GYPSY QUEEN
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OKWave > OKStars> vol.68 GYPSY QUEEN

アジア10ヶ国で10ヶ国語で歌うロックバンドGYPSY QUEEN。彼らの呼びかけで始まった四川大地震支援公演「Love Asia Concert in China」は内外の多くの支持を集めながら、本年3月に第3回目となる重慶、成都、上海の3都市公演を開催します。
「OKStars 10 QUESTIONS」第68回目にはGYPSY QUEENのリーダーAkiと紅一点ボーカルShinonが登場!中国やアジアへの想いと面白エピソードをお聞かせいただきました。

GYPSY QUEENについてご紹介をお願いします。

Shinon  GYPSY QUEENはリーダーでBassのAkiとDrumsのMasaoとGuitarのMacha、VocalのShinonの4人で活動しているポップロックバンドで、2001年からは中国で活動を始めて、これまでにアジア10ヶ国で活動しています。アジアでの活動で大事にしていることは、必ず訪れた国の言葉で歌い、MCも現地語を入れること、それと現地の照明や音響のスタッフの方々とコンサートを作り上げることです。

Aki  ちなみに中国では「吉普赛女郎」という名前です。

日中友好四川大地震支援公演「Love Asia Concert in 重慶・成都・上海」を開催されますが、始めようと思ったきっかけは?
GYPSY QUEEN

Shinon   私たちのアジアでの活動のきっかけが中国だったのですけど、なかでもとくに四川省の重慶という都市に歓迎されて、2002年から2005年まで毎年公演に招いてもらってました。その後は反日運動とかの流れもあって私たちも少し中国を離れていました。2008年に四川省で大地震が起こったときに、四川省に住んでいるいろんな友達に連絡を取ったりして、今までかわいがってもらった重慶という町に恩返ししたいなと思って始めたのが「Love Asia Concert in China」という活動です。

※重慶は四川省内に隣接する、上海市、北京市、天津市と並ぶ直轄市のひとつ。

> 今回は3回目ということですが、第1回、2回についてはいかがだったでしょうか。

Aki   2008年に久々に中国に訪れたわけですが、第1回目の北京は五輪直後ということもあって、北京の変化にひじょうに驚いたのと、久々に中国と再会したなという印象でした。昨年は蘇州と上海の2都市で公演しましたが、中国の学生の熱い気持ちを感じました。蘇州は全て中国人の学生主導のコンサートを行ったのですが、一度も日本に来たことがないのに日本語もよく話せる学生たちに驚いたり、いい経験ができたなと思います。

それでは今回の3都市公演の意気込みをお願いします。
GYPSY QUEEN

Shinon  これまでの2回は四川省とは違うところでやったので、四川省に縁の深い方からは四川省でやらないと、という意見もいただいていたので、今回、四川大地震のためのチャリティ公演を現地で行えるというのはすごく意味があるなと思います。それとGYPSY QUEENの正式な海外公演の第100回目が今度の重慶なんです。100回目ということでも感無量なんですが、それを重慶という思い入れのある町でできるということで、頑張りたいと思います。

Aki  重慶のイメージって当時は最も反日の町と思われがちで、自分たちもそう聞かされて訪れたんですが、そんなこともなく大歓迎されて、自分で実際に見ないと分からないということを知る機会にもなったんです。その重慶には、重慶ゴジラさんと呼ばれている人がいらっしゃって。重慶ゴジラさんは重慶のことをよく知ってもらおうと活動されていて、2005年にコンサートで重慶に訪れた際に会う約束をしていたんですが、結果的には会えなかったんです。その翌年の春に重慶ゴジラさんは亡くなられて。その時には一期一会という言葉、会うべき人とは絶対に会わなくちゃいけないんだなってことを思い知らされました。重慶ゴジラさんの遺品の中から、彼の自作の歌詞とギターコードが書かれた「重慶ブルース」という曲の歌詞カードが出てきたそうで、重慶ゴジラさんの奥さんや周りの人から僕らに「これを曲にしてくれ」と託されて、楽曲は2006年に発表したのですが、墓前に捧げたいという想いがありながらもこれまで訪れる機会には恵まれなかったんです。そういう意味でも4年振りにこの歌を届けにいけるということで、Rest In Peaceの気持ちで演奏できればと思います。

アジア10ヶ国でパフォーマンスされていますが、アジアとの出会いは何だったのでしょうか?

