OKStars インタビュー

Vol.321 俳優

イ・ビョンホン

OKStars Vol.321は2013年11月30日公開の『REDリターンズ』に出演するイ・ビョンホンさんへのインタビューをお送りします!

『REDリターンズ』オファーについてどう感じましたか?

飛び跳ねるくらい嬉しかったですね。もちろん『RED/レッド』という作品自体が好きだったし、子どもの頃から英雄のように思っていた俳優たち、しかもそれが何人も出ている作品で共演できることには言葉で言い尽くせないくらいの喜びがありました。一方で、そんな素晴らしい作品でご一緒させていただいて、皆さんのご迷惑にならないかという心配もありました。

今回演じられたハン・チョバイというキャラクターの印象とどう役作りをしましたか?

出演が決まった後に、ディーン・パリソット監督の自宅に招待されて行く機会がありました。その時の話題はもっぱらハンというキャラクターをどう作っていくかということでした。監督は、『グッド・バッド・ウィアード』で僕が演じたパク・チャンイというキャラクターをとても気に入ってくれていたそうで、映画の最後までパク・チャンイをずっと見ていたと話してくれました。それを聞いて監督は今回のハンにもそういった部分を望んでいるのかなと思って、今回の台本を振り返ってみたら、パク・チャンイと印象が似ているところもありました。パク・チャンイは少し古い時代のキャラクターでしたので、ハン・チョバイを現代に生まれ変わったパク・チャンイのようなキャラクターにしたらどうかと監督に提案したら、それは良いアイディアだと言っていただいたので、そこからキャラクターを作っていきました。
僕にとって大変な作業だったのは、コミカルな演技を見せるところでした。『REDリターンズ』はジャンル的にはアクション・コメディの作品ですよね。ただ、僕にとっては韓国語ならともかく、慣れていない英語で世界の観客を笑わせなければならないのは大変なことです。その国の文化を知らないとできないことだと思いました。今回演じたハンは内面に大きな熱を持っていて、そのエネルギーが今にも噴出するくらいに煮えたぎっているような人物です。そして怒りっぽくて、常に怒りを抱えてもいます。監督はその怒りの部分で観客を笑わせることができるキャラクターだと仰っていました。とくにハンは自分のジェット機に執着していますので、ブルース・ウィリスさんが演じたフランクにジェット機のことで怒りをぶつけているところは見どころだからと監督に言われましたので、そんなところに気をつけながら役作りをしました。

ハリウッド映画でもご活躍されていますが、英語での演技は以前と比べていかがでしょうか。

以前と比べて良くなったのかどうか自分でもなかなか感じられない部分です。ただ、モニタリングをされている方々からは以前よりも楽にできているよと言われたので、ようやく自分でも自信を持てるようになったと思います。やはり英語で台詞を話す時には自分でもかしこまってしまったり緊張してしまったり、うまくやらなければという気負いが先立ってしまうので、なかなかリズムに乗るというところまではいけませんでした。それをある時に、ダンスや歌を歌う時のように身を任せてしまおうと考え方を変えて、英語の発音が少しうまくいかなかったとしても感情の流れを込めたほうが良いと思うようにして演じています。

共演の方々とのエピソードをお聞かせください。

ブルース・ウィリスさんと映画を撮るのは2作目になりますが、彼はとりわけ僕に親しくしてくれます。オスカー賞の時期に偶然お会いした時も自分に気を使ってくださって、どうしてそこまで親切にしてくださるのだろうと思うくらいです。今回、僕がハンを演じて、ブルース・ウィリスさんがフランクを演じましたが、アクション映画ということでどちらかがどちらかを倒すという構図がありますよね。今回の『REDリターンズ』ではハンがフランクを苦しめる、という大筋があります。実際、ハンとフランクは大きく3回バトルを繰り広げるのですが、台本では毎回ハンがフランクを苦しめる描写が書かれているのですが、現場に行くとブルース・ウィリスさんがコロコロと内容を変えてしまうんです。僕はこうするから君はこうしてねっていう感じで、本当はハンがフランクを殴っているはずが、フランクがハンを殴っている数の方が多めになっていたりします。メイクの方がブルース・ウィリスさんには専属でいらっしゃって、僕の方は映画のメイク担当の方にやっていただくのですが、僕のメイクは血だらけで、ブルース・ウィリスさんの方はちょっと傷ついているくらいなので、ひとしきりアクションシーンを終えるとハンは重症で、フランクは軽傷という結果になっていました。また、フランクがハンに降参すると台本に書かれていたのが、その逆になったり、ちょっと奇妙な結果になっていました(笑)。アクションスターなだけにそういうところへの欲があるようですね(笑)。

>監督もブルース・ウィリスさんの提案に乗ってしまうんですね!

