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Vol.503 女優 クリステン・リッター&レイチェル・テイラー(『ジェシカ・ジョーンズ』)

OKStars Vol.503はMARVEL×NETFLIXのドラマ『ジェシカ・ジョーンズ』の主演クリステン・リッターさんとレイチェル・テイラーさんへのインタビューをお送りします!さらに来日記者会見の模様もご紹介!

Q 『ジェシカ・ジョーンズ』はアメコミをベースにしながらドラマ部分を重視した作品ですが、演じる上で重視したところは?

Aクリステン・リッタースーパーヒーローだからといって役へのアプローチは変わりません。私が一番大事だと思っているのは準備です。原作コミックスの『エイリアス』を読んだり、素晴らしい出来だった脚本を基に役を作っていくこと。それから、このドラマが始まる前のジェシカがどう過ごしていたかを考えました。役作りで一番大きかったのはその部分ですね。彼女に何が起きたのか、ということや、彼女の所作を作り上げていくバックストーリーの部分を重視しました。

レイチェル・テイラートリシュという役を演じる上での錨はジェシカとの女性同士の友情です。複雑だし深みのある関係なので、自分と友人との関係などを考えて、どう応用しようかと思いながら演じました。ジェシカとトリシュはお互いに忠誠心のようなものを持っているし、過去の出来事による傷を持ってもいます。そういうところを意識しました。

Q 本作に関わる前にマーベル作品で好きなものはありましたか?

Aクリステン・リッター&レイチェル・テイラー『ジェシカ・ジョーンズ』クリステン・リッター実はコミックスはこの作品に関わるまで読んだことがなかったんです。でも『エイリアス』を読んで、作品に没入できる感覚を味わえたし、想像力を想起させられたので、子どもの頃から読みたかったなと思いました。映画などでは『アイアンマン』ですね。彼はジェシカと同じようにちょっと心の脆さを持っていますので(笑)。

レイチェル・テイラー私はオーストラリアのタスマニア出身でそういったコミック文化がなかったので、作品には触れては来ませんでした。私も『アイアンマン』は好きですけど、やっぱり今は『ジェシカ・ジョーンズ』が一番好きです。超人的なキャラクターよりもそのスーツの中にいる人間と、その人間性を掘り下げているところが私がマーベルの好きなところです。

Q とくにジェシカは画面に出ずっぱりですが、他の共演陣との芝居はいかがでしたか。

Aクリステン・リッタージェシカは一人のシーンも多かったので撮影中は孤独を感じることも多かったです。だから時々誰かと絡むシーンがあると嬉しかったんです。レイチェルとの共演シーンで彼女が来ると「レイチェル~!」と叫びながら抱きつくような挨拶を交わしていたし(笑)、ルーク役のマイク・コルターとも旧友のように接していました。ただ、このストーリーはジェシカの視点から綴られていて、つまりは彼女の心象風景のようなものを追っていく作品でもあるので、孤独な時間も大切でした。

レイチェル・テイラークリステンは素晴らしい役者だったので、二人の関係性は、私の実際の友人関係に思いを馳せながら作っていくことができました。他には後半に出てくるウィル・トラヴァルが演じた警察官のキャラクターとの関係が重要でした。ウィルもオーストラリア出身で、皆さんがアメリカで日本人同士出会った時に感じることと同じように、私と彼の間の化学反応のようなものがサブテクスト的にあったので演じていても面白かったです。この二人の関係性はダークなトーンがあって、演じがいがありました。

Q 撮影中の苦労したことをお聞かせください。

Aクリステン・リッター&レイチェル・テイラー『ジェシカ・ジョーンズ』クリステン・リッターやっぱりスケジュールです。TVドラマの撮影がハードなのはご存知だと思いますが、今回は夜間撮影が多くて、夜通し撮って、翌朝5:30集合、なんてことも多かったです。イレギュラーなスケジュールに合わせるのが一番大変でした。

レイチェル・テイラー私は出ずっぱりではなかったので、この作品の現場に出たり入ったり、というのがクリステンとは逆の挑戦でした。演じたトリシュはマーベル作品のパッツィ・ウォーカーの若い頃のキャラクターをベースにしていますが、コミックスではもっと軽い人物でした。だからキャラクターをどうしていくのかは随分悩みました。でも各話の監督らを信じて演じました。

Q Netflixのドラマの魅力と、出演して実際に感じたことは?

A『ジェシカ・ジョーンズ』クリステン・リッターいまTVシリーズで最もクオリティが高い作品を作っていると思います。どのキャラクターもリアルに見えます。私はジェシカのようなタイプの役を演じたことがなかったので、起用する側にはリスクもあったと思います。そういうキャスティングがNetflixでは結構あるし、ちゃんと成功しているのがすごいところです。意外なキャスティングが多いし、例えば『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のキャラクターはみんな実在しているように見えます。その理由の一つとして、CM等の制約がないから、説明セリフをあまり入れなくてもいい、というのがあるのかもしれません。その時間をキャラクターを掘り下げるために使うことができるから。そこが一番気に入っています。だからクリエイターも役者もNetflixの作品に出たがるんだと思います。

レイチェル・テイラー観たい時に観られるし、一気観もできるので、私も元々Netflixのファンでした。今までのTVのあり方は現代の生活には不便になりつつあります。今回、現場に参加してみて、ここまで大きなリスクを取ることを恐れていないのは素晴らしいと思いました。CMが入らないからスポンサーにおもねることもなく、視聴者が観たい作品を作ることができます。TVは本来そうあるべきだと思うので、そこが素晴らしいと思います。

Q 演じて気づいたことや新鮮だったことは?

