OKStars インタビュー

Vol.286 来日記者会見

『ローン・レンジャー』

OKStars Vol.286は映画『ローン・レンジャー』のジョニー・デップ、アーミー・ハマー、ゴア・ヴァービンスキー監督、ジェリー・ブラッカイマープロデューサーが登壇した来日記者会見の模様をお送りします!

まずはご挨拶をお願いします。

ゴア・ヴァービンスキー : また日本に戻ってこられて嬉しく思います。この作品を楽しんでください。

ジェリー・ブラッカイマー : みなさんこんにちは。また東京に戻ってこられて大変嬉しく思っています。そして友人の方々にお会いできることは毎回楽しみですが、今回は新作『ローン・レンジャー』を携えてきました。本作はアドベンチャー大作です。コメディもロマンスも満載でとても楽しい作品です。どうぞ皆さん、楽しみにしてください。

アーミー・ハマー : コンニチハ!アリガトウゴザイマス!また日本に来られて、本当に日本が大好きです!

ジョニー・デップ : こんにちは。トント役を演じているジョニーです。今回日本に招いていただいて本当に嬉しく思います。毎回日本に来ると嬉しいですが、いつも問題は時間がなさすぎること。でもいつかはもっと時間を取って来たいと思います。この映画を楽しんでください。観たことのないような楽しい作品になっています。

今回アーミー・ハマーさんを起用された理由は?

ジェリー・ブラッカイマー : 『ソーシャル・ネットワーク』で演じている彼を見て、あの双子役を見事に演じていて感銘を受けました。それに見ての通りハンサムだし背も高い。ローン・レンジャーが象徴するものを彼はすべて兼ね備えていると思ったからです。

アーミー・ハマー : とにかく最高に素晴らしく最高に楽しい経験でした。プロデューサー、監督、そしてもちろんジョニーを含めて、世界一才能のあふれるスタッフ、キャストと目一杯楽しんでこの映画を作れたのは、自分にとって最高の体験でした。

この映画を通じて伝えたいメッセージや、今なぜこの映画だったのかをお聞かせください。

ゴア・ヴァービンスキー : この作品はいろんな楽しみ方ができます。友人とポップコーンを食べながら楽しんでいただくのもいい。でも、この作品の世界では、なぜ善人がマスクを付けなければならないのか、という我々への問いかけもありますし、行間にはたくさんのメッセージを込めています。また、作品はトントの視点で語られているので、ローン・レンジャーという神話の再構築とも言えます。我々は誰かが白馬に乗って登場してこの状況をなおしてほしいと望んでいるんだと思います。けれども、なぜヒーローがわざわざ顔を隠さなければならないのか。つまり、そういう状況だということをこの映画には込めました。

悪霊ハンターのトントの奇抜なメイクや役作りについてお聞かせください。

ジョニー・デップ : 子どもの頃からTVシリーズでローン・レンジャーを観ていましたけど、常に僕が興味があったのはトントの方でした。なぜローン・レンジャーの助手でしか無いのだろと、常に思っていましたので。僕はこれまでもキャプテン・ジャック・スパロウやマッドハッターなどのアウトサイダー的なキャラクターに関心を持っていました。今回は先住民というものを非常に全面に押し出して、彼らしさを引き出せるチャンスだと思いました。トントのキャラクター作りは楽しい作業でした。ある絵画を見た時に、その中に描かれていた先住民は僕のイメージとは全く異なるものでした。その絵に描かれた先住民は頭に鳥を載せていました。それで彼のスピリット・ガイドだと思って、トントの頭に鳥を載せることを思いつきました。皆さんもぜひやってみるといいと思います(会場笑)。

トントを演じてみた手応えは?

ジョニー・デップ : 今日はトントのような方が会場に何人もいらっしゃいますが、今までは自分がトントだったのでこういう風に見ることができて嬉しいです(笑)。トントという役を演じることができたのはジェリー・ブラッカイマーとゴア・ヴァービンスキーのおかげです。なぜなら、彼らは僕と同じくらい頭がオカシイからです(笑)。彼らの意見を取り入れたところもありますが、こういう面白いキャラクターをやらせてくれるところがそうです。現場でアーミーが言った言葉がまさに僕の気持ちを表しています。「こんなことやっていて、これでお金ももらえるんだよね」って。楽しいキャラクターが本当に突拍子もない事をやったり言ったりするので、とても楽しかったです。