ハリウッド映画では変更事が少ないと思っていましたので、本当にびっくりしました。ハリウッドでは時間も重要視されますので、プリプロダクションで準備したとおりに進めるもので、現場で変更していくのは非常に難しいことなんです。ところがブルース・ウィリスさんは例外で、監督にしてもプロデューサーにしても、ブルース・ウィリスさんが現場に現れると皆緊張するので、やはり大御所なんだと自分自身肌で感じもしました。現場で変更が生じるとみんなが大変なことになります。アクションでの段取りも変更するとヘタすると数日撮影がずれてしまうこともありますが、そんな苦労があったとしてもブルース・ウィリスさんが言ったら変わりますので、彼の一言は絶大で、非常に力を持った俳優なんだなとも思いました。

筋肉隆々の肉体を披露されてもいましたが、どのように準備して現場に臨みましたか。

できるだけ自信を持って撮影に臨めるように前々から準備を怠らないようにしていました。役柄によっては平凡な体型だったりあるいはお腹が出ている人物かもしれません。最近の数作はたまたま台本上から「完璧な肉体」と書かれているものですから、そういう身体を作らなければなりませんし(笑)、そいう苦労も伴いますが、キャラクターを皆さんに印象付けたり、理解していただくにはやるべきことだと思います。

『REDリターンズ』の見どころをお聞かせください。

僕は『RED/レッド』という作品そのものが好きで、演技の教科書とも呼べるような英雄のような俳優さんたちと共演できることが嬉しいことでした。皆さんにはユーモア、アクション、全てを100%信じてご覧いただけると思います。その中に僕も参加していることが信じられないくらいふしぎな経験でした。共演者の方々の作品を観て育った皆さんが僕と同じ気持ちで一緒に観てくれたら嬉しいです。

イ・ビョンホンさんから質問!

僕は韓国出身の俳優ですが、
ここまで自分が歩んできた道のりを
皆さんはどういう風に見てくださっているのか知りたいです。
韓国の作品、ハリウッド作品に出演していますが、
皆さんがどう思っているのかお聞かせください。

Information

『REDリターンズ』
2013年11月30日(土)全国公開

諜報活動の一線から退き、平穏な生活を送っていた元CIAのスゴ腕スパイ、フランク(ブルース・ウィリス)と恋人のサラ(メアリー=ルイーズ・パーカー)に、新たなトラブルが降りかかってきた。すべては、かつてフランクと仲間のマーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)が関わった、小型核兵器に絡む極秘プロジェクトに起因していた。真相を探るため、フランク、マーヴィン、サラは、ヨーロッパに飛ぶ。そこで、3人を待ち受けていたのは、かつての宿敵たちも関わる世界を揺るがす驚愕の危機だった。
今、世界滅亡を阻むため、伝説の元スパイ=REDの戦いの火蓋が切って落とされた。

監督:ディーン・パリソット
出演:ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、メアリー=ルイーズ・パーカー
アンソニー・ホプキンス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、イ・ビョンホン

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

http://disney-studio.jp/red/

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Profile

イ・ビョンホン

1970年7月12日生まれ、韓国・ソウル出身。
韓流ブームの火付け役の一人であり、今やアジア屈指のスーパースター。『G.I.ジョー』(09)でハリウッド映画に初出演。続編『G.I.ジョー バック2リベンジ』(13)では本作に先駆け、ブルース・ウィリスと共演を果たした。韓国のTVドラマ「アスファルト 我が故郷」(91)でデビュー。以降TVでは「Happy Together ~ハッピー トゥギャザー~」(99)、「美しき日々」(01)、「オールイン 運命の愛」(03)、「IRIS -アイリス-」(09)、「外交官 黒田康作」(11)などに出演。映画では『JSA』(00)、『バンジージャンプする』(01)、『純愛中毒』(02)、『甘い人生』(05)、『夏物語』(06)、『HERO』(07)、『グッド・バッド・ウィアード』(08)、『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(09)、『アイリス -THE LAST-』『悪魔を見た』(10)、『王になった男』(12)など。2012年、チャイニーズ・シアター前に手型と足型を刻んだ最初の韓国人俳優の1人となった。

http://www.leebyenghun.com/

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