OKStars インタビュー

Vol.398 

ゴスペラーズ

OKStars Vol.398にはゴスペラーズが登場!伝説のヴォーカル・グループ、ザ・フォー・シーズンズを描いた『ジャージー・ボーイズ』のことをはじめとするインタビューをお送りします!

映画『ジャージー・ボーイズ』をご覧になっていかがだったでしょうか。ご感想をお聞かせください。

北山陽一:評判の高いミュージカルが基になっているグループものということで、とても楽しみにしていて、グループ内の人間関係がどう描かれるのかを期待して観ました。演出はミュージカルを踏襲しているとのことでしたが、感情面ではザ・フォー・シーズンズの4人ひとりひとりに素直に感情移入できて、刺激的でした。

安岡 優:ヴォーカル・グループの物語ということで、自分たちのことのように思えるシーンが多かったです。その上で、大学生の頃からグループで何度も聴いてきた名曲がいっぱい流れてきて、いっしょに歌いたくなる気持ちと、胸にジーンと来る気持ちもあってすごく楽しかったです。

村上てつや:非常に印象的なシーンが多かったです。音楽ファンの視点で言うと、音楽史が分かっている人には「このシーンに出てくる人は、あの人のことだ」というようなネタが何箇所もあって、アメリカ映画の奥行き感の深さのようなものも感じられました。自分が毎日歌っていても、こういう音楽がさらに好きになりましたし、すごく楽しい時間でした。

黒沢 薫:4人それぞれへのスポットライトの当て方も良かったですが、一番年下のメンバーのフランキー・ヴァリの成長物語という側面も良かったです。ただ歌が好きなだけだった年下の青年が最後には借金を全部背負うという、成長していく男の背中を見せる部分は、すごくクリント・イーストウッド監督らしいなと思いました。それと、僕はマフィア映画がすごく好きで、クリストファー・ウォーケンがマフィアな役柄で起用されていたので、途中から大変な事件が起きるんじゃないかとドキドキしていました(笑)。実際には何事もありませんでしたが、そういう押し引きのような演出や牧歌的なところが僕は好きです。

酒井雄二:4人がオーディションに応募して集められたグループではなくて、昔悪いことをやっていて、何かを掴みたい一心で音楽を始めたというバックグラウンドが最高に格好良いですね。もしかすると日本では「ふざけるんじゃないよ!」と言いたくなる人の方が多いようなことでも、“ジャージー流”という言葉でいろいろ飲み込んでいるところは、この『ジャージー・ボーイズ』というタイトルにも漂っていて、イカしているなと思いました。

最新アルバム『The Gospellers Now』では「Sherry」をカヴァーされましたが、歌ってみていかがだったでしょうか。このメロディを歌えると気持ちいいだろうなと思うんです(笑)。

村上てつや:そう思ってもらえると嬉しいです。曲は音楽的にはシンプルなんです。僕らも昔から知っている曲ですけど、聴いていても飽きないし、歌っていても奥深かったです。僕らが60年代を描く演劇と音楽が融合したステージ(「ゴスペラーズ坂ツアー2014“ゴスペラーズの『ハモれメロス』”」)をやるにあたって、この曲をキーのひとつに物語を進めようという考えでカヴァーしました。日本では当時、女性がカヴァー(※)していましたが、いまでは日本でも男性がファルセットで歌うのも一般的になったし、この曲を知らない若い人も多いと思うので、カヴァーした意味はあるんじゃないかと思います。これほどの名曲をこのタイミングで歌い継げたのが嬉しいです。
「ショートショーツ」という曲は「タモリ倶楽部」という番組でずっと使われていますが、こういう楽しい曲を作ったボブ・ゴーディオが、その後にザ・フォー・シーズンズの名曲の数々を手掛けることになったことなど、僕らも教えられて初めて知りました。そういうことも含めて伝えられたらと思います。

※九重祐美子withダニー飯田&パラダイスキング

ザ・フォー・シーズンズのヒット曲の数々について、思うところをお聞かせください。

安岡 優:僕らは昨年、彼らの「Working My Way Back To You」を日本語歌詞でカヴァーしました(「太陽の5人」)。僕らが大学生の頃からこの曲を好きだった理由は、スピナーズという黒人ヴォーカル・グループが80年代にディスコサウンドでこの曲を歌っていて、すごく格好良くて好きだったからです。でも実は彼らがザ・フォー・シーズンズの曲をカヴァーしていたんだということを知って、僕らはソウル・ミュージックだと思って聴いていた「Working My Way Back To You」が、ザ・フォー・シーズンズもロックンロールなどのブラック・ミュージックの要素を取り入れてああいう曲を作って、それにお返しするようにスピナーズがカヴァーしたんだなあと。僕らが94年にデビューした当時はボーイズツーメンなどのヴォーカル・グループがすごく流行していて、それを僕らが日本人のヴォーカル・グループとして取り入れて、オリジナルの曲を作って歌ってメジャーデビューした時の気持ちと似ていると思って、すごく勇気をもらいました。自分たちがやってきたことは間違いではなかったと思いましたし、音楽はみんなが分け合ったり、引き継ぎ合ってできているものだと改めて思いました。

