OKStars インタビュー

Vol.387 俳優

佐藤健

OKStars Vol.387はいよいよ劇場公開される待望の2部作『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』主演の佐藤健さんへのインタビューをお送りします!

素晴らしいソードアクションが映画では観られますが、どのように取り組みましたか。また、アクションをする上でブレイクダンスの経験は生きましたか。

ブレイクダンスはやっていて良かったと思います。ダンスは鏡を見て自分の動きを研究するので、そういった経験自体が人に見られるアクションに対していい方向に作用しているのかなと思いました。アクションを演じるのはすごく感覚的なものなので、ひとつの立ち回りが終わったら、撮っていただいたものをその場で見て、「ここは良い」「ここはこうするともっと良い」という繰り返しでした。たとえ僕自身がどんなに格好良く形をキメて、速い動きができていたとしても、周りの人に届いていなかったり、違う方向を向いていたとしたら、それは格好良くならないので、観ている人が興奮するのはリアリティなんだろうなと演じていて感じました。実際に当てにいく感覚で演じていますので、そういうリアルさが見えるので、観ている人はワクワクすると思います。

リアリティの追求という部分で苦労も多かったと思いますがどう乗り切りましたか。

頑張るしかなかったです(苦笑)。下手をすると怪我をして撮影ができなくなる可能性が十分にありえましたから、そうならない、そうしないためにも集中して取り組むしかなかったです。その気持ちを半年間キープするのが大変でした。本当に辛かったですけど、たくさんの人たちが続編に期待しているというのが助けでしたね。一つの作品にかける覚悟みたいなものは、他の作品よりも強かったです。そういう気持ちにさせてくれるのが大友組なのかなと思いました。

>アクションを演じる上で参考にした作品はありますか。

前作の時に、アクション部の方から資料映像を教えていただいて観ました。「カムイ外伝」とか香港系のアクション映画とかですね。

ドラマの部分も見どころが多いかと思います。前作に比べて「京都大火編」では剣心の心が揺れている感じが出ていましたが役作りはいかがだったでしょう。

剣心の心の揺れはすごく意識しました。前作は最後の戦いのところで剣心が抜刀斎へと心がガラッと豹変してしまうところにカタルシスを作る意識でいました。今回は剣心が今どういう気持ちなのか剣心自身がわからないまま突き進んでいくんです。抜刀斎の心が出てしまっているのか、剣心のまま抑え込めているのか、剣心自身がわかっていないだろうなと思って感覚的に演じました。

>前作から今回の二部作で剣心の役をどのように思い出したり、入れ直したりしましたか。

役を思い出すというよりも自転車の乗り方のように身体に染みついていましたね。クランクインの約3ヶ月前からアクション練習を始められたので、その間に剣心の役を取り戻せました。一番の役作りは役のことを考えている時間なので、今回は準備期間もあり、その点はすごくありがたかったです。

漫画原作ならではの役作りの方法はありますか。

作品によって原作をどのくらい意識するかでひとくくりにはできませんが、この『るろうに剣心』に関しては、原作をかなり意識した作品になっています。映画の台本にあるセリフに対して、原作から剣心のセリフを探してきて、剣心ならこう言うだろう、というものを取り入れていきました。「京都大火編」に比べて「伝説の最期編」の後半はオリジナル要素が強いので、原作のセリフが当てはまらないところが出てきます。そんな原作に無いセリフが出てきた時に、剣心の気持ちを考えてセリフを提案したところもあります。「京都大火編」では新月村の栄次にかける言葉は、原作の中で大好きな言葉のひとつだったので今回セリフで言うことができて嬉しかったです。

>ちなみに佐藤さんは「るろうに剣心」の原作には元々触れられていたのでしょうか。

小学校低学年の時にリアルタイムでTVアニメを観ていました。当時は戦闘シーンが格好良いと思っていましたけど、あらためて原作を読み直してみると内容が深いですよね。剣心が人としてすごく正しいことを言っていたり、戦いだけではなく、心も強いんだとあらためて気づかされました。

共演者についてお聞かせください。

>神木隆之介さんは、瀬田宗次郎役を切望されて、続編が決まる前から役作りを佐藤さんに披露されていたそうですね。

“縮地”をしていましたね(笑)。もし別の人がキャスティングされたら彼はどうなってしまうんだろうと心配だったので彼に決まってホッとしました(笑)

>新月村での剣心と宗次郎の対決は非常にアクションが大変だったそうですね。

足元が砂利で滑りやすいので今回で一番難しい条件でしたね。でもあの戦い自体は剣心と宗次郎にとっては準備運動みたいなものなので、「伝説の最期編」での戦いはもっとすごいですよ。

>その宗次郎、四乃森蒼紫、そして志々雄真実と剣心に立ちふさがるキャラクターを演じた共演者についていかがでしたか。

皆さん本当に素晴らしいです。剣心も含め、志々雄も蒼紫も宗次郎も哀しすぎる過去を持っているので、その生き様を見てほしいですね。漫画ではその背景が描かれていますけど、映画では語られないので俳優の説得力に頼るしか無いんです。宗次郎が普通に話しているだけでも過去いじめられてきたんだろうなという雰囲気が出ているし、原作ファンの僕としても完璧なキャスティングですごく幸せな気持ちでした。

