OKStars インタビュー

Vol.307 俳優

寺脇康文

OKStars Vol.307は俳優・寺脇康文さんが登場!岸谷五朗さんとの地球ゴージャスの最新プロデュース作品『クザリアーナの翼』についてのインタビューをお送りします!

『クザリアーナの翼』の製作発表でメインキャストの方々が勢揃いして、あらためてのご感想をお聞かせください。

皆さんとは個別にはお会いしていましたけど、今日勢揃いして、バランスがいいなと思いました。バラバラの個性が揃うことで1つになれるということが不思議な感じがして、中村雅俊さんが「このメンバーならうまくいくよ」と仰ってくれましたけど、手応えのようなものはありますね。もともと、みんな地球ゴージャスを観て好きでいてくれているところも大きいです。そこから始まっているので、地球ゴージャスの色というものを好きでいてくれる、イコール、彼らも地球ゴージャスの色を持っているということなので、初めて揃ったけど、初めてではないような家族感のようなものがあります。

では、ストーリーの世界観についてお聞かせください。

ストーリーだけを言ってしまうと非常に重い話ですね。今の世界情勢を鑑みても、いまだに世界中で争いがありますし、群衆が反乱やデモを起こしたり、国同士がもめていたり、雲が晴れないような出来事がたくさん起きています。そういったことから目を背けて何か楽しいだけの作品を作ることもできるだろうけど、今回の作品は、そこから目をそらさずに逆にどっぷりとテーマを置いてみると、そこから見えてくるものがあるんじゃないかというところから始まっています。実際に舞台を作る上では、ギャグもいっぱい入りますし、踊りや歌、アクションもあって、活劇になっていきますけど、根底にはそういった今の世界に対して人々が何かおかしいよね、ということを正面からテーマにしています。

>4つの階級がある作品世界については?

人を階級づけするということは古代からあるし、今もあると思います。それはおかしいと言うためにも、今回ははっきりした階級づけをした方がいいだろうと思いました。とくに4つに分かれていることで、一番下にいる者が思うこともはっきりしてくるだろうなと思います。

>『クザリアーナの翼』というタイトルにこめられているものは?

クザリアーナはスワヒリ語で再生するという意味です。翼は大空に羽ばたいていくイメージですし、狭いところでは羽ばたけないので、そういった意味合いもありますね。

寺脇さんが演じるキジーはどんな位置付けなのでしょう?製作発表で岸谷さんが見切れる役なんて仰っていましたが…。

僕の役は茶化しでしょうね(笑)。重いテーマとバランスを取るような存在になると思います。昔は2枚目も恋愛をする役もやっていましたけどいまは茶化しの見切れていく役なんでしょうね(笑)。

では、寺脇さん自身はどういう風に役をつかんでいきますか?

台本を見た時のイメージがあって、後は頭で考えずに稽古をしながら自然に出てくるものをつかんでいくやり方ですね。演じることは正解があるものではないけど、間違っていることは分かりますので。みんなにも「こういう風にしなさい」という言い方ではなく、伝えたいことが伝わっていなければ間違いですけど、細かい言い方までは指示しませんし、それぞれの個性で意味合いがきちんと出ていればいいと思います。

地球ゴージャスでの稽古の進め方は?

2ヶ月前から始めるんですが、動きのあるものが先で、芝居のあるものはその後ですね。ダンスやアクションは時間をかければかけるほどいいものになっていきますからね。芝居に関してはやりすぎてもダメなところもあって、ちょうど上り調子のような仕上がりの時に本番を迎えられるようにバランスを見ながら稽古をしていきます。

>岸谷五朗さんとの役割分担はどうされているのでしょう?

もともとは共同演出の形でやってきましたけど、だんだんと今のスタイルに落ち着いてきました。五朗ちゃんは脚本・演出で舞台全般を見ますけど、僕は役者の中に入っての演出という立場ですね。役者レベルでの細かい表現とかを演出していくやり方です。

キャストの方々に期待しているところは?

