話題の映画などの作品にまつわる、俳優・女優、映画監督、アーティストらへのインタビューと、彼らからの「質問」に「回答」できるOKWAVEの特別企画です。

Vol.682 俳優 青木玄徳(映画『闇金ドックス7』)

OKWAVE Stars Vol.682は映画『闇金ドッグス7』(2017年9月2日公開)主演の青木玄徳さんへのインタビューをお送りします。

Q 本シリーズの主演作も3作品目ですが、シリーズを重ねていくことについて思うところをお聞かせください。

A青木玄徳回を追うごとにクオリティを上げられたらというのが僕の願いです。一本一本、現場では本気でお芝居をさせていただいているので、野球に例えると、いまは塁に出ている途中だと思いますが、逆に塁に出ないと勝負にはなりませんので、どこかで満塁ホームランになればいいなと思っています。

Q 今回の台本の印象をお聞かせください。

A青木玄徳ラブストーリーになると聞いてはいましたが、むしろ他の要素が強いなと思いました。逆に、そのラブストーリー的なところが唯一ピュアに見える、ブラックなストーリーだと感じました。とくに須藤の小学生の時の担任だった加藤先生は、台詞からして強烈でしたね。奨学金返還のようないまの問題にも触れています。

Q 須藤を演じる上で何か変化をつけようと思いましたか。

A映画『闇金ドッグス7』青木玄徳『闇金ドックス6』の時点で須藤は闇金業を辞めるという変化があります。その後の須藤はどうなったんだろう、と気になったお客さんがこの『闇金ドックス7』を観ると、ホームレス生活になっていて、お腹が空いて鳩の餌を食べようとしたりするので、冒頭から前作とは打って変わって笑いを取る要素も加わって、須藤らしさが感じられるので、安心して観てもらえるかなと思います。前作では自分の気持ちを話しているようであまり話していないので、今回は須藤の気持ちがかなり見えるようにもなっています。

Q 須藤が主要な女性キャラクターと接するのは久々かと思いますが、接し方についてはいかがだったでしょうか。

A映画『闇金ドッグス7』青木玄徳須藤は女性の味方、という設定があるので、そこを崩さずに演じてはいます。ただ、須藤は女性好き、というわけではありません。今回は、逢沢りなさんの演じるエマのために、自分でも気づかないうちに動こうとします。台本的には何か変化があるようには書かれていなかったので、自然とそういった感情が出てくるようにしました。
そういう気持ちになる前のエマの部屋でのやり取りは、エマのためのシーンなので、こちらは聞き役のようにエマを引き立てるように演じています。とはいえ、ああいう部屋でのやり取りはこのシリーズではなかったので新しい部分だとは思います。

Q 本作で一番ポイントになるのはどの場面だと思いましたか。

A青木玄徳忠臣と久々に会ったところがキーポイントですね。「骨髄を懸けるので債権をください」と、助けたい相手のためにそこまでしようとするのだから、須藤にも愛があるんだと思いました。それを承諾して債権を渡す忠臣もきっと何かを感じたんだと思います。
『闇金ドッグス5』で起きた事件があって、『闇金ドッグス6』で須藤は闇金業を辞めたくなります。自分がやりたくないことをやっているので忠臣にはほとんど被害妄想のような反感を持つようになって、自分を追い込むようになって辞めていきます。本作では、自分がどうしても助けたい相手がいて、そのためにお金が必要になった時に忠臣のことを思い出します。お金を借りるだけなら忠臣のところに行かなくてもいいのに忠臣のところに行くというのが個人的には素敵だなと思いました。自分のためではなく、絶対に助けたい人のために忠臣のところに戻る、というのがいいなと。自分から吹っかけて出ていったのに、そこに戻るのは理不尽なことですけれど、そこが須藤のいいところだと思います。一度亀裂が入っても、戻ることができるのは、須藤にとっても忠臣にとってもいままでの関係性の積み重ねによる賜物なんだろうなと思います。友情とはまた違った関係性ですけれど、二人がそれぞれそうなるきっかけが、それぞれ女性をめぐるラブストーリーだったというのもいいなと思いました。

Q 忠臣との接し方について、山田裕貴さんとの芝居はいかがだったでしょうか。

A青木玄徳山田くんとはこの作品も長いので、わりと言わなくてもお互いにできるところがあります。僕の中では忠臣がどんな人物かできあがっているし、山田くんも須藤のことを分かっていると思います。相手のキャラクターが自分の中にできた状態で芝居をするほどやりやすいことはないので、上手く演じられたかなと思います。完成した作品を観ていると、この二人がやり取りしているシーンが一番自然に見えますね。