GYPSY QUEEN

Shinon  いろいろな方から、私の声が中国語に合うんじゃないか、と言われていたんです。当時は“你好、再見、謝々”くらいしか知らなかったので、自分には歌えるわけがないと思っていたんですが、Akiが台湾の知人の方に頼んで自分の曲を中国語に直して持ってきちゃったんです。歌わざるを得ない状況になっちゃったので、中国語を習って見よう見真似で歌うことにしたんです。で、あるLiveでその歌を歌ったら中国人のオペラ歌手で俳優の程波さんという方が見に来てくださっていて、彼が楽屋に来て「君たちおもしろいから、来年中国にコンサートに来ませんか?」っていきなり誘われて。二つ返事で行きますって答えて、北京でのイベントだって聞いていたんですけど、よくよく話を聞いてみたら、中国6都市を3週間かけて廻るツアーだった、ということで、それがきっかけですね。それが2001年の話です。その時に中国語で1曲歌ったらとても喜ばれたので、中国語で歌うことにも取り組むようになって、何回か中国に行っているうちに、外務省の方が見に来てくださって、「2002年はモンゴルと外交樹立30周年だから、中国に行くなら近いからついでに行ってきて」って言われたんです(笑)。それで中国ツアーの途中にモンゴルのウランバートルにも行くことになって、じゃあ行くならモンゴル語だ、ということでモンゴル語で歌ったらそれも喜ばれて。そうしたら今度は「2003年が日本ASEAN年だからよろしくね」って(笑)。マレーシアとシンガポール、ブルネイ、ラオスのツアーだったので、マレー語とラオス語でも歌うようになって、そういう活動がクチコミで広まって、カンボジアやベトナムにも公演に呼んでいただけるようになったんです。

中国での印象的なエピソードを教えてください。

Aki  当初は、中国は日本では考えられないコンサート環境にびっくりさせられました。2001年当時の話ですがコンサート会場に行ったら電源が無かったこともね(笑)。印象的だったのは、山奥の会場でコンサートをやった時ですが、スネアドラムのスタンドが折れちゃったんです。中国に限らず、日本でも大ピンチな状況なんですが、どこからか替えのスタンドをスタッフのおじさんがニコニコしながら持ってきたんです。この時は中国の一体感のすごさを感じましたね。

Shinon  長春というところでLiveをやった時は、アンプが無かったんです。長春に日本のロックバンド初上陸、ということだったんですけど。「アンプが無いとできない」って言ったら、翌朝政府の方が楽器屋に連れて行ってくれて、新品のアンプのこれとこれを貸せ、て話をつけてくれて、終演後に楽器屋に返した、なんてこともありました(笑)。新品なのにいいの?って。

Aki  別の時には、ドラムセットが無くて、同じように政府の方が楽器屋で新品を借りてきたんですが、「これは新品だから叩かないでくれ」って(笑)。叩いたらダメって、どうやって演奏するのかいまだに謎なんですが、Masaoは無視して叩いてましたね。

Shinon  だったら何のために借りたのやら…(笑)。

Aki  今までの話にも通じるのですが、中国に初めて行った時は公演する身からするとひじょうにストレスが溜まったんです。勝手に物事が決まっていたり、有ると言っていたものが無かったりね。でも3週間のツアーだったから途中で逃げるわけにもいかないですよね。最初はイヤだなって思うだけだったんですが、だんだんと言いたい事を言うようになったんです。マイクが足りなかったりした時に、「マイクが無いと歌わないよ」って怒ると、その後にはちゃんとマイクが届くんです。そこであぁこれかって気付いたわけです。欲しいものは欲しい、と自分の必要な権利を主張すれば、ちゃんとやってもらえるのが分かったので、この人たちとはやっていけるなと感じました。サービス精神はないんだけど、自分の考えをきちんと伝えていけばこの国でしっかり生きていけるということが分かりましたね。

Shinon  むしろ、日本だと甘やかしてくれるくらいですよね。相手が用意してくれるだろうって。アジアだと自分の背の高さでマイクをセットしてくれる、というのが当たり前じゃないんですよね。他の国でも必要なものは主張すれば用意してもらえるので、お互いに主張してやり取りすればいい結果になりますね。

