話題の映画や作品等にまつわる、俳優や映画監督、アーティストら“Stars”へのインタビューと、彼らからの「質問」に「回答」できるOKWAVEの特別企画です。

Vol.561 女優 佐津川愛美(『ヒメアノ~ル』)

OKWAVE Stars Vol.561は映画『ヒメアノ~ル』(2016年5月28日公開)にヒロイン・ユカ役で出演の佐津川愛美さんへのインタビューをお送りします。

Q 『ヒメアノ~ル』出演にあたって、作品にはどんな印象を受けましたか。

A佐津川愛美まず原作を読ませていただいて、それから台本を読みました。吉田恵輔監督からは「ユカは原作よりもより女の子らしくしたい」とお聞きしていました。それがここまでかわいい、キラキラ女子のようなキャラクターを演じることになったのは私にとっても新境地でした。原作からはもう少し暗い話をイメージしていたので、いつの間にか明るいキャラクターになっていて驚きました。

Q ユカのキャラクターはどのように作っていきましたか。

A『ヒメアノ~ル』佐津川愛美監督がおっしゃったことを全てやりました。ある意味、監督の理想の女の子ですね(笑)。私の中ではあざとくならなければいいなと思って演じていました。男性からは「かわいかった」と言ってもらえましたが、女性からは「小悪魔でしたね」と言われてしまったので、男性と女性では全然目線が違うんだなと思いました。

Q 台本の印象はいかがだったでしょうか。

A佐津川愛美台本を読んだ時には、完成した映画と比べてこんなにもコメディ要素が入っているとは思いませんでした。原作にはシュールな笑いが多いのが、台本ではあまりそうはならないのかな、と思って撮影に入りましたが、できあがってみると、笑いが多かったです。監督の中では最初からそうする考えがあったのだろうと思います。予告編を観た時もこういう路線なんだと思わされました。

Q 濱田岳さん演じる岡田との会話は、とくにコメディ要素の強い前半は自然に笑えるやり取りが多いですが、どのようなことを心がけましたか。

A佐津川愛美ユカは男性の前でキャラを作っているのではなく、本当に思ったことを聞いているので、私自身もあえて面白くしようとは思わず、自然に演じました。濱田くんがそれを上手く受け止めてくれたので、面白いやり取りになっていると思います。

Q 撮影現場の雰囲気はいかがでしたか。

A佐津川愛美自然体な姿、そのままでいられる現場でした。吉田監督はヘナヘナしていそうで仕事はちゃんとやる、という方でしたので、現場もゆるく楽しい雰囲気でした。濱田くんとムロツヨシさんは元々仲良しだったので、そこにもゆるい空気感があって、私もそのまま入ることができました。だから、逆に“頑張って仲良くなろう”みたいな気持ちにもならなかったですね。現場に行くのが毎日楽しみでしたし、こういう内容の作品を撮っているとは思えない現場でした。でもやっぱり森田剛さんが入るとどこかピリッとした雰囲気にはなりました。でも、ユカとしても怖がりすぎてはいけないと思っていました。

Q ユカが森田正一に襲われる場面は迫真のシーンでしたが、芝居の段取りとしてはいかがだったのでしょう。

A佐津川愛美あらかじめ動きを確認して本番に入りましたが、玄関で森田にユカが襲われるシーンで私が転んでしまったんです。それを監督がいいと言ってくださって、そういう動きを再現して演じました。森田さんには「何でもやっちゃってください」と話していましたが、思いがけず勢いよく転んでしまったので、さすがに心配されてしまいました(笑)。
自分よりも、濱田さんと森田さんが目の前で格闘しているのを見ている時の方が怖かったですね。ユカとしてもずっと狙われていたわけですが、本当に襲われて初めて怖いと感じたと思います。濱田さんが森田さんのナイフをクッションで受け止めるところはいくら本物ではないと分かっていても怖かったです。

