OKStars インタビュー

Vol.378 来日記者会見レポート

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

OKStars Vol.378は特別編、トム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』来日記者会見レポートをお送りします。
進行:襟川クロさん

ではご挨拶をお願いします。

アーウィン・ストフ(プロデューサー):コンニチハ。日本に来られて大変嬉しいです。『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を製作している当時から、日本の原作のこの作品を携えた凱旋として日本の皆さんに観ていただく瞬間を待ち望んでいました。温かく迎えていただきありがとうございます。

ダグ・ライマン(監督):今回日本に来まして、昨日は1日で3都市の弾丸ツアーということで本当に日本のファンの皆さんのサポートを肌で感じました。大阪、福岡、東京を1日で巡りましたが、本当に圧倒的な体験でした。3年前にこのプロジェクトを開始した当初からトムは日本の観客を意識していました。これは日本ではどう受け入れられるだろうとか、これに日本語の字幕がつくと皆さんはどう受け止めるのだろうかと、常に考えていましたので、プレミアツアーの最後の地が日本であることも意義深いと思います。

トム・クルーズ(主演):あらためて皆さんに感謝の言葉を述べたいと思います。今回のツアーは特に素晴らしい体験で、昨日のことは多分一生忘れないと思います。僕ら3人はこのプロジェクトで最初に会った時から日本のファンのことを話し合っていました。日本の観客がこの作品をシェアすることを誇りに思いますし、興奮もしています。他の国でも良い反響をいただいてきました。先行ロードショーについても名誉なことだと思っています。昨日会った方々にお礼を言いたいです、本当にありがとうございます。

>昨日、日本のあちこちでファンと会われて、今お疲れではないですよね?

トム・クルーズ:ぜんぜん大丈夫。むしろ元気をいただいたと思います。実は昨晩もあまり寝ていないけどね。

ダグ・ライマン:昨日の体験はエキサイティングでした。ファンのトムへの愛情が感じられたし、トムが皆さんに愛情をお返ししているのが本当に素晴らしい体験だった。プレミアの舞台挨拶は普通、レッドカーペットの後だけど、今回は先に舞台挨拶をやってからのレッドカーペットでした。もし、レッドカーペットが先だったらすべてのファンと触れ合ってからのプレミアの舞台挨拶になっただろうから、上映開始は真夜中12時になっただろうなと思います。

原作が日本の小説ということについて、どんな良さを感じましたか。そしてそれが映画にどんな影響を与えましたか。

ダグ・ライマン:私は原作の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」をすごく気に入りました。非常に独創的でエキサイティングです。とくに私が惹かれたのは、ラブストーリーの部分です。小説には非常に強いリタという女性のキャラクターが登場します。トムの演じたケイジは時をループする超能力を持っていますが、それに匹敵するくらいの強いキャラクターを描かなければなりませんが、同時に今回はラブストーリーの部分にとくに集中しました。

トム・クルーズ:本当に独創的なラブストーリーだと思います。作るのがとても難しいし、大きな世界観の中で人間的なキャラクターがいなければならないと感じました。ダグ・ライマン監督はみんな知っての通り強い女性を映画の中に出すので、その点では良い監督に巡り会えたと思います。キャラクターのディティールにこだわりがあるし、この素材を映画にすることが意義があると感じました。

それぞれの立場で、今回一番のチャレンジだったことは?

アーウィン・ストフ:正直に言うと、この映画を作ることそのものでした。これほどに独創的なコンセプトの作品を映画化するのは大変なことです。可能にしたのはトムのこの作品を映画にしたいという強い意欲でした。そう言ってくれるだけで関わっている全員が自信を持って製作を絶対にするんだという気持ちになれました。

ダグ・ライマン:素晴らしい題材なので、私にとっても責任重大でした。今回、原作者の桜坂洋さんからの神聖なる信頼を受けて、私は映画化を託された気になりました。聖なる信頼というものはパートナーシップを表しています。桜坂さんともそうですし、トムともそうです。日本の作家とパートナーシップを結んで仕事ができたのは素晴らしい経験でした。偉大な芸術というものは、バックボーンの違う人間が集まってコラボレーションしてできるものだと思っています。

トム・クルーズ:初めて3人で会った時に約束を交わしました。チャレンジ精神で、できる限りの一番いい映画を作ろうと誓い合ったので、全てにおいてチャレンジする気持ちで臨みました。映画はひとりではできません。あらゆるクルーが関わって、チームで作るものです。知識、技術、芸術性、さらに映画の持っているトーンを合わせることが重要です。娯楽、ユーモア、ラブストーリー、冒険、そして感情に訴えるところも全て実践しようとしました。僕はいつも観客を意識して、観客のために映画を作ります。ビジュアル効果は役柄とストーリーを輝かせるためのものです。アクションについてよく言われますが、キャラクターとストーリーに合っていなければ意味がありません。男と女の関係も独創的でないといけません。今回で言えば命をかけた関係です。今回着ている機動スーツも注目を集めていますが、非常に重量感のある良くできたものですが、ストーリーがあって初めて活きるものです。この映画の素晴らしいところは、それぞれ携わっているクルーがひとつの目的に向かってベストを尽くしたということです。各自がA++の評価のものを持ってこなければならないし、いまここに座っていても、あらゆるスタッフのことを誇りに思います。彼らのチャレンジに感謝したいです。

