OKStars インタビュー

Vol.333 俳優

本郷奏多

OKStars Vol.333は岩井俊二さんが連続ドラマ初となる企画プロデュース&脚本を担当するテレビ東京ドラマ24「なぞの転校生」にて、トリプル主演の本郷奏多さんへのインタビューをお送りします!また、同ドラマ製作会見の模様も合わせてお送りします。

「なぞの転校生」原作は眉村卓さんのSFジュブナイルの傑作ですね。

実は原作やそれを元に一度ドラマ化されていたことは知らなくて、今回のお話をいただいてから知りました。

>では本作出演についてどんな印象を持ちましたか?

岩井俊二さんが脚本と企画プロデュースをされるということで、岩井さんとご一緒できることが純粋に嬉しかったです。長澤雅彦監督とも初めてでしたが、岩井さんとずっと一緒にやられていた方ですし、最初からすごく信頼していました。

脚本を読まれた印象はいかがだったでしょう?

典夫は異次元世界から来たアンドロイド、という特殊な役ですけど、僕らが思うようなロボットではなく、限りなく人間に近いので、あらためてアンドロイドであるということは意識しませんでした。ただ、プログラムされたことで動いている存在なので、感情的になって何かをするということはありえないし、感情の振り幅の上限下限は少し制限して演じました。

>なかなか難しい役どころのように思えますが、実際に演じてみた時に難しさはありましたか?

現場では台本にないことも結構演じました。その時に、その“プログラムされた部分”を見つける作業はむしろスムーズにできました。あとは自分の中でそれを出力するだけなので、逆に人間的な感情に振り回されることが無かったという意味では、難しくはなかったですね。

中村蒼さん、桜井美南さんをはじめ同世代の方が多い現場だったと思いますがいかがでしたか?

中村蒼くんとは初めての共演でしたけど、普通の男の子をずば抜けて演じている印象でした。彼の演じた岩田広一というキャラクターはどこにでもいる普通の男の子なので、僕には向いていない役なのかなとも思ってしまうし、それを演じきった蒼くんはすごいなと思いました。特殊な世界観の中で広一という等身大のキャラクターが居ることで、さらに深みが出るというところを表現していたと思います。桜井さんは初めてのドラマ出演と聞きましたけど、だからこそこなれていないフレッシュなものがあると思いました。長くやっていると自分に向いていることが何か分かってきますけど、そういうものと関係なく、たとえば涙を流すシーンでは自分にカメラが向いていなくても毎回きれいに泣いていて、そういうところにすごさを感じました。素敵な女優さんだなと思う反面、慣れて染まっていってほしくないなと思ったりもしました(笑)

>皆さんセリフを全て覚えて、現場では台本は持っていなかったとのことですね。

そうですね。結構な長セリフも覚えました。僕は違う文明の説明をするシーンもたくさんあって、その世界の説明や科学用語のようなものは一見難しく見えますけど、歴史をはじめ細部までしっかりと構築してあるので、感情も乗りますし、セリフを覚えるのは全然苦ではなかったです。撮影の時にはひとりでそういう説明を5分くらい話すシーンもあったので、どう編集されるのか分かりませんが、役者としてはある意味、見どころかもしれません。

長澤監督とはどんな話をしましたか?

監督がそういうスタンスなので役柄の話もあまりしませんでした。役者がどういうものを持ってくるのか、どうしたいのかを一番大事にされているように見えました。だからここはこうした方がいいとか、こういう感情だから、というのは誰に対してもあまりなかったです。なので、監督とは世間話ばかりしていました(笑)。

見どころとしてはいかがですか?

連続ドラマなのでいろんな軸がありますが、すごくストレートなきれいな心を伝えたいんだと脚本からは感じました。SF要素がいろいろ出てきて、違う世界の歴史の話や、主人公たちの日常もありますけど、共通しているのは誰かを守りたい気持ちなのかなと。それと典夫のいた異次元の世界がしっかりと構築されているので、安心して観られると思います。

>本郷さんご自身の部分についてはいかがですか?