Q 濱田さんとはラブシーンもありましたが、いかがだったでしょうか。

A佐津川愛美ラブシーンと森田さんが凶行に及ぶシーンとリンクして見せる、監督の演出プランがあると聞いていたので、印象に残るシーンになればと思いました。先に撮影されたリンクするシーンの映像を見させていただき、そのシーンに登場されている山田真歩さんが演じる久美子の姿勢や表情を研究するようにしていました。

Q 本作への出演を通じて新しい発見などはありましたでしょうか。

A佐津川愛美(『ヒメアノ~ル』)佐津川愛美ラブシーンも含めてハードに見えるシーンが多かったようで、周りからは心配されました。自分としては吹っ切って演じることが面白かったので、今後もそういう意気込みで演じられる機会が増えたらいいなと思いました。これまではどちらかと言えば、常識的な役が多かったので、それこそ殺人犯のような振り切れた役にも挑戦したいと思いました。

Q 本作の見どころはいかがでしょうか。

A佐津川愛美私にはラストがとても衝撃的でせつなく感じられました。物語の展開としてもそうですし、前半はいい具合に笑えるように監督が計算していると思うので、ラストを楽しみに観てもらいたいです。殺人鬼が出てくる怖い映画ではなく、人間のアンバランスさがちゃんと見える作品になっていて、まさに映画として楽しんでもらえると思います。

Q 佐津川愛美さんからOKWAVEユーザーにメッセージをお願いします。

A佐津川愛美ひとつの作品をみんなで作り上げたという自信があるので、ぜひ劇場で観ていただきたいです。この映画は家で観ると物語的にとても怖いので(笑)、そういう意味でもぜひ劇場にお越しください。

Q佐津川愛美さんからOKWAVEユーザーに質問!

佐津川愛美最近、ウォーターサーバーを買おうか迷っています。ぜひメリット、デメリットを教えてください。

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■Information

『ヒメアノ~ル』

『ヒメアノ~ル』2016年5月28日、TOHOシネマズ 新宿ほか全国公開

「なにも起こらない日々」に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働く岡田。同僚の安藤に、想いを寄せるユカとの恋のキューピット役を頼まれ、ユカが働くカフェに向かうと、そこで高校時代の同級生・森田正一と出会う。
ユカから、森田にストーキングされていると知らされた岡田は、高校時代、過酷ないじめを受けていた森田に対して、不穏な気持ちを抱くが…。
岡田とユカ、そして友人の安藤らの恋や性に悩む平凡な日常。ユカをつけ狙い、次々と殺人を重ねるサイコキラー森田正一の絶望。今、2つの物語が危険に交錯する。

出演:森田剛 佐津川愛美 ムロツヨシ 濱田岳

原作:古谷 実「ヒメアノ~ル」(ヤングマガジンKC所載)
監督・脚本:吉田恵輔

配給:日活

公式サイト:www.himeanole-movie.com
公式Twitter:@himeanole_movie
公式Facebook:facebook.com/himeanole.movie

©2016「ヒメアノ~ル」製作委員会

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■Profile

佐津川愛美

佐津川愛美(『ヒメアノ~ル』)1988年8月20日生まれ、静岡県出身。
『蝉しぐれ』(05)でヒロインの少女時代を演じ、スクリーンデビュー。同作でブルーリボン賞助演女優賞ノミネート。『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(07)でブルーリボン賞助演女優賞及び新人賞にWノミネート。主演作に『真夜中の少女たち(第4話:センチメンタル・ハイウェイ)』『海と夕陽と彼女の涙ストロベリーフィールズ』(06)、『ミステルロココ』(短編/10)がある。その他、『横道世之介』『俺俺』(13)、『ガキ☆ロック』『キカイダーREBOOT』(14)、『グラスホッパー』(15)などに出演。待機作に『貞子vs伽椰子』(6月18日公開)、『全員、片想い』(7月2日公開)、『だれかの木琴』(9月10日公開)。

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