ローン・レンジャー役を演じた感想と、ジョニー・デップさんとの共演の感想などをお聞かせください。

アーミー・ハマー : ローン・レンジャーを演じるのは本当に最高の気分ですね。しかも隣にいるのがジョニーですから。彼から影響を受けたことは、ジョニーがスタッフ1人1人の役割とか、とにかくディティールをよく観察していることです。だからたとえば監督がレンズの種類を替えたとしたら、自分の立ち位置がどう変わるのか、どうやったらいい絵になるのかをすべて完璧に把握して選び出すんです。僕も現場に入ったら、いろいろ観察して活かそうと思いました。それと、ジョニーからは映画作り以外のこともたくさん学びましたよ。太陽を直に見てはいけないとか、トイレに行った時の身だしなみについてとかね(会場笑)。

ジョニー・デップ : その話をアーミーにした時の僕は、生の鰻を食べて深い瞑想に浸っていたからね(会場笑)

トントのとてもたくましい肉体に驚きましたがどのくらい鍛えたのでしょう?それと、格好良くなるための秘訣をぜひアドバイスしてください。

ジョニー・デップ : かなり身体作りは頑張りました。というのはやはりトントは戦士ですから身体が大事だと思ったからです。
それとアドバイスですが、Cool(格好良く)になるためにはUncool(格好悪く)なれ、だと思います。27年くらい、それこそ今も僕はホームレスみたいな格好をしています。世間体とか皆さんがどう思うかとか、僕についてニュースでいろんなことが言われていますけれど、なるべくそういうものを無視するようにしています。だからなるべく自分らしくしていることと格好悪くUncoolであることと、無視しろ、ということをお伝えしたいです。

ジェリー・ブラッカイマープロデューサーとゴア・ヴァービンスキー監督はジョニー・デップさんと仕事を続けていますが、『ローン・レンジャー』で発見したジョニーの新たな魅力をお聞かせください。

ジェリー・ブラッカイマー : まず言いたいのは、これまでジョニー・デップという偉大な俳優と仕事ができて大変光栄で、僕自身誇りに思っていること。素晴らしい俳優であると同時に重要な友人でもあります。なぜ僕たちが繰り返し彼を起用するかというと、映画作りというパーティーに常に新しいものを持ち込んでくれるからです。俳優にとって台本通りにその真似をやってくれということを僕は求めません。彼はまさに新しいものを持ち込んでくれる。ジャックもトントもそうですし、他の監督と組む時もそうだと思います。

ゴア・ヴァービンスキー : 同感です。ジョニーは常に僕を驚かせてくれます。今回はアーミーとの共演で、2人の関係というバディ・ムービーでもあります。この関係のもたらす化学反応についてはよく話し合いました。今までの話と違って2人で引っ張っていかないといけない作品なので、ジョニーとアーミーが話し合って演技を作っていくことで、絆やケミストリーが深まっていく様子が見えて、そこは僕らにも喜びが大きかったです。

気に入っているシーンを教えてください。

アーミー・ハマー : この映画で1つだけ気に入っているシーンを言うのはとても難しいです。自分にとってこの映画を見ること自体が言葉では言い表せない様な体験で、ローン・レンジャーにそれこそなりきって長い撮影をしてきたので、1つ1つの思い出を思い返してしまうから。40度を超える暑さで大変だったとか、ここでキャンプをしたとか、いろんな思い出が走馬灯のように浮かんでしまうんです。

ジョニー・デップ : アーミーが言ったように1つ選ぶというのはとても難しい。でも嫌いなシーンは選べます。それは猛スピードで走っている馬から落ちたシーン。そうは言ってもめったにできない経験だったので、それなりに良かったとは思います。ジェリー・ブラッカイマーとゴア・ヴァービンスキーと一緒にこの映画という“塹壕”の中に入れるということはとても素晴らしいことで、彼らと一緒に入れるということがこの映画に携わった理由でもあります。ゴアが言ったように、一番重要なことはトントとローン・レンジャーの人間関係なので、アーミーと僕は映画づくりを通じて親しくなったし、本当に長い時間を一緒に過ごしました。こういうクリエイティブなことができる機会があれば、楽しんでやりたいし、実際、楽しい時間を過ごして笑いが止まらなかったです。

悪霊ハンターを演じたジョニー・デップさん自身が苦手だったけど克服できたものは?

ジョニー・デップ : 長年、ピエロが怖かったです。人を楽しませてくれるものですけどね。いまは自分が道化になったのでどうでも良くなりました(会場笑)。

>道化になる秘訣はありますか?

ジョニー・デップ : 映画を作るとうことは、楽しさと信頼が出てこないといけないです。そこに到達するためには、何でもできるような状況を作り出さないとならなくて、そのためにはまさに道化のように何でもやらないといけないと思います。

“キモサベ”という呼び方にはどんな思いを込めましたか?