ゴスペラーズは本年デビュー20周年ですが、長く続けてきた秘訣と、今後の抱負をお聞かせください。

黒沢 薫:楽屋から誰かひとりが席を外したとすると、残ったメンバーはそのメンバーのことは何を言ってもいいという、ゴスペラーズならではの画期的なルールがあります(笑)

酒井雄二:普通は良くないと言われる方法ですけど、それを積極的に推奨するという逆転の発想でストレスが無くなるということです(笑)

安岡 優:どんな人でも集団にいるとストレスになることもありますけど、いない人のことは笑い飛ばすことにして、みんないる時はお互いに優しくしようねということです。

村上てつや:20歳の頃に結成したグループですから、ひとりひとりの常識の尺度も違いますからね。

北山陽一:最近は距離感というか、それこそグループとしてのハーモニーがさらに良くなっていますね。たとえば、誰かが知らないことを、知っている人が補完するような時も、どちらが偉いということではなくお互いにすごく自然に共有できるようになっています。でも、誰もがそこに到達できるわけではないと思うので大切にしないといけないことだと思っています。

OKWaveユーザーに「質問」をお願いします!

安岡 優:英単語の“The”の読み方が「ザ」から「ジ」になる時がありますよね。母音のa、i、u、e、o以外にも“hour”なども。
質問ですが、つい最近、大学の先輩でもあるライムスターさんが『The R ~ The Best of RHYMESTER 2009-2014』というアルバムをリリースしたのですが、この“The”は「ザ」なのか「ジ」なのか、すごく悩んでいます。“R”一文字の時は「ジ」だったと思ってQ&Aサイトも調べました(笑)。ライムスター本人たちなりの読み方はあると思いますが、英語としてはどちらが正しいのか、ぜひお願いします。

その後も“The”をめぐるトークが続きました(笑)

安岡 優:“The F.B.I.”と言う時のFに対しては「ジ」と読むのが正しいんですよ。

北山陽一:それも一文字しかないからかな。“The Free”の時は「ザ」ですね。

村上てつや:THE ALFEEが「ジ・アルフィー」なのはみんな分かるんだけどね(笑)

Information

『ジャージー・ボーイズ』
2014年9月27日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー他全国ロードショー

犯罪が日常茶飯事のニュージャージーで最も貧しい町。そこから抜け出すには、軍隊に入るか、ギャングになるか、スターになるしかなかった。金も、コネもない4人の若者にあったのは、神から与えられた歌声と、曲を作る才能、そして見事に息の合った完璧なハーモニー。それだけを武器に、彼らはやがて「ザ・フォー・シーズンズ」として一躍トップスターへの階段を駆け上がる。夢のような栄光を掴むが、その裏側で生まれたグループ内の嫉妬、裏切り、借金、グループの崩壊、そして最愛の家族の喪失…しかし、彼らの人生はそれで終わりではなかった。絶望の先に生まれた名曲「君の瞳に恋してる」、そして彼らを再び音楽が結びつける。

監督/製作: クリント・イーストウッド
出演: ジョン・ロイド・ヤング、エリック・バーゲン、マイケル・ロメンダ、ビンセント・ピアッツァ、クリストファー・ウォーケン
配給: ワーナー・ブラザース映画
オフィシャルサイト: http://www.Jerseyboys.jp

©2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENT


『The Gospellers Now』 発売中!
【初回生産限定盤】(KSCL-2468~KSCL-2469) 3,500円+税
【アルバム】(KSCL-2470) 3,000円+税

1. SING!!!!!
2. HIT ME
3. LAZY RAIN
4. Be shiny
5. Sherry
6. My girl friend
7. くれないの街
8. Looking for your love
9. reborn
10. MOVIE☆STAR
11. 3月の翼

Profile



ゴスペラーズ
1991年、早稲田大学のアカペラ・サークル<Street Corner Symphony>で結成。1994年12月21日、キューンレコードよりシングル「Promise」でメジャーデビュー。2000年8月リリースのシングル「永遠(とわ)に」、10月12日リリースのアルバム『Soul Serenade』が、記憶に残るロングセールスを記録しブレイク。2001年3月7日リリースのシングル「ひとり」が、アカペラ作品としては日本音楽史上初のベスト3入りとなる。
2001年6月6日にリリースされたラヴ・バラードのコレクション・アルバム『Love Notes』が大ヒット。ミリオン・セールスを記録する。
以降、「星屑の街」「ミモザ」など多数のヒット曲を送り出す。
また、他アーティストへの楽曲提供、プロデュースをはじめ、ソロ活動など多才な活動を展開。日本のヴォーカル・グループのパイオニアとして、アジア各国でも作品がリリースされている。
今年、12月21日をもって、デビュー20周年を迎える。

公式サイト:http://www.gospellers.tv/

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