OKStars インタビュー

Vol.283 『刑事・ル』(でかる)キャスト

辻本祐樹、木ノ本嶺浩、林剛史

OKStars Vol.283は、3つのオムニバスストーリーで「正義」を描く舞台『刑事・ル』(でかる)のトリプル主演、辻本祐樹さん、木ノ本嶺浩さん、林剛史さんへのインタビューをお送りします!

『刑事・ル』は刑事モノの舞台ということですが、「刑事モノ」については最初どう感じましたか?

辻本 : 僕は正直に「やったー!」と思いました。刑事役は初めてで、ずっと刑事役がやりたいと思っていたので、喜びが強かったです。

木ノ本 : 僕は3年前に「仮面ライダーW」をやっていた時は刑事役だったんです。それとは違うものにしたいなという思いは強くありますね。

 : 絶対違うだろ、まず変身しないし(笑)

木ノ本 : 変身はしなくても(笑)、捜査シーンとか聞き込みとか、現場に出て何かをするというのが多かったので、取り調べのようなシーンはやったことがなかったので今回やってみたいですね。

 : 僕もミネ(※木ノ本さん)同様にデビュー作が「特捜戦隊デカレンジャー」だったのと、「853~刑事・加茂伸之介」とで、刑事役は今回で3回目です。デカレンジャーは気持ちは熱いけどクールな役で、853の時は新人刑事。今回は、各々の正義があって、人によってはそれが悪に感じられたりもする多方位な役柄や話だったりします。3回目ですけど全然違う刑事役が演じられるのと、刑事はデビュー作でもあるのでやはり親近感があるので、楽しみですね。

3つのオムニバスストーリーということで、それぞれのストーリーの印象は?

 : 斬新だよね。

辻本 : 面白いなと思いました。

 : オムニバスなので3人がそれぞれの回で中心になります。

辻本 : 3つの話なのでチャレンジにもなっています。

木ノ本 : 林剛史さんの回には期待しておいてください。

 : やめとけよ!(笑)ミネの回は兄弟愛、祐樹の回はまさに正義とは何か、僕の回はコメディということで色が全部違っています。

辻本 : ストーリーも色も1つ1つ全然違うもので勝負していくので、演じる側も気を引き締めないと大変ですけど、観ている人には楽しんでもらえるようになっていると思います。

皆さんの共演についての雑感をお聞かせください。最初にキャスティングを聞いた時はどんな感想をお持ちになりましたか?

 : 僕らは今年の1月に『ドリームジャンボ宝ぶね~けっしてお咎め下さいますな~』で3人とも共演していましたからね。

辻本 : そこで共演していたので、キャストを聞いた時の不安や迷いはなかったですね。みんなを信じてやっていけるなと。

 : 全部ではないけど現場の雰囲気や空気感は作品に反映されるので、この3人は、よくご飯も食べに行くけど、いい意味で上下関係無しに作品を良くするために話し合おうという関係性が築けている仲なので、稽古に入る前からもできると思っていました。

辻本 : それが芝居に出てくると思うので、僕もそこは安心していました。

 : 他の共演者では井澤勇貴とは共演したことがあって、他の人は初めてです。全員が同じメンバーではなくて、いろんな人と共演することで新しい自分も発見できると思いますね。僕的には、1人くらいかわいい女子がいてもいいんじゃないかなとは思いました(笑)

辻本 : ヒロインは必要ってこと?(笑)

 : 男7人の中に花が1ついると、僕らはもっと頑張れるだろうなと思うのですよ(笑)。

木ノ本 : いま先輩の私利私欲な内面が出てましたね!(笑)これには僕も賛同しますね!(笑)こんな風に言い合えるのが良いですね。

辻本 : そういう面では、変に苦痛もないですし、前回終わった後も会ったりしていたので、今回も共演できて嬉しいですね。

 : とくに祐樹とはちょくちょく会っているから久々って感覚はないよね。

他の4人の共演者の方についてはいかがでしょう?