Q 今回あらためて債務者について思うところはありますか。

A映画『闇金ドッグス7』青木玄徳エマは奨学金の返済という問題なので、闇金の債務者とは少し違いますが、どの作品でも債務者はギリギリな人生を送っています。それぞれリアルに演じていらっしゃるので、客観的に観ると時々うんざりとはなりますね(笑)。このシリーズを演じていると警察官や弁護士になった気分です(笑)。特に今回は加藤先生のシーンがすごかったです。女性のお客さんはどう感じるのか心配になるくらい反社会的で強烈なキャラクターです。エマとは直接には絡みませんが、あの先生がいなかったら須藤はエマのスーパーヒーローになろうとは思わなかっただろうなと思います。

Q その「スーパーヒーロー」は本作のキーワードですね。

A青木玄徳僕自身は「スター・ウォーズ」が好きで、ジェダイがヒーロー像としてはありますが、この作品でのヒーロー像とはちょっと違います(笑)。自分の利益を顧みずに人を助けられるのがヒーローの中のスーパーヒーローなのかなと思います。須藤は先生の言葉に影響されましたが、多分、僕だったら影響はされないですね(笑)。切羽詰まっている時の人間は悪い意味で何にでも耳を貸してしまうので、詐欺にも遭ってしまうんだろうなと思います。

Q 青木玄徳さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A映画『闇金ドッグス7』青木玄徳『闇金ドッグス5』を観ていただかないと分からないところもありますが、逆にそういう一話完結ではないシリーズを僕自身はやってみたかったので、こうしてシリーズが続いているのは演じる上での醍醐味となっています。『闇金ドッグス7』を観て、過去が気になった方は『闇金ドッグス5』を観ていただいたり、先にそちらを観てから映画館に来ていただくのもいいです。必然的に『闇金ドッグス6』も観ていただくことになるので、結論は、一生懸命演じているので全部観てほしい、ということです(笑)。
このシリーズは毎回短期間に一気に撮影をしていますが、そういう短期決戦ならではの良さがあります。自分だけが熱くなりたくて撮っている映画ではなく、真剣にお客さんに楽しんでいただく作品を一生懸命作っています。舞台の演劇とは違って、お芝居をカメラに撮って、それを編集したものがお客さんの目に届くので、どういう形になるかを僕が決められるものではないですが、ガチでやっている、とは言えます。現場は熱いですし、空気が変わる瞬間もあります。その熱をどうお客さんに届けるか、僕も山田くんも監督やスタッフと話し合いながら作っています。自分の中で須藤と忠臣のやり取りがすごく自然になってきているので、これがもっと膨らんでいけるように、お客さんもこのシリーズの成長を楽しんでもらえるようになったらいいなと思います。

Q青木玄徳さんからOKWAVEユーザーに質問!

青木玄徳皆さんはルンバを持っていますか?僕も買いましたが、皆さんの成功談、失敗談を聞いてみたいです。
店員さんに「まだまだ発展途上ですけれどそれでよければ」と言われて買いましたが、僕は良いところとそうでもないところと半々でした(笑)。

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■Information

『闇金ドッグス7』

映画『闇金ドッグス7』2017年9月2日(土)公開

生活保護費をだまし取られた債務者を数万円の借金で追い詰め、老いた母と無理心中させてしまったことから、闇金という仕事に嫌気がさした須藤司は、きっぱりとその世界から足を洗い、場末のキャバクラでボーイの職に就いていた。店のナンバーワンホステスであるエマに執拗に迫る面倒な客を司が見事に撃退したことがきっかけで、司とエマは距離を縮めていく。昼はOLとして働き、夜はホステス、家では交通事故で障がい者となった姉を介護するエマ。司はそんな彼女の心の支えとなっていく。ある日、司はエマに700万円もの奨学金の負債があることを知り……。

監督:元木隆史
出演:青木玄徳
逢沢りな、加藤歩(ザブングル)、藤田記子、前山剛久、ムートン伊藤 / 佐藤貢三
山田裕貴
企画・配給:AMGエンタテインメント

http://yamikin-dogs.com/

(C)「闇金ドッグス6&7」製作委員会


■Profile

青木玄徳

青木玄徳(映画『闇金ドッグス7』)1987年10月19日生まれ、血液型O型。
2011年、ミュージカル「テニスの王子様 2ndシーズン」の氷帝学園・跡部景吾役でデビュー。「仮面ライダー鎧武/ガイム」の戦極凌馬役で大ブレイク。「牙狼<GARO>~闇を照らす者~」(13/TX)、映画『Mr.マックスマン』(15)、ミュージカル「リボンの騎士」(15)など多方面で活躍。主演を努めた「鎧武/ガイム外伝 仮面ライダーデューク/仮面ライダーナックル ロックシード版」(15)DVDはシリーズ初のオリコンDVDランキング首位を獲得。舞台「海峡の光」、「瞑るおおかみ黒き鴨」(主演)、「パタリロ」、映画『闇金ドックス3』(主演)『闇金ドックス5』(主演)、『コープスパーティー Book of Shadows』、『インターン!』、『Bros.マックスマン』『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。』『くわらんか!』(主演)などに出演。待機作に「牙狼<GARO>」シリーズ劇場版最新作『牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA-』(2018年公開)がある。

https://twitter.com/tsunenori_aoki