舞台は経験があればあるほど板についてできるところはありますけど、宮澤佐江さんのように大きな舞台では初めてやるような人が持っているエネルギーはベテランには出せない、思いも寄らない何かがあると思います。そういうエネルギーが稽古場でお互いに刺激になるケースもあります。だから、中村雅俊さんのようなベテランもいれば、佐江ちゃんのような人もいることで、僕ら自身もどんな色のエネルギーが渦巻くのか楽しみにしているところもあります。そういう稽古場を作ってきたいと思います。

今時点ではどこが見どころになってくると思いますか?

一番下の層の人間が、上の間違いに対抗していく話になっていくと思うので、やはり群衆の力というものが見どころになってくると思います。もちろんそれぞれの個性も見どころですが、群衆の力というもののウェイトが大きくなってくると思います。

寺脇さんはTVドラマや映画にも多数出られていますが、映像と舞台の違いはいかがでしょう?

もちろん形態は全く違いますよね。地球ゴージャスの話をすれば、これは発信していく側になります。TVドラマなどではプロデューサーや監督がいて、僕はすごく動きの良い歯車になりに行きます。これが地球ゴージャスではみんなに歯車になってもらう側なので、どういうものを作るか、自分の今の思いがより詰まっているものなります。

演じる上で大事にしているところは?

人を嫌な気持ちにさせない、ということですね。辛い話でも悲しい話でも、悪い人が出てきても、最後は晴れ晴れしい気持ちでお客様に帰ってもらいたいので、自分の演技も全体もそこは気を使っています。何か希望を残したいし、いやな気持ちのまま終わらせたくないと思います。

>『クザリアーナの翼』では夢を持ってはいけない、というようなことも出てきますが。寺脇さんの“夢”はどんなものでしょう?

僕は自分が笑うことよりも人が笑っている顔を見ることの方がより嬉しいことなんです。本当に世界の人がみんな笑っているのが夢ですね。今日の朝も電車の中でおじさん二人がいがみ合っていて、いやな気持ちになりますし、電車の中全体も殺伐とした雰囲気になってしまうんですよね。今回の舞台はまさにそういった状況から話が始まるので、それがいかにいやなことなのかということがより伝わると思います。

寺脇康文さんの“モットー”をお聞かせください。

やはり、なるべく笑顔でいること、笑顔でいられる気持ちでいる、ということですね。

OKWaveユーザーにメッセージをお願いします。

地球ゴージャスの芝居は皆さんが明日も頑張ろうという元気を生み出すことを考えてやっています。この舞台を観ていただいた後に、明日も頑張って生きようと思ってもらえるようにやっていきますし、現実を忘れられるような約3時間になると思います。気持ちよく帰っていただける作品にしますので、ぜひ足を運んでください。

寺脇康文さんからOKWaveユーザーに質問!

みなさんが寺脇康文に今やらせてみたい役はどんなものでしょう?
刑事以外で(笑)お願いします。

Information

ダイワハウス Special 地球ゴージャス プロデュース公演 Vol.13『クザリアーナの翼』

作・演出:岸谷五朗
演出補:寺脇康文
出演:中村雅俊 風間俊介 山本裕典 宮澤佐江 佐藤江梨子 湖月わたる/岸谷五朗・寺脇康文 ほか

2014年1月8日(水)~2月20日(木)赤坂ACTシアター
S席11,500円、A席9,500円、B席8,500円(全席指定・税込)
チケット一般発売日:2013年10月5日(土)10:00
主催:株式会社アミューズ TBS

名古屋公演 2014年2月26日(水)~3月1日(土)愛知県芸術劇場 大ホール
福岡公演 2014年3月7日(金)~3月12日(水)キャナルシティ劇場
大阪公演 2014年3月18日(火)~3月31日(月)梅田芸術劇場 メインホール

東京公演チケットに関するお問い合わせ:チケットスペース
03-3234-9999(月~土10:00~12:00、13:00~18:00)

公演に関するお問い合わせ:地球ゴージャスFC
03-5457-3485(平日15:00~18:30)

http://www.chikyu-gorgeous.jp/vol_13/

Profile

寺脇康文

1962年2月25日生まれ、O型、大阪府出身
1995年に岸谷五朗と結成した地球ゴージャスでの公演をはじめ、TVドラマや映画などで活躍中。

地球ゴージャスHP

ヘアメイク:冨沢ノボル
スタイリスト:鷲津マコト(4D)

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