OKStars インタビュー

Vol.402 俳優

吉村界人

OKStars Vol.402は新進俳優の吉村界人さんが登場!主演映画『ポルトレ PORTRAIT』についてのインタビューをお送りします。

『ポルトレ PORTRAIT』出演の経緯と、出演が決まった時にどう感じたかお聞かせください。

実は1年ほど自宅に引きこもって、誰にも相手にされないまま、洋画だけを観て、早く夜にならないかなと思っているような日々を過ごしていました。そんなある時に、たまたまインターネットでこの映画のオーディションをやっているのを見つけて、そこに書かれているプロットを読んで応募する気になりました。オーディションを受けて、決まった時は、作品に関わることでの緊張感や責任感というものが嬉しかったです。

ちなみにオーディションはどんなことをされたのでしょう。

『ポルトレ PORTRAIT』の冒頭の詩を読みました。

演じた青年のキャラクターについてどう感じましたか?

臆病者だと思いました。でも、組織などに属さない時間が続くと彼のようになる可能性は誰にでもあるし、20歳くらいの微妙な時期に自由を装えない正直なやつなので、僕はすごく友だちになりたいと思いました。

キャラクターをどう掴んでいきましたか。

この青年がいつも履いているジーパンとジャケットを、僕も撮影中以外の時もずっと着て、ドストエフスキーの「地下室の手記」を読んで過ごしていました。

同じ心境になりきる考えだったんですね。では撮影において内田俊太郎監督とはどんな話をしましたか。

あまり台詞のない役なので、監督とはこの男の心の中について話しました。それ以外にも個人的な映画や音楽の趣味などの話もよくしました。

では、どんな演出をされましたか。

監督はこだわりがすごくある方だったので、歩き方や寝る時の寝方などにもいろいろと指示をいただきました。人物像への考え方の違いはありませんでしたので、僕からも動きなどのアイディアを出して演じました。

共演者の方との芝居についてご感想をお願いします。

松本まりかさんとは、どうするとより面白くなるかふたりで試しながら演じました。何より僕はこういう現場が初めてだったので、緊張感を最後まで持って演じることができました。それと、スタッフの方たちがすごく良かったです。いま商業映画に出演するようになって振り返ってみると、この映画は自主制作ということでスタッフの方たちも仕事というスタイルではないので、彼らの本音の部分などにすごく救われました。

モノクロ映像や固定したカメラワークなど、特徴的な映像となりましたが、ご自分ではどうご覧になりましたか。

映像表現として偏っているとは思いますけど、既成の映画にならずにちゃんと監督が自分の意志を露呈して“攻めている”ところがすごいなと思いました。攻めている映画はすごく好きなので、そういう精神面が好きですね。

今回の撮影を通じて得たことや学んだこと、気づいたことをお聞かせください。

今回は本当に全てです。自主映画に参加できて本当に良かったと思っています。映画は作りたいから作るものなんだと改めて思いました。自主映画を経験していない人のことをかわいそうだと思うくらいに、我慢と自由さを勉強しました。最高でした。

今後の抱負などお聞かせください。

「○○に出ている」「◎◎と共演した」という説明がいらない人になりたいです。でも、いろんな人たちとどんな作品に携わったとしても、滑稽で、恥をさらして、爆発していたいですね。

吉村界人さんが今伝えたい、ちょっとした「感謝の気持ち」にまつわるエピソードをお聞かせください。

先輩の安藤サクラさんや森岡龍さんが今の仕事の話ではなく、僕に目線を合わせてくれて、不遇の時代の話など生々しい話を聞かせていただいたのに感謝してます。

これまでに一番影響を受けた人は?

2歳上の兄ですね。「友だちは去って行くけど、去っていった分、ひとりでいられる時間が増えるよ」とよく言うのが僕はすごく好きなんです。

最後にOKWaveユーザーにメッセージをお願いします。

『ポルトレ PORTRAIT』は意志がある映画です。普遍的な映画のものさしでは測れない作品ですが、ゆったりとした時間とか、アートフィルムのような感触とか、そういう部分もありますが、シンプルにやりたいことをちゃんとやっている、攻めている映画です。そういう映画を観てほしいです。

吉村界人さんからOKWaveユーザーに質問!

日本の映画は、地方ものや自然を扱ったもの、戦国時代・江戸時代などの侍が出てくるものが多くて、都会の雑多な汚さや、煩悩を扱っているものが少ないのはなぜだと思いますか?とくにクリーンな映画が多い気がしています。

Information

『ポルトレ PORTRAIT』
2014年10月11日(土)〜17日(金)シアターセブンにてレイト上映
毎日舞台イベントを開催予定
http://www.theater-seven.com/

ポルトレ PORTRAIT 渋谷の街で暮らす、19 歳の青年の肖像。大学はとっくに中退した。
夢や希望もない。青年の日課といえば、ポラロイドカメラで自身のPORTRAITを撮ること。昼夜は逆転し、夜な夜な街をうろつく。
そのとき、様々な人々がいる社交界に遭遇する。そこで、ある魅力的な女性に出会い、青年は少しずつ変化していく…青年は、必死に抵抗しようとするが、もがけばもがくほど、どこにも行くことができない。大人の世界を嫌い、子どもの世界に飽き飽きした。

監督・脚本:内田俊太郎
プロデューサー・助監督:石原弘之
出演:吉村界人、松本まりか、須佐心一、新井秀幸

公式サイト:http://portrait.rflx.jp/

Copyright© 2014 Portrait All rights reserved.

Profile

吉村界人

吉村界人
1993年2月2日生まれ。東京都出身。AB型。
2014年より映画に多数出演。今後、『25 NIJYU-GO』(鹿島勤監督/11月1日公開)、『デビクロくんの恋と魔法』(犬童一心監督/2014年11月22日公開)、『百円の恋』(武正晴監督/12月20日全国公開)、『夫婦フーフー日記』(前田弘二監督/2015年初夏、新宿ピカデリーほか、全国ロードショー)、『新宿スワン』(園子温監督/2015年春公開予定)が公開を控えている。

https://www.facebook.com/yoshimurakaito

OK LABEL

回答投稿にあたっての注意とお願い

OKStarsからの質問は、OKWave事務局(ID:10q-OK)が質問投稿とベストアンサー選定を代行しています。
当企画は、OKWaveの他のカテゴリーと異なる主旨での運営となっています。原則的に回答への個別のお礼はつきません。あらかじめご了承ください。
ご回答の際には利用規約禁止事項ガイドラインに沿った投稿をお願いいたします。