木ノ本 : 加藤啓さんは『ドリームジャンボ宝船』にゲストで出られているのを拝見はしているんですけど、共演という形ではないんですよね。加藤さんが出られている場面を見ていたんですけど、これがめちゃめちゃ面白いんですよ。

 : 破壊していくもんな(笑)

木ノ本 : 青山劇場がギュッと密度が高まった小劇場に見えましたね。

辻本 : 僕は加藤さんと健人とは共演しているんです。

木ノ本 : 僕は4名とも初めてですね。皆さん、舞台経験が豊富なので、そういう意味では一番下っ端の気持ちでやっております(キリッ

(…と林さんの方を見てお話しされております)

 : 誰にアピールしてるんだ…(笑)

木ノ本 : それと、この7人のチームワークを作っていきたいですね。

稽古の様子などお聞かせください。

辻本 : 緻密にやってますね。台本の1ページ1ページどころか、1行1行という感じです。演出の板垣恭一さんが一言一言に演出をつけてくださるので、ありがたいです。だからグッと締まっていますね。1ページめくるのがとても重いくらいです。

 : 祐樹の回の「取り調べル」は僕ら3人しか出ないので、3人とも台詞が多いんです。

辻本 : 台詞も多いし、やることも多いし、先々まで考えないと進めないストーリーになっています。

 : シンプルな空間なので、それをどう見せるとお客さんに見やすい空間になるのかを考えながらやってますね。

辻本 : 派手さは一切無いですし、逆にそういうのを打ち消して、本当に密なストレートなお芝居をお見せしたいですね。この回の稽古は結構すごかったです。

 : 3人で7時間、ほとんど休憩無しの日もありましたから。取り調べの芝居をしているのに、僕らが板垣さんに取り調べされているような感じでした(笑)。

辻本 : 家に帰ったら気絶するように寝てました。この前台本を読んでいて気づいたら気を失ってましたから。

 : そうは言いつつ、メリハリはついている感じですね。

>稽古はどんなバランスでやっているんですか?

 : 台本ができた順番ですね。最初に「取り調べル」をやって、今は「逮捕すル」を稽古しています。この後「説得すル」ですね。

>そうなると意外と短い稽古期間なのでは?

 : 最初に「取り調べル」で3人の関係性を作り上げて、次に7人の関係性を作りあげたら、僕の回のコメディはいかに楽しむか、楽しんでもらうかなので。

木ノ本 : いかに積み重なっていくか、というところですね。

 : ミルフィーユですよ。

木ノ本 : そう!ミルフィーユ稽古!密度の高い層が重なっていくんですよ(笑)。

>それぞれ独立した話だから、キャラクターは別個ということですよね。本番は3つの中から2つを演じるということですけど、その切り替えはどうやっていきますか?

辻本 : 1つ1つをしっかりと作っているので、切り替えはそんなには難しくないと思いますね。

 : 演じる順番はしっかり確認しますね。キャラクターがつながっているのはあっても、さすがにこういうのは初めてなので。A・Bの順番がB・Aの順番ということだけでも心持ちは違うと思います。

3つのオムニバスストーリーで「正義」を描くということで、皆さんが考える「正義」とは?

木ノ本 : 最初は考えすぎてパニックになりましたね。

辻本 : 今まで深く考えたことがないなとは思いました。自分がやってきたことや演じてきた作品を考えると何かしら「正義」ということが関わっていて、日常でも「正義」が行われていることなのかなと思いますね。喧嘩したら、お互いの正義と正義のぶつかり合いですので、いろんな正義があるなって思います。

木ノ本 : 喧嘩になって間に入った人には、その人が正しいと思っている正義もありますからね。そうなると絶対に交わらないので、結局は勝った人が正義になるのかなと漠然と思ったこともありますね。

辻本 : 正義は1つではないから、『刑事・ル』のキャッチフレーズの「正義とは何か?」って面白いと思います。観ているお客さんが感じる正義も違うだろうから、観た後にお互いに話して盛り上がるんじゃないかなと思いますね。

 : 正義と似た言葉に置き換えると価値観かなって思います。喧嘩する時も恋愛も自分の価値観で話すので、自分の受け止め方、考え方の価値観すべてに正解はないですね。

木ノ本 : これ、トークショーのテーマですね。

 : 重いなぁ…この話でお客さん笑う?