Aki  なので、日本にいると若干我侭なバンドに見えるかもしれませんね(笑)。

アジア公演を続ける理由、モチベーションは何だと思いますか。

Shinon  最初の中国6都市ツアーはアメリカ、ドイツ、オーストラリアのアーティストと一緒に廻ったのですが、中国語と英語しか話せない中国人の女の子が通訳でついてくれてたんです。私たちは今より英語もできなかったので、最初はその子とは距離があったんです。でも6都市廻るうちに、私たちのグループに彼女が付いてきてくれるようになって、最後はずいぶんと打ち解けたんです。帰国後に彼女からもらったメールで、私たちに会うまでは日本のことは好きではなかったけど、GYPSY QUEENに会って日本が好きになりました、って言われて。その一言でやる意味があるなぁと。旅の途中でその子から中国語を習ったり、逆に日本語をまねしたり、自分たちが何かをやることで、少しでも人の意識をいい方向に変えられるとか、何か役に立つとか、そういうことができるのが大変でも続けられる理由だと思います。

Aki  待ってくれている人がいる、というのが大きいですね。誰かに影響されて生きているんだなってアジアでツアーをやっていると感じますね。

GYPSY QUEENの2010年の予定は?
GYPSY QUEEN

Aki  アジア公演は多数予定されていて、5月にはハノイで桜フェスティバルというイベントに出演します。5月はラオスフェスティバルというのにも参加します。9月にベトナムフェスティバル、11月にカンボジアとラオス、ミャンマーでのコンサートを計画中です。この「Love Asia Concert in China」も7月と11月で計画中です。
国内でも「Love Asia」というコンサートイベントをやっていきます。

今後はどのようなことを計画されていますか。

Aki  「Love Asia Concert in China」は中国23省全ての地区でコンサートをやって、善意の募金を集めて「四川省幼稚園・小学校建築寄贈プロジェクト」に協力したい思います。これはアジアの公演活動で学んだことですが、どうしても日本はお金をあげる国なので上から目線になってしまうんですけど、僕らはお金以外の活動で貢献しようと考えていて、チャリティ公演を通じていつまでも忘れないということを伝えることをメインにして、それに共感していただいた中国人のお客さんから善意の募金をいただいて寄付をすると。そんな日中合作を考えています。

モットーを教えてください。

Shinon  私の座右の銘ですが、「いまがんばれ、いまがんばらなければ、いつがんばる。」
いつか頑張ると思っている人は、一生頑張らないから、何かやろうとするなら今すぐやる、ということをいつもモットーにしています。

Aki  ともかく行け!ですかね(笑)。それと一期一会。出会いは重要です。

最後にこのインタビューを見ているOKWaveのユーザーにメッセージをお願いします。

GYPSY QUEEN

Shinon  Love Asiaのコンサートは国内でも開催しているのでぜひ足を運んでください。そこでも募金を募っていますのでぜひ聴きに来てくださいね。

Aki  僕らがアジアで経験しているように、知らない世界に一歩踏み出してみるとそこが新たな自分の世界になると痛いほどに感じてきたので、皆さんもぜひアジアに旅立ちましょう。

GYPSY QUEENからOKWaveへの質問
GYPSY QUEEN

Live Information

One asia presents
Let's Expand our blue sky LOVE ASIA Vol.5

会場:大塚Deepa
日時:2010年3月13日(土)OPEN 16:30/START 17:00
出演者:氏神アジワン/GYPSY QUEEN/Shining For/ラヴィンサンデー/GJOLL/FRYINGTURTLE/宮澤祐門

GYPSY QUEEN

日中友好四川大地震支援公演
「Love Asia Concert in 重慶・成都・上海」
~四川省幼稚園・小学校建築寄贈プロジェクト~


Rockバンド「GYPSY QUEEN」の発案より2008年に始まった日中友好四川大地震支援公演「Love Asia Concert in China」が、本年第3回目を迎えます!

会場と日程<全会場とも入場無料>:
重慶会場 重慶南方翻訳学院(3月20日 19:00開始)
成都会場 成都芸術職業学院実験劇場(3月21日 19:00開始)
上海会場 現場BAR(3月22日 20:00開始)
出演者:
日本:GYPSY QUEEN、氏神一番、alcico、ねんど大介(応援ゲスト)
中国:NANA(四川出身)、現地アーチスト他

イベント公式ページ

GYPSY QUEEN

Vo. Shinon/Ba. Aki/Dr. Masao/Gt. Macha

アジア全域を活動領域として10ヶ国語(北京、広東、モンゴル、ラオス、マレー、英、日本、ベトナム、タイ、クメール)を駆使してサウンドメイク。2001年より中国公演を開始し、現在10ヶ国100回に及ぶアジア公演を敢行中。
「アジアと日本の交流の窓」になるべくその活動エリアを拡大中。

オフィシャルサイト
http://www.gypsy-queen.com/

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