OKStars インタビュー

Vol.277 女優

愛華みれ

OKStars Vol.277は女優の愛華みれさんが登場!こまつ座第100回記念公演『頭痛肩こり樋口一葉』についてのインタビューをお送りします!

樋口一葉という人物についてイメージはいかがでしょうか?

才女というイメージですね。『たけくらべ』という作品を宝塚歌劇団に在籍時に演じましたが、思春期から大人になる時の描写が繊細で、それでいてリアルさも感じられて、生々しい印象がありました。女性ならではの柔らかさもありつつ、すごくはっきりしているところも印象的ですね。

では『頭痛肩こり樋口一葉』、この作品への出演についてどう感じましたか?

こまつ座の立ち上げ公演の作品であることも知っていましたし、今回が100回記念公演というタイミングで、そこに私が入っていいの?という気分でした。

井上ひさしさんの台本への印象は?

こまつ座では前に『きらめく星座』に出演させていただきましたが、台本をいただいた時は病室にいる時でした。私自身未熟児で生まれて、母からは「あなたが生まれたのは奇跡なのよ」と言われて育ったので、病気で生き続けられるか不安に思っている時に、井上ひさし先生から台本をいただいて、その中の「人が生まれるということはね」という台詞がまるで母が私に話してくれたような言葉に感じたんです。井上ひさし先生の言葉は宇宙に広がるくらいで、私が悩んでいることは何て小さいことなんだろう、という気持ちにさせてもらえて、先生のすごさを実感しました。先生のことはもちろん知ってはいましたけど、人を元気にする先生のあたたかさを感じました。実際にお会いした時もとても面白いし、先生の優しさをいつも感じました。
今回の『頭痛肩こり樋口一葉』の台本も、みんなどん底なのにそれでも笑っていたり、どん底にいても生きようとする力を書いていらっしゃるので、生きていくことの勇気をもらえると感じています。

共演者の面々についての印象などお聞かせください。

今回の役もそうですが、みんな個性的で面白いですよ。三田和代さんは一度ご一緒できたらと思っていたので今回共演できて、毎日が刺激的です。“舞台とはこうある”、という空気感をお持ちで、1日目から心でそういうものを感じたので、日々学びたいなと思います。皆さん役にぴったりで、稽古でついていけるかドキドキしていますが、楽しみなメンバーですね。稽古は始まったばかりですけど、すごく濃いですよ。みんな良い感じに同世代なので、ここからだぞという感じがしています。

>演出の栗山民也さんについてはいかがでしょうか?

栗山さんに呼んでいただけたらどんな作品でも出たいくらいに栗山さんの演出が大好きなんです。その人に合わせたダメ出しもしてくださるし、栗山さんにはそこはかとないすごさを感じるので、そこを今回見つけてみたいです(笑)。

どんな風に役作りをされて臨んでいますか。

まだ手探りですけど、士族の生まれで、明治時代に生きる稲葉鑛という女性を演じます。時代の変貌にどう生きていいか分からない、しょうがないという感じで、時代にのまれながら生きている感じですね。歌ったりして明るく見えるんですけど、心の奥に持っている憤りのような何かがあるんだろうなと感じています。

>どういったところから役柄を捉えていきますか?

私の母方の祖母の家柄が良かったそうで、私がすごく小さい時に祖母からは「町を歩く時はちゃんとしなさい」と言われていました。そういう人たちはこうなのよと、実際にそれが何かと言われたわけではないけどすごく圧力があったので、その感覚を取り入れようとしています。祖母たちの時代のことを想像してみると、すごくきちんとされていたし、なんと毅然としているんだろう、という姿が目に浮かびます。時代とともに日本人の良さみたいなものが消えていく中で、それこそが日本人だという気がするので、それを今回の私がやらないといけない部分なのかなと思います。他のキャラクターはもう少し自由を探したり、時代にのまれちゃったりしていますけど、私が演じる稲葉鑛という人物は、そういうものを頑なに大切にしている人なのかなと思います。

現時点での意気込みをお聞かせください。

台本はこまつ座の代表的なヒット作品で確実に面白いので、そこにあるものでどう楽しくなるかですね。楽しんだ者勝ちのようなところもあるので、私は毎日人物を息づかせたいなと思います。

一問、舞台からはなれた質問ですが、最近ハマっていることは?

