話題の映画や作品等にまつわる、俳優や映画監督、アーティストら“Stars”へのインタビューと、彼らからの「質問」に「回答」できるOKWAVEの特別企画です。

Vol.442 『シンデレラ』来日会見

OKStars Vol.442は2015年4月25日公開の映画『シンデレラ』ケネス・ブラナー監督と主演リリー・ジェームズの来日会見の模様をお送りします。

Qご挨拶をお願いします。

Aケネス・ブラナー皆さんにお会いできるのを楽しみにしていました。

リリー・ジェームズお城の前に座ることができて感激しています。

ケネス・ブラナー2005年以来、何度も日本には足を運んでいます。その間、他の国では支持されなかった作品でも日本の方は愛し続けてくださいました。今回、そんな大好きな日本に帰ってこられて嬉しく思います。アリガトウゴザイマス。

Q初来日の印象をお聞かせください。

Aリリー・ジェームズ昨晩は皆さんに優しくしていただいて、お寿司とお酒で素敵な夜を過ごしました(会場笑)。『シンデレラ』は皆さんに愛していただけると思いますので、とても楽しみにしています。

Q今回の『シンデレラ』をどう描こうとしたのでしょう。

photo01Aケネス・ブラナー皆さんがシンデレラと聞いて思い浮かべるガラスの靴やドレス、真夜中のカウントダウン、といった要素には応えつつ、内側から少し変化させたいと思いました。シンデレラのキャラクターがもっと知的で、優しい心に基づいた力もあって、ユーモアもセクシーさも持ち合わせていて、自立心もある、そんな女性に変えながら、この美しい物語を作りました。

Qシンデレラ役が決まった時の感想と演じた感想をお聞かせください。

Aリリー・ジェームズ最初に監督から電話がかかってきた時には、嬉しくて叫びました(笑)。シンデレラを演じるということと、読んだ脚本が素晴らしく、美しいものだったので、ケネスが監督を務めることも合わせて本当に嬉しかったです。実際に演じて、この映画の一部になれたことも嬉しいです。この新しい『シンデレラ』はとても力強くて美しいストーリーになっていると思います。

Qリリー・ジェームズさんを選んだ理由と彼女の演技はいかがでしたか?

Aケネス・ブラナーオーディションにリリーは忍耐強く参加してくれて、その時点から彼女とのコラボレートはうまくいくと確信していました。そしてこのような作品を成立させるためには一緒に作ってくれる人がいなければうまくいかないです。これは僕の勝手な妄想ですが、彼女の解釈が全て詰め込まれています。彼女は最高のコラボレーターでした。彼女の演じたシンデレラは複雑かつ誠実で、矜持のようなものも持っている素晴らしい演技だったと思います。僕にとっても幸せなことでした。

リリー・ジェームズ嬉しいです。最初のオーディションの時から、ケネスとは通じ合うものがあるというか、彼の言うことがすぐに理解できましたし、できる限りそれに合わせたいという気持ちでした。

Qリチャード・マッデンはまさに理想の王子様でしたが、リリーさんの理想の男性像は?

Aリリー・ジェームズリチャードの演じた王子様は私の理想に近いです。優しくて、繊細で、とても強い王子でした。シンデレラと王子は一緒にいて、お互いを高め合う、チャレンジし合う関係ですね。森で初めて出会って、お互いのことを知らなくても、お互いの優しさに触れて何か火花が散るようなそんな瞬間があったと思います。

Qキャラクターの台詞や行動にとても説得力がありましたが、監督はどんなメッセージを込めようとしたのでしょう。

photo02Aケネス・ブラナーみんなが知っている物語だというのはポジティブなことですよね。ではその物語をどう綴るのかというのがポイントでした。僕は人間的な演技を通じて掘り下げたいと思いました。脚本を読んだ時、僕が思っていたよりもずっとエモーショナルに感じました。それも踏まえて、みんなが知っているシンデレラであるということに応えながら、同時に僕の感じたエモーショナルさを演技を通じて伝えたいと思いました。単なるおとぎ話にならないような役者たちのインスピレーションが感じられると思います。そして王子もまたシンデレラに見合う男でなければならないと思いました。彼らの内なる部分、とくに善良さや優しさ、そういったものがすごい力なんだということを伝えたいと思いました。