エミリー・グラントさんはアクション初体験だったとのことですが、トム・クルーズさんから見て、いかがだったでしょうか。

トム・クルーズ:僕は今でも1日1本映画を観るので、彼女の出演作も全部観ています。才能のある女優で役柄の幅が広いですね。スクリーン上でもとても知的ですし人間的でチャーミングです。彼女をキャスティングできた時はより良い作品になると感じました。彼女はアクションの経験がないのでものすごいトレーニングが必要でした。彼女は慎み深いので自分からは言いませんが、とても運動神経が良いです。ものすごいスタントをやってのけてびっくりしました。良いトレーニングができたと思います。最初に機動スーツを着てリハーサルをした時は僕も一緒に着ましたけど、あれはまるで冷蔵庫を背負っているような重さなんです。彼女はタフで頑張っていました。でも「どうだった?」と聞いた時、彼女はちょっと目に涙をためていました。だからどうすれば彼女を現場で笑わせられるか考えました。弱虫の演技はさせられないので、いかに彼女が自信を持って演じられるかを考えましたので、結果的に良いアクションが見せられたと思います。

エミリー・グラントさんとの共演での見どころをお聞かせください。

トム・クルーズ:女性からあんなに何回も銃で撃たれたことはもちろんないよ!

ダグ・ライマン:私は主人公が始まって10分で死んでしまうところに興奮しました。何せ、トムを主役にしながら、戦えない男です。最初の10分で殺されてしまうという、今までに見たことのないトム・クルーズが見られると思います。エミリー・グラントさんを相手役に選びましたが、彼女は本当にチャーミングな女性です。でも、それは機動スーツを着て1時間もすると変わってしまいます(笑)。難しい役だったと思います。トムの演じたケイジは特殊な能力を持っていますが、彼女が演じたリタがシーンを支配しなければならないからです。エミリーは知的で力もあるし、勇気も持って演じ切りました。日本の影響が映画の中にどのくらい出ているかという質問が先ほどありましたけど、エミリー演じるリタのキャラクターは最初から最後まで日本的だという印象を抱いています。ではトムの演じる主人公は日本的な“静かなヒーロー”に果たしてなれるのか…それはぜひ劇場で確認してください。

トム・クルーズ:やはりこの男女の関係が非常に独創的です。役者冥利に作る素晴らしい経験でした。それと僕は観客を感情的にストーリーに巻き込んでいくことを目指しました。ギタイという敵が出てきますけど、主人公はその宇宙の生物ではなく、あくまでもこの2人の男女だし、2人のたどる旅の物語なんです。

最後に一言お願いします。

アーウィン・ストフ:一番の宣伝は皆さんの口コミです。観た方が映画の素晴らしさを語ってくれると期待しております。自分のキャリアの中で最もワクワクした瞬間がありました。私と監督とトムの3人だけで、トムの自宅のリビングで脚本の確認をしていた時です。その脚本を元にトムが役柄を演じ始めたんです。娯楽性の高い楽しい作品になるという予感はありましたが、ここまでユーモアがあるとは気づかなかったので、トムが自分のリビングルームで演じているのを見て、これはすごい映画になると心から思いましたし、大きなスクリーンで観たらすごい体験になるだろうと思いました。そういう作品を作ることができて嬉しいです。

ダグ・ライマン:日本の観客に早く観てもらいたい気持ちでいっぱいです。トムはまるでラブストーリーのように日本の観客のことを愛しています。レッドカーペットだけではありません。3人だけでミーティングをしている時からそれを感じていました。トムはいつも日本の観客に伝わるかを意識していました。そうやって作り上げたので、早く観てもらいたいです。

トム・クルーズ:今回は素晴らしいツアーで、生涯忘れられません。実はすぐに発たねばなりませんが、それはお別れではなく、また会いましょう、ということです。ぜひ鑑賞してください。

OKWaveユーザーに『オール・ユー・ニード・イズ・キル』オフィシャル質問!

同じ激戦の1日を何度も繰り返すことで成長を遂げる
ウィリアム・ケイジ少佐にちなんで、
“朝起きたら前日”だったとしたら、あなたはどんな行動を取りますか?

Information

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
2014年7月4日(金)2D/3D/IMAX 同時公開

何度死んでも、君を守る。
謎の侵略者“ギタイ”の攻撃に、世界は滅亡寸前まで追いつめられていた。ウィリアム・ケイジ少佐は機動スーツで出撃するがすぐに命を落とす。しかし、死んだ瞬間、彼は出撃前日に戻っていた。無数に繰り返される同じ激戦の一日。ある日、ケイジは戦場の女神リタに出逢う。繰り返される過酷なループの中、彼女による戦闘訓練を通してどんどん強くなってゆくケイジ。果たして彼は、世界を、そして、やがて愛するようになった彼女を守れるのか。

監督:ダグ・ライマン
出演:トム・クルーズ、エミリー・ブラント、ビル・パクストン、キック・ガリー、
ドラゴミール・ムルジッチ、シャーロット・ライリー、ジョナス・アームストロング、フランツ・ドラメー
原作:桜坂洋

公式サイト:http://allyouneediskill.jp

配給:ワーナー・ブラザース映画

©2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BMI)LIMITED

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