ジョニー・デップ : トントは悪意はないけれども本当のことをズバッと言ってしまうキャラクターで、最初に“キモサベ”と言った時も悪気はないけれど間違った方の兄弟という意味で使っています。それが2人の距離が近くなるにつれ、友達をふざけてからかうような愛情を込めた意味に変化していきます。

ジェリー・ブラッカイマーさん、“ウォーク・オブ・フェイム”入りおめでとうございます。その時の感想と、トム・クルーズさんやジョニー・デップさん、アーミー・ハマーさんなど、スターを発掘する秘訣があれば教えてください。

ジェリー・ブラッカイマー : ありがとうございます。セレモニーにトム・クルーズやジョニーが来てくれたことを光栄に思います。もう1つの質問ですが、与えられたキャラクターをどう解釈してどう演じるかを僕は観ています。そして、ゴアも新しい才能を発掘したり、ベテラン俳優から新しいものを引き出す力に長けています。僕はプロデューサーなので、そういう才能のある俳優や監督に委ねて、新しい才能を発掘していきます。

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『ローン・レンジャー』の物語にちなんだ質問です。
愛する者を奪われた時、法に基づく“正義”と、
“復讐”とどちらをあなたは支持しますか?

Information

『ローン・レンジャー』
2013年8月2日(金)全国公開!

少年時代の忌まわしい事件のせいで、復讐に燃える悪霊ハンターのトント。彼は自らの悲願のために、聖なる力によって瀕死の男ジョンを甦らせる。ジョンは法に基づく正義の執行を求め、復讐のために手段を選ばないトントと対立。だが、愛する者を奪われた時、彼は不思議な力を持つ白馬シルバーを従え、マスクをつけた謎のヒーロー“ローン・レンジャー”として、トントと共に巨悪に立ち向かう。最後に世界を救うのは正義か?復讐か?

製作:ジェリー・ブラッカイマー/ゴア・ヴァービンスキー
監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ジョニー・デップ/アーミー・ハマー/ヘレナ・ボナム=カーター
オフィシャルサイト:http://www.disney.co.jp/loneranger/

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Profile



ジョニー・デップ
1963年6月9日、ケンタッキー州生まれ。
『シザーハンズ』(90)ほか数々の映画でファンを魅了した実力派の彼が世界的トップ・スターの座を盤石にしたのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(03)。同シリーズ(03,06,07,11)でジャック・スパロウを世界で最も愛されるアイコンに育て上げたほか、『アリス・イン・ワンダーランド』(10)のマッドハッター役でも大ヒットに貢献。“奇抜メイク”で臨んだこの2作品は、日本で100億を超える興収となった。『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』、『ネバーランド』(04)、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(07)でアカデミー賞主演男優賞候補となり、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』ではゴールデングローブ賞主演男優賞受賞。『ランゴ』(11)では声の出演。

アーミー・ハマー
1986年8月28日、アメリカ、ロサンゼルス生まれ。
TVドラマ出演を経て、『My Friend Flicka』(06)で映画デビュー。その後『ソーシャル・ネットワーク』(10)の双子のウィンクルボス兄弟を演じて注目され、トロント映画批評家協会賞助演男優賞受賞。『J・エドガー』(11)では、レオナルド・ディカプリオ演じる主人公エドガーの片腕にして“愛人”クライドを好演。『白雪姫と鏡の女王』(12)では王子に扮するなど次々と注目作でメインキャストを演じ、本作ではタイトルロールを獲得。父であるマイケル・アーマンド・ハマーは、アーマンド・ハマー財団のCEOで、Knoedler Publishing、ハマー・プロダクションズを含む数社を所有。オーラルロバーツ大学の理事会のメンバーでもある。また、曾祖父は石油王のアーマンド・ハマー。今、世界が最も注目するセレブスターだ。

ゴア・ヴァービンスキー
1964年3月16日、テネシー州生まれ。
パンクロック・バンドのギタリストとしてキャリアをスタートさせた後、UCLAで映画を学ぶ。ミュージック・ビデオやCMなどの制作を経て、『マウス・ハント』(97)で長編映画監督デビュー。『ザ・メキシカン』(01)、『ザ・リング』(02)などを手掛けた後、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(03)で空前の海賊ブームを巻き起こす。続く『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(06)、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(07)を記録的大ヒットに導き、全世界を沸騰させた。その後、『ランゴ』(11)でアカデミー賞長編アニメーション賞受賞。

ジェリー・ブラッカイマー
1945年9月21日、ミシガン州デトロイト生まれ。
ドン・シンプソンとのコンビで、『フラッシュダンス』(83)、『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズ(84,87)、『トップガン』(86)とヒット作を連作、その後も『ザ・ロック』(96)までコンビは続く。単独で製作を開始した後も『アルマゲドン』(98)、『パールハーバー』(01)などのヒット作を生み出し、37億ドルを超える驚異的な世界興収をたたき出した『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ(03,06,07,11)、『ナショナル・トレジャー』シリーズ(04,07)などで世界を席巻。時代を読む嗅覚が高く評価されるハリウッド屈指のプロデューサー。

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