アンドロイドなので要所要所で超人的なパワーを見せたりするので、そういうところは視覚的にも面白くなりそうなところです。典夫は異次元のお姫様をずっと守ろうとしているのがベースにあって、そこに人間らしさがたくさん見えてきます。アンドロイドなのに見えてくるその人間らしさが見どころだと思います。
この作品に関しては手ごたえも感じていますし、そう思える作品に早々出会えるわけでもないので、僕自身も楽しみです。

23歳ですでに長いキャリアをお持ちですけど、今回の撮影を通じて得たことや発見はありますか?

初心に返らされたところですね。今回が初出演の桜井さんのお芝居に取り組む姿勢や、他の若いキャストたちが見せるプロ意識、最初から最後までお芝居をして毎回気を抜かないでどの部分を撮っているのか分からない長澤監督の撮影法など、様々な要素があって、自分がこなれて失いそうになっていたものを改めて認識させられました。お芝居ってどういうものなのか、欲しいものを求められて演じることが果たしてきれいなものを演じられているのかとか、様々な要素で初心に返らされた作品に出会えたと思います。

本郷奏多さんの“モットー”をお聞かせください。

何事においてもすごく頭を使うようにすることです。自分の直感で動ける人がどの世界でも頂点に立っていることが多いので、すごく憧れたりもしますが、自分は感覚で動くタイプの人間ではないので、逆に全てにおいて考えることが最善かなと思っています。お芝居においてもそうですし、生きていく上でもそうですし、いろんなことに対して常に頭を使うようにしています。

本郷奏多さんからOKWaveユーザーに質問!

文明の発展は、果たして人間にとって良いことなのか悪いことなのか?

「なぞの転校生」では、典夫の元の世界である知的物質が発見されて一気に文明が進み、異空間移動ができるようにもなりますが、そのことで戦争も起こる、という設定があります。
現実の今の世の中も文明の発達でいろんなことが起きていますよね。人間の生活が豊かになることで失ってしまったこともあると思いますので、ぜひ皆さんの考えを聞かせてください。

Information

ドラマ24「なぞの転校生」
2014年1月10日(金)スタート毎週金曜24:12~24:52
テレビ東京系列(TX、TVA、TSC、TVh、TVQ/TVOは翌週月曜23:58~)

東西山高校二年の岩田広一と香川みどり。ある日下校途中で、空に上がっていく流れ星を発見する。なぜ流れ星が上がるのか?翌日緑は学校で光る人影を目撃し、構内は幽霊話一色に。そんな折、突然、山沢典夫という少年が現れた・典夫は広一の隣に住む江原さんの孫だというのだが、典夫が現れると同時にその周囲ではおかしな出来事が頻発し始める…。
なぞの転校生の典夫と広一、そしてみどりの人間模様を軸に、彼がなぜこの世界にやってきたのか、そしてその目的が次第に明らかになっていく。

原作:「なぞの転校生」眉村卓(講談社「青い鳥文庫」「講談社文庫」)
出演:中村蒼 本郷奏多 桜井美南/杉咲花 京野ことみ りりィ 濱田マリ 斉木しげる 金山一彦 中野裕太 高野浩幸/ ミッキー・カーチス
企画プロデュース・脚本:岩井俊二
監督:長澤雅彦

http://www.tv-tokyo.co.jp/nazono_tenkosei/

Profile

本郷奏多

1990年11月15日生まれ、O型。宮城県出身。
2002年俳優デビュー。以降、映画『テニスの王子様』『NANA2』『GANTZ』、ドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん」「未来日記」など話題作に出演。「リアル鬼ごっこ THE ORIGIN」で連続ドラマ初主演、「Moonlight Rambeler」で舞台初主演を務めた。ドラマ24は2013年4月クールの「みんな!エスパーだよ!」に続き2作目。主演映画『ドレイク 僕と23人の奴隷』が2014年全国公開予定。

Official Site:http://official.stardust.co.jp/kanata/

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