OKStars インタビュー

Vol.392 女優

中西美帆

OKStars Vol.392は『喰女−クイメ−』に出演の中西美帆さんへのインタビューをお送りします!

『喰女−クイメ−』への出演について、決まった時のご感想をお聞かせください。

相手役が市川海老蔵さんと柴咲コウさんなので、決まった時も最初はあまり実感がなかったです。でもすごく楽しみだと感じました。

『喰女−クイメ−』の台本を読まれてどう感じましたか?

現実と非現実が入り混じった話なので、台本を一読しただけでは少しむずかしく感じましたが、お化けよりも、人の妬みや嫉みといった感情の怖さを感じました。それと女って怖いなと思いました(笑)

>「四谷怪談」の話自体はご存知でしたか。

お岩さんの話、というくらいの知識だったので、『喰女−クイメ−』の出演が決まってから、「四谷怪談」をリメイクしている映画のDVDなどを一通り観てから現場に入りました。

演じられた朝比奈莉緒と劇中劇の「真四谷怪談」の役柄・伊藤梅、それぞれの役作りはどのようにしましたか。

普段の私は現場に入る前から台本のセリフのところにその時の感情を書き込んだり、役のイメージを決めてから入ることが多いですけど、今回は三池監督からあまり作りこまないで現場に来てほしいと言われていました。いつもどおりの準備はできませんでしたけど、現場で監督はセリフを変えたり、シーン自体を変えることもありましたので、その場でイメージを膨らましました。もともと私は柴咲コウさんのファンでしたし、市川海老蔵さんの舞台も観ていたので、おふたりにはもっと近づきたい気持ちもありましたけど、莉緒は浩介と美雪の間に入っていく役柄なので、撮影の合間に海老蔵さんと柴咲さんが話しているのを少し遠目から見たりしながら、その時に莉緒の感情を意識することで莉緒のイメージを作り上げていきました。

>舞台裏っぽいリアリティがあって面白かったです。梅はいかがでしたか。

劇中劇で梅を演じましたが、私が梅を演じているのではなくて莉緒が梅を演じているところが難しかったです。莉緒は積極的で肉食系なところがあるけど、梅は16歳の純粋な女の子なので、そういう違いを監督とも相談しながら演じていきました。

市川海老蔵さんとの共演はいかがでしたか。ラブシーンもありましたが。

私が習っている日本舞踊の先生が海老蔵さんの妹の市川ぼたんさんなんです。お家でレッスンをするので海老蔵さんのことを何度かお見かけしていました。海老蔵さんの目力をその時から感じていたので、今回真正面からその目力を受けて演じるんだなあと思っていました。梅が伊右衛門を覗きこんで圧倒されるシーンは、海老蔵さんの目の力強さに吸い込まれる気がして、私にとっても印象的なシーンになりました。

>莉緒の方ではいかがでしたか。

監督からは莉緒の動物っぽさを意識してと言われていたので、それこそ獲物をとらえるような感覚でした(笑)。ラブシーンは海老蔵さんも現場で緊張されていたのを見て、自分だけじゃないんだと思って少し安心して演じられました。

舞台稽古の最中、という設定でしたが、現場はいかがだったでしょうか。

スタジオに舞台のセットが全部あるんです。置いてあるお菓子をスタッフさんが食べてしまって「それはセットだから!」と止められているのを目撃しました(笑)。映画の中に出てくるメイク台でメイク直しをしたこともあるので、どこまでがセットでどこからが控えスペースなのかわからなくなる面白いセットでした。

三池崇史監督の演出はいかがでしたか?

三池監督からは息遣いのことをよく言われました。それと、浩介に最初に近づくシーンの時には、誰も見ていない時の顔と誰かに見られている時の顔の違いを指摘されてすごく納得しました。梅を演じる時は、私は舞台は未経験だったので、映像の演技と比べて簡潔に身体で大きく表現することが大事なんだとわかって、表現に対する意識が変わりました。監督にはいろいろ教えていただきましたが、監督自身はとてもおもしろい方でした。

本作に参加して得たことや学んだことは?