辻本 : 2回公演の後でこの話は重いけど、みんながどう考えているかも聞いてみたいよね。

 : そうだね。些細なことでも正義は正義だからね。倒れている自転車を直すのも正義かもしれないし。そういう人いるよね?

辻本 : 僕のことですか?

 : 急に株上げている!

木ノ本 : 僕も直しますよ!

辻本 : 基本、立っている自転車は僕が直したやつ…(笑)

 : 最後までハッキリ言おうよ(笑)

木ノ本 : でもそれを見ていい子ぶるなよ!という人もいるかもしれませんからね。価値観のぶつかり合いですね。

では『刑事・ル』見どころと抱負をお聞かせください。

木ノ本 : 3役を演じ分けるという挑戦を見ていただきたいですし、3つの話が投げかける正義とは何かということも感じていただきたいです。面白い話にします。

辻本 : 見どころはやはり3つの話ですね。1公演では2つしかお見せできないですけど、ストーリーと演じ分ける7人の役者を見てもらいたいなと思います。オープニングとエンディングもありますし、ダンスもあります。

 : 新しい形だと思います。自分にとっても挑戦ですし、お客さんにとっても新しいものだと思うので、だからこそのトリプル主演だとも思います。3つ全部話は違いますけど、正義とは何か、刑事とは何か、人とは何かというテーマがあるので、楽しい話だから楽しい、というだけではなく、悲しい話だけど楽しかったとか、嫌な話だけど楽しかったとか、考えさせられる作品になっていくと思います。

辻本 : 1日しか来られない人にも2つの話だけでも絶対に楽しんで帰ってもらえるようにします。

 : それと見どころとしては、トークショーの回(7月14日)は2公演やって身体の疲労はピークなのでおかしなテンションになっていると思います。アフタートークではなく、トークショーだけの回、というのも斬新だとは思います。

舞台からはなれた質問ですが、刑事にちなんで、印象的な刑事モノはありますか。

木ノ本 : 雫井脩介さんの小説が好きでよく読むんですが、ただ犯人を捕まえるだけではなくて刑事がそれこそ汚い手を使ってでも犯人を追い詰めていくところが印象的です。刑事の綺麗なだけではない心理描写が描かれているところを楽しく読んでいます。

辻本 : 僕は「踊る大捜査線」です。有名ですし、それこそ“ザ・刑事もの”というか、走っている姿や、行動力のある刑事とはこういうものだというのを改めて知った作品ですね。

 : 僕は「こちら葛飾区亀有公園前派出所」ですね。警察の人って、多分一番いろんなタイプの人と出会っていると思いますね。交番に道を聞きに来る人とか、刑事の聞き込みもその事件現場によって違うだろうし。僕ら役者も出会いは多いけど、警察はそう簡単に同じ人には出会わないだろうから。これだけいろんな人に会える、…ということは婚活のチャンスかも。

木ノ本 : そこ?(笑)。

 : あと、刑事はどんな話にも出てくることが多いかもね。ぱっと浮かんだのは「20世紀少年」とか「流星の絆」とか。ニーズが大きいのかな。

辻本 : 「金田一少年の事件簿」も剣持さんが印象的ですし。みんな、自分の「刑事だったらこの人」というのを持っていると思いますね。

木ノ本 : 自分が関わる機会よりもイメージの方が大きいかもしれませんね。

ではOKWaveユーザーにメッセージをお願いします。

辻本 : 『刑事・ル』というタイトルで刑事モノとして押してはいますけど、1人の人間のストーリーが1つ1つ繰り広げられているので、刑事ものだから硬いのかなと思わずに気軽に観に来てください。1人1人のドラマが描かれているので楽しめると思います。

