パラノーマル・アクティビティ 1~3』や、2011年に最も収益性の高かった、ジェームズ・ワン監督の『インシディアス』といったホラー作品で大成功を収めている。今後の待機作には、ロブ・ゾンビ監督の『Lords of Salem』、ジョン・ヒルコート監督、シャイア・ラブーフ、トム・ハーディが主演を務める『The Wettest County In the World』が控えている。

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