後ろ姿を撮られているシーンで背中の演技が理由で何回かやり直しになったんです。役者の仕事は声や顔の表情だけではなくて、身体全体で表現しないといけないんだと気づかされました。海老蔵さんは歌舞伎役者ですので身体の動きが本当に素晴らしいんです。梅が伊右衛門に切られるシーンは倒れるだけなのにやってみるととても難しくて、海老蔵さんからもアドバイスをいただいて、何回もやり直しました。身体全体で表現してはじめていい表情だったり、カメラに映っている部分の動きの良さが出るんだと感じました。

台本を読んで女の怖さを感じたと仰っていましたが、浩介みたいな男性をどう思いますか。

浮気はいけないことですけれど、浩介もそうですが、とくに伊右衛門には妻も子もいるので、家庭を持っている男性独特の色気のようなものを梅は感じとったのかなと思いました。

中西美帆さんが今伝えたい、ちょっとした感謝の気持ちにまつわるエピソードをお聞かせください。

海老蔵さんも柴咲さんも優しくて、撮影の合間の短い時間ですけど3人でディズニーランドに行く機会があったのがいい思い出です。莉緒と美雪が向かい合って話すシーンで、莉緒の正面からのカットを私一人で演じるのがなかなかうまくいかなかったのですが、柴咲さんが不意に私の向かいでお芝居をしてくださったんです。それで無事にOKが出たので涙が出そうなくらい嬉しかったです。そのカットが私のクランクアップのシーンで、柴咲さんから「ありがとう」と言われてしまって、私の方がありがたい気持ちでした。

中西美帆さんからOKWaveユーザーに見どころなど、メッセージをお願いします。

人の妬みや嫉みの感情の怖さと、女の人の怖さをぜひ観にきてください。

中西美帆さんからOKWaveユーザーに質問!

女の人は怖いな、というエピソードを聞かせてください。

Information

『喰女-クイメ-』
2014年8月23日(土)全国ロードショー

舞台「真四谷怪談」で、お岩役を演じるスター女優・後藤美雪(柴咲コウ)。美雪の強い推挙により、恋人である俳優・長谷川浩介(市川海老蔵)が伊右衛門役に大抜擢される。さらに、鈴木順(伊藤英明)と朝比奈莉緒(中西美帆)がキャストとして決定する。伊右衛門のエゴや非道さに傷つくお岩の怨みと恐ろしさを舞台上にうつし出す【四谷怪談の世界】と、それを演じる男女の愛と欲が渦巻く【現実世界】。舞台に集った俳優陣が、稽古と日常のはざまで、それぞれの想いが募っていく。二つの世界で裏切りを知った“叶わぬ想い”は現実と舞台をオーバーラップし、やがて一つの怨念となり、膨れ上がる。
彼らを待ち受けるのは愛の成就か、それとも残酷な闇か。

出演:市川海老蔵 柴咲コウ
中西美帆 マイコ 根岸季衣 勝野洋/古谷一行
伊藤英明
企画:市川海老蔵 中沢敏明
監督:三池崇史
原作・脚本:山岸きくみ「誰にもあげない」(幻冬舎文庫)
配給:東映

http://www.kuime.jp/

©2014「喰女-クイメ-」製作委員会

Profile

中西美帆
1988年12月5日生まれ、兵庫県出身。
2011年放送のNHKドラマスペシャル「神様の女房」で松下幸之助翁の一人娘・幸子役にて本格デビュー。NHK連続テレビ小説「純と愛」(13)、NHK大河ドラマ「八重の桜」(13)、NHK特集ドラマ「生きたい、たすけたい」(14)、NHKスペシャル特集ドラマ「東京が戦場になった日」(14)等、話題作への出演が相次ぐ。

オフィシャルサイト:http://www.miho-nakanishi.com/

ヘアメイクアップアーティスト:白戸淳子
スタイリスト:中山寛子

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