 : ヒューマンドラマですし、来てくださった方には考えさせられる、心を動かされる話に絶対なっていると思います。これを機に来てくれると嬉しいです。

木ノ本 : 1つ1つの話が独立していて、間をつなぐ話があったりと、硬いドラマだけではなく柔らかいお話もありますし、1つ観に来て悲劇、喜劇だけではなくて、泣いても笑っても考えさせられる作品が詰まっていますので、楽しみに観に来てください。

OKWaveユーザーに質問!

 : 僕からは、僕らが警察官として、道が聞きたかったり、困っていて相談するなら7人の共演者の誰に聞きたいですか?

木ノ本 : この7人の中だったら、誰に逮捕されたいですか?(いろんな意味で!)

辻本 : 僕からは、7人の中で誰が一番警官の制服が似合いそうですか?

木ノ本 : 3人からの質問は「あなたにとっての“正義”は何ですか?」

・・・

 : 結果が楽しみだね~。

辻本 : 僕は金髪だから1問目は不利だな~。

 : ミネが一番有利だね。これで負けたら…(笑)

木ノ本 : 何だかAKBみたいじゃないですか…(笑)

 : まさに『刑事・ル』総選挙(笑)どうなるか楽しみなので、ぜひ結果教えてください(笑)

Information

『刑事・ル』(でかる)

「正しいって何ですか? 」
「正義とは何か? 」
「正解は一つじゃない」
普段は日常生活を送るサラリーマンでもある刑事。
しかし、常に非現実社会と向きあっている職業でもあるのが刑事。
その「日常」と「非日常」との間で生まれる「ドラマ」を
「刑事」だから出来ること
「刑事」だから選ぶこと
「刑事」だから
3人の刑事の視点による3つのオムニバスストーリー

3つのストーリーの中から毎回2つを上演。

A:「取り調べル」 辻本祐樹 林剛史 木ノ本嶺浩
密室で行われる心理戦

B:「逮捕すル」 木ノ本嶺浩 辻本祐樹 林剛史 加藤啓 井深克彦 井澤勇貴 健人
兄が犯罪者に!?弟刑事の物語

C:「説得すル」 林剛史 木ノ本嶺浩 辻本祐樹 加藤啓 井深克彦 井澤勇貴 健人
ある交渉人の話

2013年7月10日(水)~19日(金)全労済ホール/スペース・ゼロ
前売券6,800円、当日券7,300円(税込、全席指定)
トークショー(オールキャスト出演予定)3,000円
※3歳以下入場不可

お問合わせ:オデッセー 03-5444-6966(平日11:00~18:00)

出演:辻本祐樹、木ノ本嶺浩、林剛史(トリプル主演) 加藤啓/井深克彦、井澤勇貴、健人
演出:板垣恭一
脚本:太田善也
企画・製作:BS-TBS/アップフロントプロモーション/る・ひまわり

http://ameblo.jp/dekale/

Profile

辻本祐樹
1985年1月12日生まれ、大阪府出身。
「3年B組金八先生」信太役や、NHK大河ドラマ「平清盛」平重衡役など、TVドラマや舞台、映画等で活躍中。
http://ameblo.jp/yuuki-tsujimoto/

木ノ本嶺浩
1989年11月22日生まれ、滋賀県出身。
「仮面ライダーW」照井竜/仮面ライダーアクセル役をはじめ、TVドラマや舞台、映画等で活躍中。
http://ameblo.jp/kinomoto-minehiro/

林剛史
1982年08月15日生まれ、兵庫県出身。
「特捜戦隊デカレンジャー」戸増宝児/デカブルー役をはじめ、TVドラマや舞台、映画等で活躍中。
http://ameblo.jp/tsuyoshi-hayashi/

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