OKStars インタビュー

Vol.273 俳優

トム・ホランド

OKStars Vol.273は、映画『インポッシブル』でルーカス役を演じ、注目を集めるトム・ホランドへのインタビューをお送りします。

『インポッシブル』について、この説得力のある物語についてどう感じましたか?

脚本を読んでも信じられなかった。こんなにすごい話は聞いたことがなかったし、しかもこれが実話だったとは。この家族に実際にこの悲劇が起こったのだから。そして、彼らだけじゃなく、そこにいた何万もの人々に起こったことなんだ。
だから彼らのために何かをしたかった。この映画を作ることで、ルーカスがもう一度ベンストロムさんを見つける手助けになるかもしれない。出来事がどんな風に起こったかを知らせるために、彼らが世界に向けて彼らの経験を語る1つの方法になるかもしれないんだ。

演じたキャラクターについてお聞かせください。

僕のキャラクターはルーカスといって12歳なんだ。映画の最初では、彼は十代に入って、反抗的ではないけど、幼い弟たちと一緒にいてもいい気分じゃないんだ。だからママに怒られる。その時の家族のつながりは映画の最後ほど強くないんだ。
津波が来て、家族が離れ離れになって、ルーカスはママを見つける。それからルーカスは大人にならなくちゃいけなくなるんだ。ママがひどい怪我をしているからね。ルーカスはパパにならないといけないんだ。ママを木に登らせたり、強くなった自分を見せなくちゃいけない。もし自分が泣いていたら、ママが心配するだろう。両親が泣き始めるなんて最悪だ。親は子供の安全を守るものだから、泣くなんて最低だ。でも今はルーカスが大人になって、ママを安心させなくちゃいけない。だから彼はこの映画の間に大きく成長するんだ。ルーカスにとってものすごく大きな旅なんだ。映画の最後では、マリアとルーカスの絆は、最初にタイに向かう飛行機の中より、はるかに強くなっている。ふたりが一緒に大きなことをくぐり抜けたからなんだ。

『インポッシブル』の物語の主題は何だと思いますか?

これはね、家族の愛の物語なんだ。家族のほかのメンバーが死んだと思っていると、それだけ分かち合う希望や愛が強くなる。だからこそ「絶対に家に帰ろう。僕は弟たちを愛している。ママとパパをとても愛している」と思わずにいられないんだ。

撮影で一番辛かったことは何ですか?

スペインのアリカンテで津波の撮影をしたんだ。大変だったけど、僕の初めての映画だから、とても興奮したよ。撮影の半分は「ねえ、もっとやろう! もっとやろう!」って感じだった。もう半分はシリアスな部分だった。精神的にも肉体的にも辛かったけれど、気持ちは切り替えられた。「どんどんやろう」って感じじゃなくて、最善を尽くしてやったあとは現実に戻って、自分自身でいるために10分休憩する。それからまたルーカスになるんだ。ルーカスになりっぱなしだと、あの状態に長い間留まるのは辛くてできないからね。でも、辛いんだけど、僕にとっては初めての映画だから、辛さよりもずっと楽しいんだ。新しい人たちに出会えて、新しいことを学べるからね。

ナオミ・ワッツとユアン・マクレガーとの共演についてはいかがでしたか?

ナオミと共演だなんてすごいよ。彼女からはたくさん学んだよ。だって彼女はすごい人だから。僕に優しいし、演技を助けてくれたり、やり方を助言してくれたり。それに彼女は演技に対して心が広いんだ。カメラに映ってなくても、相手を助けるためだけに最善を尽くしてくれる。それが僕を助けてくれたんだ。
ユアンとのシーンは多くないけど、一緒の時は彼からも演技の捉え方をたくさん学んだよ。僕にとって最高の経験だったんだ。

世界各国で共感の輪が広がっています。観客がなぜこの映画を観たいと思うかお聞かせください。

津波を生き延びた家族の物語だし、実話でもある。だから観客はあの家族と一緒に歩みたくなると思うんだ。彼らがどう生き残って、どう対処したのか。特殊効果だけじゃなくて、ちゃんと物語があるんだ。家族が津波からどうやって生き延びたのか。そして家族としてどうやって一緒に乗り越えたのかが描かれているんだ。

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Information

『インポッシブル』
2013年6月14日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開

2004年12月。マリア(ナオミ・ワッツ)とヘンリー(ユアン・マクレガー)の夫婦は3人の息子を連れタイへバカンスに出かけ、リゾートを楽しんでいた。しかしクリスマスの翌日、突如大災害に見舞われる。楽しい思い出になるはずの場所が一転、悲惨な状況に変貌したのだ。
そんな中、離ればなれになった家族は、必ず再会できると信じ、それぞれの一歩を踏み出し始める…。

出演:ナオミ・ワッツ、ユアン・マクレガー、トム・ホランド

監督:マイケル・ホフマン
脚本:ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン

配給:プレシディオ

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(C) 2012 Telecinco Cinema, S.A.U. and Apaches Entertainment, S.L.

Profile

トム・ホランド

1996年、イギリス、キングストン・アポン・テムズ生まれ。
父親は脚本家で俳優のドミニク・ホランド。『インポッシブル』でプロとして国際的な映画デビューを飾る。ルーカス役に配役される以前は、ロンドンのウエストエンドでスマッシュヒットを記録したミュージカル「Billy Elliot」(スティーヴン・ダルドリー演出)においてビリー役を演じた。
最近では、米林宏昌監督のアニメ『借りぐらしのアリエッティ』(10)で翔役の声を演じている。待機作は、ちょうど撮影を終えたケヴィン・マクドナルド監督の期待作『How I Live Now』(メグ・ローゾフ原作)である。シアーシャ・ローナンと共演するこの作品で主人公アイザック役を演じている。
2012年、スクリーン・インターナショナルの“明日のスター”のひとりに選ばれ、12年8月より、ロンドンの権威あるブリットスクールに入学した。

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