Qディズニー・アニメーション作品の『シンデレラ』もありますが、実写ならではのところで心がけたことなどお聞かせください。

Aケネス・ブラナー1950年に製作された有名なアニメーションと今回の作品は全く異なるアプローチで作られていると思います。アニメーションでは王子に名前がなかったり、夜な夜な開かれるパーティに飽き飽きしているような描かれ方です。僕らの『シンデレラ』では王子にはキットという名前があったり、パーティが開かれる理由付けもしました。とくにシンデレラと王子が事前にお互いのことを知らずに出会っている、という新しい点が加わっています。同時に、シンデレラのキャラクター造形が大きく異なりますので、それが一番大きな違いになっているかもしれません。彼女の強さはすなわち優しさなので、かつてのシンデレラ像に見受けられた受け身の部分が今回は全くありません。自分が幸せな生活を送るためにアクティブにそれを探すし求めています。それは決して、男性に頼るために探しているわけでもありません。自分とともに生きられる人物を探すという行為です。アニメーションと実写ということでは、実写だからこそ親密なキャラクター同士の関係性が描けると思います。僕が大好きなシーンですが、エラ(シンデレラ)の大好きな父の死を農家のジョンが伝えに来てくれるシーンで、エラはジョンに「それ(父の死)を伝えるあなたも辛かったでしょう」と声をかけますが、そういった些細なやり取りにこそ人間味が表れると思います。こういったシーンはアニメーションでは逆に表現が難しいと思います。

リリー・ジェームズシンデレラはオープンで、自分自身であるべきという勇気を持っています。これは映画を通してどんどん強くなっていきますし、私もまた演じていてどんどん自信が湧いてきました。シンデレラという役は人にインスパイアを与えてくれる存在だと思います。「シンデレラほど君は善人じゃないけどね」と、私の兄弟たちには言われました(笑)。

Q乗馬やダンスのシーンもありましたが、準備期間についてお聞かせください。

photo03Aリリー・ジェームズ馬に乗ることはこの役柄にとってとても重要なことでした。監督から「馬に乗ったことはある?」と聞かれて、それまで一度も乗ったことはありませんでしたが、この女性の開放感や自分で手綱を持っているというところを表現するためにも、馬に乗ることは重要でした。鞍をつけないで乗るということも経験して、シンデレラのキャラクター作りには非常に役立ったと思います。ダンスに関しては何ヶ月も特訓をしました。リチャードは私の着ていたドレスを踏まないように腐心していました(笑)。あのシャンデリアがあるボールルームでの踊りや音楽は本当に美しい経験でした。

ケネス・ブラナー自分にとっても、舞踏会のシーンは魔法にかけられたような経験ですね。この映画をご覧いただく世界中の皆さんをこの舞踏会にお連れしたいと思いました。ご自分のパートナーと、自分の夢や希望、目指すことが叶うんだという、ひとつの象徴として、シンデレラと王子のダンスシーンを見てもらえるように作りました。

Qシンデレラという世界中の女性が憧れる役を掴みましたが、プレッシャーもあったと思います。どうそれを乗り越えましたか。その秘訣をお聞かせください。

Aリリー・ジェームズどうして自分がこの役を射止めることができたのかはわかりませんので、ただケネスに感謝するのみです。プレッシャーも感じましたがケネスに助けられて一歩ずつ前に進みました。リチャード・マッデンとの関係性も大きかったです。この2人のおかげで、このシンデレラの役柄や内面に集中することができ、それでプレッシャーもはねのけることができました。自分を美しいプリンセスだと思ってしまうと、プレッシャーに押しつぶされてしまうので、まさにこの物語のテーマでもある乗り越えていく内面の強さに集中して乗り越えていきました。

ケネス・ブラナー秘訣について僕に言わせてもらうと、シンデレラが「自分自身に恐れない」と言うシーンがまさにリリーに当てはまります。リリーは美しく、知的で遊び心も持っています。同時にありのままの自分でもあったので、この映画のテーマでもあるありのままの自分を信じるということだったと思います。シンデレラという女性になろう、と憧れる必要はないと思います。彼女は自分を愛し、大切にしている。そこに皆さんがインスピレーションを感じてもらえればいいと思います。

QOKWaveユーザーに質問!