薔薇なんですけど、白い縁のピンク色の薔薇をいただいて、それをどうにかして挿し木にして庭に植えようと必死です(笑)。いろんな研究をして、根っこが出ないか頑張っています。誰かうまくいく方法を知っている人がいたら教えてください(笑)。

>まさに「OKWave」に答えがあるかもしれません(笑)

愛華みれさんの“モットー”をお聞かせください。

テーマは「夢と生きる」ということです。小学生の頃から「夢を描け、夢の翼を休めるな」という言葉を書いていました。宝塚の時も、今も女優をさせていただいているので、夢と現実をちゃんと見ながら生きることですね。夢みたいなことや目標を持っていた方が生きていて楽しいので、それは持ち続けたいなと思います。

>今の夢は?

それは秘密です(笑)夢がかなったら教えますね。

では最後にOKWaveユーザーにメッセージをお願いします。

梅雨時になると肩こりも出るでしょうし、樋口一葉さんみたいにそこはかとない悩みを持っていたら頭痛もあるでしょうし、皆さんもひとりだともっと悩むと思います。私たちは一葉さんの家に集まって歌ったりしていますけど、皆さんにはそういう相手はいますか。いなかったらOKWaveでちゃんと語っていますか?おしゃべりは健康の一つと言いますので、いまは文字でも語れるので、声で語れないことはぜひ文字で語ってみてください(笑)。

愛華みれさんからOKWaveユーザーに質問!

稽古場からスカイツリーがよく見えるのですが、
皆さんはスカイツリーに行ったことはありますか?
私は一度行って、最高でした。まだの方はおすすめですよ。

Information

こまつ座第100回記念公演・紀伊國屋書店提携『頭痛肩こり樋口一葉』

夭折の天才女流作家、樋口一葉の十九歳の明治二十三年から一葉の死の二年後の明治三十一年までを、一場をのぞいて、盆の七月十六日の夕刻に展開する、樋口一葉の評伝劇。
若くして樋口家の戸主となった夏子(樋口一葉)の肩には、母と妹との貧しい生活が重くのしかかっていました。世の中がまるで、あれもだめこれもするな、と云っている。……ただ墨を擦り筆を動かすためだけに身体をこの世に置いてある、夏子はそう心を決めます。
そして、明治二十四年の盆の夕刻。
「ぼんぼん盆の十六日に 地獄の亡者が出てござる……」
少女たちの歌う盆歌に導かれて、一人の幽霊が夏子のもとを訪れてきます。「花螢」と名乗り、歌い踊る幽霊。夏子と幽霊は、互いに心を通わせ合いますが……。

2013年7月11日(木)~8月11日(日)
新宿南口・紀伊國屋サザンシアター 紀伊國屋書店新宿南店7F

樋口夏子:小泉今日子
樋口多喜:三田和代
樋口邦子:深谷美歩
中野八重:熊谷真実
稲葉鑛:愛華みれ
花螢:若村麻由美

作:井上ひさし
演出:栗山民也

入場料:8,400円/学生割引:6,300円(全席指定・税込)

お問合わせ:こまつ座 03-3862-5941
http://www.komatsuza.co.jp/

Profile

愛華みれ

宝塚歌劇団出身。1985年、『愛あれば命は永遠に』で初舞台。花組に配属。1999年、『夜明けの序曲』で花組トップスターとなる。2001年宝塚歌劇団退団。
主な出演作品【TV】「女神の恋」「ゲゲゲの女房」「生むと生まれるそれからのこと」【映画】「フライ・ダディ・フライ」「昴 スバル」【舞台】『ペテン師と詐欺師』(演出:宮田慶子)『女房は幽霊』(作・演出:岡本さとる)『あるジーサンに線香を』(演出:中村金太)他。井上ひさし作品は『きらめく星座』に出演している。

愛華みれオフィシャルブログ

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