OKStars インタビュー

Vol.312 女優

安蘭けい

OKStars Vol.312には安蘭けいさんが登場!待望の再演『CHESS in Concert』についてのインタビューをお送りします。

『CHESS in Concert』セカンドヴァージョンということですが、お聞きした時にはどう感じましたか?

この中で歌われている曲が全て素晴らしいので、その曲をもう一度歌える喜びと、共演者にまた会える二大喜び(笑)でした。

前回の公演で感じたことをお聞かせください。

『CHESS』の曲は聴いている分にはいい曲で、歌いたいなと思わせるけれども、いざ譜面をみると、あまりの難しさに、聴いていた曲と譜面の印象が全然違っていました。聴きながらだと歌えていたものが、音符を追いながらだと歌えなくなってしまって、最初は曲を解読するのが難しかったです。歌えるようになってからは自分もABBAの曲に浸って気持ちよく歌えるようにはなりましたけど、そこまでが大変でした。もしミュージカルだったらお芝居もしなければならないので、コンサートヴァージョンで良かったと思いました。

『CHESS in Concert』ということで、コンサートヴァージョンというのはどのように進行していくのでしょうか?

コンサートヴァージョンそのものにはいろいろな進行形態がありますが、『CHESS』の場合は、ミュージカルの物語の進行に合わせた形になります。『CHESS』にはコアなファンの方も多いですが、知らない方も多いので、ミュージカルの内容も分かりやすいような形にしたコンサートになります。

>役柄を演じられる部分もあるんですね。

そうです。セリフを話したり、会話をするシーンもあります。

フローレンスという役柄として歌うことになると、ご自身の歌い方とは異なりますか?

ミュージカルの音楽は芝居の中の音楽なので、やはりその役の感情を載せて歌うものなので、コンサートといえども、その役の歌い方になります。ただ、ミュージカルとは違ってハンドマイクで歌うところには前回の最初の頃は抵抗もありました。そこはやっぱりコンサートと銘打っているので、慣れるようにしました。

共演の方々についてはいかがですか?

石井一孝さん、中川晃教さんは前回も一緒だったので、彼らの印象は非常に自由で面白い人たち(笑)。ツッコミ体質の私としては大変おいしい人たちで(笑)、今度もいっぱいツッコませていただけるんだろうなと期待してます。さらに今回は“最強の”マテ・カマラスが現れますので、私もさらに忙しくなってしまうのかなと思います(笑)。ですので楽しいメンバーだと思います。初演の時はみんな難しい譜面と格闘して自分のものにしていこうという作業がある中で、癒やされるものを求めていたのか現場は温かい笑いに包まれてなごやかに過ごしていたので、今回は一度経験している分、余計になごやかな現場になるんじゃないかなと思います。

共演の方々とは歌での絡みも出てくるということですよね。

はい、デュエットもありますし、セリフを歌で交わすようなものですね。

>その部分には難しさを感じますか?

私の場合、ずっとミュージカルをやってきているので、難しさはないですね。むしろ、曲をただ歌う方が難しいです。ミュージカルの持ち歌をピックアップして歌うようなコンサートだと感情に任せて歌えないし、どんなミュージカルのどんな場面で歌われるものなのかを示す必要もあるので、ミュージカルの中で歌うことの方が自分の中では自然なことですね。

チェスというゲームについて思うことはありますか?

私はチェスも日本の将棋も苦手なんです。そもそも複雑なルールのあるゲームが苦手で、駒の動かし方など勉強しようとは思いましたけどあきらめました(苦笑)。

アメリカとソ連の冷戦時代を背景としたストーリーについて思うところは?

そういう時代背景は日本人にはあまり馴染みはないと思うので少し難しいとは思います。アメリカとソ連の2人の男性の間で揺れ動く女性の役ですが、彼女自身も亡命をしていたり、辛い生い立ちもあり、その時代だからこその背景をチェスのゲームになぞらえて表現されているミュージカルですね。私の役としては、そういう時代に生きてしまって、ある選択をしなければならないけれども、本当は愛する人の側にいたい…、というその時代に生きてきたからこその女性を表現したいですし、あまり馴染みがなくても日本人の皆さんに共感してもらいたいところです。

ABBAの曲というと明るいイメージがありますが、歌われる曲調としてはいかがでしょうか。

どちらかと言うとポップス系の曲の方が少ないですね。ロックかクラシックか、という感じです。時々ABBAっぽい耳馴染みのある部分も感じられますが、私たちが知っているABBAのイメージはあまり無いですね。彼らの隠れた才能が見えると思います。

>公演を終えると相当疲れるほどの音域の曲とのことですね。

公演が終わると自分の声がちょっと変わっているくらいです。1日2公演の時は元に戻すのが大変でしたね。

>そういう時はどうするんですか?