Aクリステン・リッター元々私は演技をしたくて役者の仕事をしていますが、『ジェシカ・ジョーンズ』では本当に長時間、いっぱい演じることができました。140日間の撮影でオフはたったの2日しかなかったんです。でも、私は、周りをじっくり考察しすぎてしまう性格なので、毎日現場の様子を観察して過ごしていました。最終的には撮影用カメラのレンズの用途や、照明の位置がどんな影響を及ぼすかとか、全部わかりました。言い換えると、映画監督のブートキャンプに参加したような気分で、監督するならここはこう、ということが分かったのが発見でした。

レイチェル・テイラーダークな部分が多く、自分の人生におけるいろんな考察の機会を与えてくれる作品だったと思います。メタファ的に女性に対する暴力やトラウマ、虐待を含んだ人間関係が描かれています。演じる時はそういう部分に思いを馳せたりもしましたが、それ以外の時間にダークなところに居過ぎないようにしました。

Qクリステン・リッターさん&レイチェル・テイラーさんからOKWAVEユーザーに質問!

クリステン・リッターレイチェル・テイラー皆さんは『ジェシカ・ジョーンズ』を観るなら、どのくらい時間をかけますか?
PCやスマホなどで空き時間に観る、1話ずつ観る、まとめて観る、いろんな視聴スタイルがあると思いますので、あなたの視聴スタイルを教えてください。

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>『ジェシカ・ジョーンズ』来日記者会見レポート


■Information

『ジェシカ・ジョーンズ』

『ジェシカ・ジョーンズ』2015年11月20日(金)全世界同時配信スタート

ニューヨークのヘルズ・キッチン、私立探偵ジェシカは心を閉ざして孤独に生きる元スーパーヒーロー。過去のトラウマを引きずり、人との接触を極力断って暮らしていた。しかし、悪の元凶キルグレイブと再び対峙することによって日々は一変。忘れようとしていた過去と向き合い、悪を倒すため難事件に挑むことになる。

Netflix:https://www.netflix.com/jp/

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【Netflixについて】
世界最大のオンラインストリーミングブランド。60ヵ国以上の国々で6,900万人のメンバーが視聴。オリジナルシリーズ、ドキュメンタリー、長編映画などを含め、1日1億時間を超える映画やTVドラマを配信。メンバーは、あらゆるインターネット接続デバイスから、好きな時に、好きな場所から、好きなだけオンライン視聴が可能。コマーシャルや契約期間の拘束は一切なく、思いのままに再生、一時停止、再開することができる。日本では2015年9月にサービスを開始した。


■Profile

クリステン・リッター

クリステン・リッター&レイチェル・テイラー『ジェシカ・ジョーンズ』1981年アメリカ生まれ。
オリジナリティあふれる圧倒的な演技力、そして類まれな存在感で「今最もホットな女優」の一人として 注目されている女優。活躍の場は映画、TV、舞台に留まらず、ライター、プロデューサー、ミュージシャン、ファッションデザイナーとしても幅広く才能を発揮している。
全米大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』で絶賛を浴びたジェーン・マーゴリス役や、熱狂的人気を博し批評家から賞賛された ABC の『23 号室の小悪魔』のクロエ役等で一躍注目を浴びる。その他の出演作には、『ヴェロニカ・マーズ (ザ・ムービー)』、『Refuge (原題)』、『L!fe Happens (原題)』(リッターが共同脚本・共同プロデュース)、『THE BLACKLIST/ブラックリスト』、『ある日モテ期がやってきた』、『Vamps (原題)』、『お買いもの中毒な私!』など。 最近の長編映画出演作には、エイミー・アダムス共演、画家マーガレット・キーンの画家としての目覚め を描いたティム・バートンのヒット作『ビッグ・アイズ』、サンダンス映画祭で初上映されたジェイソン・シュワルツマン共演、アレックス・ロス・ペリー監督の評価の高いインディーズ映画『Listen Up Phillip (原題)』がある。
女優としての仕事以外に、ユニバーサル・テレビジョンとファーストルック契約を結んでおり、自身のプロダクション会社である「サイレント・マシン・エンターテイメント」名義でTV番組の企画と制作に携わっている。
女優やプロデュース業のほかに、ファッション業界でも活躍。コーレイ・リン・カーターと共同でドレスをデザインするななデザイナーとしてのポジションも築きあげている。2009年秋と2010年にはバナナ・リパブリックの広告キャンペーンモデルを務めた。

レイチェル・テイラー

1984年オーストラリア生まれ。
2004 年ピーター・ボグダノヴィッチ監督のTVムービーで女優デビュー。「ダイナスティ」(2005)や「マクラウド・ドーターズ」(2005)などの半豪のTVドラマで活躍し、2005年オーストラリアのドラマ「ヘッドランド」で注目される。2006年のロジー・アワード人気新人女優賞にノミネートされた。キャリア初の大作となった『トランスフォーマー』(2007)の美人ハッカー、マギー・マドセン役で注目を浴びる。タイ映画『心霊写真』(2004)のハリウッドリメーク作で、日本の落合正幸が監督を務めた『Shutter(シャッター)』でジェーン役を務め、ジョシュア・ジャクソン、奥菜恵らと共演を果たした。