>藤原竜也さんは志々雄の衣装を着るのが大変で、精神的な負荷で不機嫌になってしまったとのことですが、佐藤さんはそんな藤原さんと共演されていかがでしたか。

クランクインの時から「この人が“最強”だ」というオーラを感じました(笑)。僕と藤原さんが対峙するシーンは物語上すごく大切で、かつヘビーなシーンばかりなので、同じ現場にいても談笑できるような雰囲気ではなかったです。だから撮影が終わった後の打ち上げで初めてゆっくり話ができました。最後の戦いのシーンではどうすればこのふたりの戦いが納得のいく形で終わるのかを話し合いました。

>その最後の戦いの撮影はすごく大変だったそうですね。

1週間くらいの撮影でしたが、とくに最終日は朝から撮り始めて翌日に撮影が終わったくらいだったので、僕の25年の人生の中でもかなり特別な1週間でした。その撮影が終わった時になって初めて監督と握手をしました。撮影開始から5ヶ月目くらいでしたけど、自分の中で設定したハードルをひとつ超えられたなとその時に感じました。

完成披露イベントで「日本映画の歴史が変わる」と仰られていましたが?

日本のエンタテインメント映画でここまで映像に力がある作品はあまり観たことが無いです。ハリウッド映画に近い雰囲気だけど、日本の美のような要素も入っていて、熱量を持っています。とくにソードアクションでリアルに当てにいっている作品はこれまでなかったので、革命的と言っていいと思いますし、「日本映画の歴史が変わる」というフレーズも大げさではないと思います。2014年の映画を語る上で“とりあえず観ておけ”という作品になったと思います。

前作は海外でも受け入れられましたが、今回についての期待感はいかがでしょうか。

前作を作っている時から海外でも観てもらいたいと思っていましたし、実際にたくさんの方に観てもらえましたので、今回はもっと多くの海外の方にも観てほしいと、僕も大友監督も思っています。

佐藤さんは観客の感想や意見などは意識されるでしょうか。

俳優はそれまでのイメージを変えていくのが仕事なので、たとえば「この原作キャラクターは佐藤健のイメージではない」と言われてもあまり気にしないです。「イメージにぴったりだ」と言われるよりも「キャラクターのイメージに合わせてきたね」と言われる方が嬉しいです。

観客の方々へ見どころをお願いします。

まっさらな気持ちで映画館に行って観てほしいです。原作を再現したところも違うところも楽しめると思いますし、漫画やアニメの特殊なアクションや必殺技の動きを実写でどう表現しているかを観てほしいですね。

佐藤健さんから皆さんに質問!

剣心の飛天御剣流の必殺技に
果敢にチャレンジしましたが、実は少し不安もあります。
気づいてもらえるか、ということと、
“必殺技感”がちゃんとあったか、ぜひ感想を聞かせてください。

Information

『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』
2014年8月1日(金)、9月13日(土)2部作連続全国ロードショー

激動の幕末を刀1本で生き抜いた伝説の人斬り「緋村剣心」。かつては「人斬り抜刀斎」として恐れられていた彼だったが、新時代の訪れとともに、穏やかな生活を送っていた。ある日、政府から呼び出され、剣心の「影の人斬り役」を引き継いだ男、「志々雄真実」が京都で暗躍していると聞かされる。かつては剣の腕も頭の回転の早さも剣心とほぼ互角だったが、刀を置いた剣心に対し、志々雄は野心政府に裏切られ身体を焼かれたはずが、全身包帯の姿で蘇り、日本制圧を目論んでいた。「頼みの綱はもうお前しかいない。お前が動かなければこの国は滅びる」と、最後の望みを託された剣心。やっと手に入れた平穏な日々だったが、逃れられない運命を背負い、斬れない刀・逆刃刀を手に、仲間と別れ一人で京都へと向かう。剣心“最期の戦い”が遂に始まる。

佐藤 健 武井 咲 伊勢谷友介/青木崇高 蒼井 優
神木隆之介 土屋太鳳 田中 泯 宮沢和史 小澤征悦
/滝藤賢一 三浦涼介 丸山智己 高橋メアリージュン
江口洋介・藤原竜也

原作:和月伸宏「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプ・コミックス刊)
監督:大友啓史
製作配給:ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:www.rurouni-kenshin.jp

©和月伸宏/集英社 ©2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会

Profile

佐藤健
1989年3月21日生まれ、埼玉県出身。
2007年「仮面ライダー電王」(EX)で初主演。「ROOKIES ルーキーズ」(08/TBS)で注目を浴び、「メイちゃんの執事」(09/CX)でザ・テレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞を受賞。NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10)で時代劇初挑戦、「Q10(キュート)」(10/NTV)で連続ドラマ主演。2011年にエランドール賞新人賞に輝く。「ロミオ&ジュリエット」(12)のロミオ役で舞台初出演にして初主演を果たし活躍の場を広げ、その後もドラマ「とんび」(13/TBS)、「ビター・ブラッド」(14/CX)などに出演。映画では『るろうに剣心』(12)で大絶賛され、『リアル~完全なる首長竜の日~』(13)、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(13)と主演映画が続き、来年には主演映画「バクマン。」の公開が控える。
http://artist.amuse.co.jp/artist/satoh_takeru/

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