喋らずにしているのと、疲労ににアミノ酸は効きますよ。

>とくに好きな曲はありますか?

本当はフローレンスが歌っているのですが、今回は中川さんのフレディが歌う「Someone Else's Story」が好きです。自分の歌では「Heaven Help My Heart」とか…でも好きな曲が本当にたくさんあります。

今回の見どころをお聞かせください。

まず、前回いなかったマテや戸井勝海さんが入ったことでガラリと印象も変わるだろうし、演出も前回語られなかった部分が付け加わってくるということなので、新しいセカンドヴァージョンができそうな感じがしています。

ではOKWaveユーザーにメッセージをお願いします。

前回は難しい曲に翻弄されていたところもあるので、今回フローレンスとしての心情や立ち位置をもう一度見直せるかなと思っているのが自分自身の抱負であり、自分の中にもっと曲を入れて前回よりも気持ちよく歌いたいなと思います。何よりもこの『CHESS』というミュージカルを知ってもらって、ABBAの曲の素晴らしさを知っていただいて、『CHESS』のことを好きになってもらえればまだまだ続いていくと思いますので、皆さんたくさん観に来てもらいたいなと思います。個人的にも中川くんやマテの歌を聴きたいと思っているし、彼らのこういう歌を聴くチャンスですので、ぜひいろんな方を誘って観に来てください。

安蘭けいさんからOKWaveユーザーに質問!

チェスを一度やってみたいのですが、
チェスのルールを早く覚えるいい方法を教えてください。

…前回、控え室に置いてあったけれども誰もやりませんでした(笑)

Information

『CHESS in Concert』

スーパー・ポップグループABBAのベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース作曲、「エビータ」「ジーザス・クライスト・スーパースター」のティム・ライス原案・作詞の伝説のミュージカル“チェス”。1984年にリリースされたコンセプトアルバムは大ヒット、1986年にロンドンで開幕したミュージカルは1989年までロングランを記録。その後、世界各国で上演されています。
2012年に『CHESS in Concert』日本ヴァージョン初演ではリピーター続出、再演希望の声が相次ぎました。今回、日本ヴァージョン上演を可能にした奇跡のキャスティングが再び集結。

演出・訳詞:荻田浩一
音楽監督:島健
出演:安蘭けい 石井一孝 中川晃教 マテ・カマラス (五十音順)
AKANE LIV 戸井勝海
池谷京子 角川裕明 田村雄一 ひのあらた 横関咲栄/大野幸人

【東京】2013年12月12日(木)~12月15日(日)東京国際フォーラム ホールC
S席11,000円、A席8,000円、B席5,000円(税込)※未就学児童の入場はご遠慮ください。

【大阪】2013年12月20日(金)~12月22日(日)梅田芸術劇場メインホール
S席11,000円、A席8,000円、B席4,000円(税込)※未就学児童の入場はご遠慮ください。

公演情報URL:http://www.umegei.com/schedule/290/

企画・制作・主催:梅田芸術劇場

Profile

安蘭けい

1991年宝塚歌劇団に主席で入団、同年3月『ベルサイユのばら』で初舞台。オペラ『アイーダ』を題材にした『王家に捧ぐ歌』アイーダ役で2003年度の芸術祭演劇部門で優秀賞を受賞。現役のタカラジェンヌでは史上初となる第25回「松尾芸能賞演劇新人賞」受賞の快挙をなした。2006年12月『ヘイズ・ゴート』で星組男役トップに就任。2008年ブロードウェイ作品の日本初演となった「THE SCARLET PIMPERNEL/スカーレット・ピンパーネル」では、その抜群の歌唱力と柔軟な演技力を遺憾なく発揮して高い評価を得る。この作品は新東京宝塚劇場開場以来、史上最高の動員記録を樹立するなど宝塚の歴史に残る名作となり、自身の代表作にもなった。2009年に宝塚歌劇団を退団。2013年「サンセット大通り」「アリスインワンダーランド」の演技に対して菊田一夫演劇賞を授賞。
近年の主な作品に『The Musical AIDA アイーダ』、『UNO』、舞台生活20周年コンサート『安蘭けい 箱舟 2010』、『ワンダフルタウン』、『ピアフ』、『MITSUKO~愛は国境を超えて~』、『アントニーとクレオパトラ』、『サンセット大通り』、『アリス・イン・ワンダーランド』、『遠い夏のゴッホ』、『next to nomal』など。また、2014年3月には森新太郎氏演出 舞台『幽霊』の出演を控えている。

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