シンデレラが魔法の力を借りて素晴らしい舞踏会し、幸せな時間を過ごしますが、あなたが今までに一番思い出に残っている夢のような出来事を教えて下さい。

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■ゲストの木下優樹菜さんがシンデレラをイメージしたドレス姿で登場!

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木下優樹菜小さな頃からシンデレラが大好きなので、今日ここに居られて魔法にかかったような気持ちです。言い出したらキリがないくらい素敵な作品で、旦那と一緒に観させていただきましたが、こちらも魔法にかかったみたいで、久しぶりに自分から旦那の手をつないでしまいました。シンデレラが魔法で変身するシーンがきらびやかで自然に涙がこぼれました。旦那も泣いていました(笑)。王子様も魅力的ですし、お父さんの王様との親子愛も描かれているので女性だけではなく男性も共感できると思います。

ケネス・ブラナーいま言っていただいた通り、女性だけでなく、男性も楽しめる作品です。全ての方に楽しんでもらえるように作りました。

リリー・ジェームズ登場された時にドレス姿を見て心臓がドキドキするくらい素敵だと思いました。すごく感動していただけたとのことで私たちも嬉しく思います。

木下優樹菜3歳の時に幼稚園のお遊戯会でシンデレラの劇をやって以来、ずっとシンデレラに憧れています。娘もシンデレラが好きと言ってくれるので、親子でそう思えるのもいいです。子どもの頃からシンデレラのようにガラスの靴を渡されてプロポーズされるのが夢だったので、5年前にそれが叶ったのも良かったです。

リリー・ジェームズ一番ロマンチックですね!本当のシンデレラですね。

リリー・ジェームズさんとケネス・ブラナー監督へのガラスの靴をイメージした花束がプレゼントされた後、サプライズでリリー・ジェームズさんへのバースデーケーキがプレゼントされました。


■Information

『シンデレラ』
2015年4月25日ロードショー

info01

ディズニー・スタジオが総力を結集し、「シンデレラ」の実写版を映画化した夢のプロジェクト。「本当の魔法は、あなたの勇気」ガラスの靴やカボチャの馬車に代表されるロマンティックなイメージはそのままに、シンデレラの勇気と優しさから生まれる“奇跡の愛”が感動的に描かれていく。絢爛豪華な衣裳と美術、超一流のスタッフ&キャストとのコラボレーションが可能にした、ディズニー・ラブストーリーの原点にして頂点。

監督:ケネス・ブラナー
出演:リリー・ジェームズ、ケイト・ブランシェット、ヘレナ・ボナム=カーター、リチャード・マッデン
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

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☆同時上映
『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』

info02エルサとクリストフがアナの誕生日のためにこれまでで最高のお祝いをしようと計画するが…。

「アナと雪の女王 / エルサのサプライズ : パーフェクト・デイ ~特別な一日~」
AVCW-63084:ウォルト・ディズニー・レコード 発売中

01パーフェクト・デイ ~特別な一日~ (日本語キャスト) / V.A.
02パーフェクト・デイ ~特別な一日~ (アナで歌おうバージョン / 日本語キャスト) / V.A.
03パーフェクト・デイ ~特別な一日~ (エルサで歌おうバージョン / 日本語キャスト) / V.A.
04パーフェクト・デイ ~特別な一日~ (インストゥルメンタル) / V.A.
05パーフェクト・デイ ~特別な一日~ (ピアノ・ソロ・バージョン) / V.A.
06パーフェクト・デイ ~特別な一日~ (オルゴール・バージョン) / V.A.