OKWAVE Starsは、ここでしか読めない、俳優・女優、映画監督、アーティストへのインタビューと、彼らからの「質問」に「回答」できるOKWAVEの特別企画です。

Vol.704 女優 内山理名(映画『ゆらり』)

OKWAVE Stars Vol.704は映画『ゆらり』(2017年11月4日公開)主演の内山理名さんへのインタビューをお送りします。

Q 本作の内容について、台本を読まれてどう感じましたか。

A内山理名台本を初めて読んだ時は、面白いのだけど、どう撮るのだろうと思いました。「現在・未来・過去」の三部構成になっていて、繰り返し観ていただくと、シーンや伏線の意味が分かる面白い作りだと思います。この映画のような、時間軸が交差する中で一つの物語が作られていく作品が好きなので、こういう自分の好きなタイプの面白い映画に出られるのは本当に嬉しくて、早く演じたいという気持ちでした。

Q 「未来」パートでは母親役を演じていかがでしたか。

A内山理名母親役はこれまでに何度か演じていますが、自分が子どもを残して死んでしまうかもしれない、という役は初めてです。息子・青空役の高橋幸聖くんとの芝居では、やはり子どもの涙をみると胸にぐっとくるものがありました。

Q 現場にはどのような心持ちで臨まれましたか。

A内山理名(映画『ゆらり』)内山理名自分の中で役柄のプロフィール作りはしますが、事前に決めすぎずに入るようにしています。横尾初喜監督やプロデューサーのこの作品への思い入れや、熱い思いが伝わってきたので、現場に行くのが毎日楽しみでした。現場では、いいものを作ろう、という温かい雰囲気があって、そういう現場の温かさは映像にも出てくるものです。子役のお芝居をすごく大事にしていたり、私の演じたゆかりの心情を大事にしてくれたり。型にはめるというよりは、一つ一つのシーンの映像や状況をすごく大事にしていました。
監督がどこを目指しているのかによって現場の役作りも変わってきますし、監督の思いや要求にも応えたいと思っています。私は全体像が見えているよりも、その場その場で大事に演じていくことを心掛けているのですが、今回はそういう現場でしたね。言葉にするのは難しいのですが、役者の立場で「ここが大変だった」というような話をしたくない作品です。

Q 演じたゆかりは「神様から手紙が来る」という設定で神様として息子と手紙の交換をしますが、手紙のやり取りについて思うところはありましたか。

A内山理名親子で手紙をポストに入れてやり取りするというのは、コミュニケーションの方法としていいなと思いました。ゆかりは息子の前ではお父さんの役目もしなければならないという思いがあって、一生懸命なところもあるのだと思います。私自身、手書きの手紙をもらうと嬉しいですし、子役の子が書いてくれることがあって、そういう手紙はずっととっておきたいですね。

Q 三代に渡る家族像が描かれていますが、いいなと思ったところは何かありますか。

A内山理名(映画『ゆらり』)内山理名もしおじいちゃんやおばあちゃんがもういないとしたら、元気だった頃に戻って見ることができたらと想像することがあると思います。それを今回演じて、自分でもそれができたらいいなと思いました。この作品には「時間を巻き戻せるリモコン」が出てきますが、もし時間を遡ることができて記憶の中のおじいちゃん、おばあちゃんが目の前にいるとしたらとても幸せなことだと思います。それを描いている三部のシーンがとても好きですね。

Q 「時間を巻き戻せるリモコン」が実際にあったらどんなことに使いたいですか。

A内山理名過去に戻ってやり直したいと思うこともありますが、それよりも、もう会えない人にもう一度会って、その人の笑顔が見られたらいいなと思います。母との会話で私が「おばあちゃんが作ってくれたあのレシピを食べたい」と言ったら、「おばあちゃんが元気なうちに教わっておけばよかった」と言われたことがあるので、そのレシピを聞きに行くとか、食べさせてもらうとか、そんなことができたらいいなと思います。

Q 本作の出演を経て新たな気づきなどはありましたか。

A内山理名改めて自分の母親には感謝したいなという気持ちになりました。感謝を伝えられるうちに伝えたいですし、今を大事に生きたいとも思いました。身内こそ「明日でいいかな」と思いがちですが、後悔しないで生きていきたいなと思います。

Q 仕掛けの多い作品ですね。

A内山理名何も考えずに観ていただくのが一番だと思います。私自身、台本を初めて読んだ時の感動を忘れないようにしようと思いました。脚本の西条みつとしさんが舞台でやられていて、舞台版に出演されていた方も映画に出ているのでお話を聞く機会がありました。「西条さんの台本は本当に面白くて、それが舞台だけではなく映画にも出られるなんて」と嬉しそうに話されていて、みんな西条さんの台本を気に入っていました。そういう作品に出演できたのが本当に嬉しかったです。

Q 内山理名さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A内山理名作品の中で起きる出来事には誰でも共感できると思います。思いを伝えたいとか、身近な人を大事にしようという、どの世代の方でも同じような気持ちで観ていただける作品です。観終わった後に、そういう温かい気持ちになって、何かのきっかけになればいいなと思います。そんなプレゼントのような作品です。

Q内山理名さんからOKWAVEユーザーに質問!

内山理名もし過去に戻れるなら、何をしたいですか。

回答する


■Information

『ゆらり』

映画『ゆらり』2017年11月4日(土)より池袋シネマ・ロサ、11月11日よりミッドランドシネマ名古屋空港、11月25日より大阪シアターセブンにて公開ほか全国順次

石川県の民宿「赤木箱」を舞台に、宿を営む家族や宿泊客など「伝えられなかった想い」を抱える人々が時を超えて家族の絆を取り戻す姿を笑いと涙で描いたヒューマン・ファンタジー。

出演:岡野真也 内山理名
戸次重幸 萩原みのり 山中崇 遠藤久美子
平山浩行 渡辺いっけい
鶴田真由
監督:横尾初喜
原作/脚本:西条みつとし(TAIYO MAGIC FILM)
配給:ベストブレーン

http://yurari-movie.com/

©2017映画「ゆらり」製作委員会


■Profile

内山理名

内山理名(映画『ゆらり』)1981年11月7日、神奈川県生まれ。
98年の単発ドラマ「美少女H」(CX)の主演で女優デビュー。翌99年、野島伸司脚本「美しい人」(TBS)などの出演を経て、03年『卒業』で映画初主演を果たす。05年「大奥〜華の乱〜」にて連続ドラマ初主演を務め、08年の蜷川幸雄演出「リア王」では舞台にも進出。以降、幅広い女優活動で培われた確かな演技力で数々の話題作に出演。一方で、紀行番組のナビゲーターやドキュメンタリーのナレーションを務めるなど活躍の場を広げている。主な出演作は、『深紅』(05)、『遠くの空』(10)、『駆け込み女と駆け出し男』(15)など。
「ROAD TO EDEN」(FODで配信中)に出演中。11月6日放送「今野敏サスペンス 確証〜警視庁捜査三課」(TBS)に出演。主演するNHK連続ドラマ「マチ工場のオンナ」が11月24日(金)22:00よりスタート。

http://www.uchiyamarina.net/

 

ヘアメイク:サカノマリエ(allure)
スタイリスト:加藤暢子

(衣裳協力)
ジュエリー…スティーブン デュエック神宮前本店 03-3499-4228