OKWAVE Starsは、ここでしか読めない、俳優・女優、映画監督、アーティストへのインタビューと、彼らからの「質問」に「回答」できるOKWAVEの特別企画です。

Vol.777 俳優 藤本隆宏(「魔界転生」)

OKWAVE Stars Vol.777は舞台「魔界転生」に出演の藤本隆宏さんへのインタビューをお送りします。

Q 「魔界転生」はこれまで映画化などもされてきましたが、作品の印象をお聞かせください。

A藤本隆宏子どもの頃に千葉真一さん、沢田研二さんが出演する映画版を観ましたが、おどろおどろしい印象で当時は断片的にしか見られなかったです。小説を読ませていただくと、登場人物もたくさん出てきますし、難しい言葉遣いも多いという印象です。今回の舞台出演にあたって、いろいろと勉強もしていきたいなと思っております。

Q 今回の座組での出演についてのお気持ちをお聞かせください。

A藤本隆宏演出の堤幸彦さんが俳優の一人一人に「今回は大変だから」と声をかけていらっしゃいました。逆に、大変な思いをすると座組が一つになるとも思います。1ヶ月ちょっとの稽古で作り上げますので、余裕はないのかもしれませんが、必然的に仲良くなるだろうなと、顔合わせの時から感じています。そんな中に入っていける喜びを感じました。

Q 演じる役柄についてお聞かせください。

A藤本隆宏(舞台「魔界転生」)藤本隆宏宮本武蔵を演じます。武蔵は魔界転生の術で蘇る魔界衆側なのでどう描かれるのか楽しみです。武蔵役のオファーをいただいてからは、岡山県美作市に行って、武蔵のお墓に手を合わせて、資料館を見学してきました。また私は北九州生まれ、巌流島が見える手向山近くで幼少期を過ごしました。武蔵は身体が小さいイメージを持っていましたが実際には身長は僕くらいあったとのことです。二刀流の剣士でしたが剣では生きていけない時代になって筆に持ち替えます。剣の道から芸術家の道を歩むことになったところは、僕も競泳選手を引退してから役者の道に身を投じたので、少し似ていると思っています。ですので自分を重ね合わせて演ずるのも一つの方法かと。それと、競泳をやっていた時の最初の県外の試合が島原でした。本作で魔界衆を率いる天草四郎のことや島原のことも修学旅行で勉強して知っていましたので、役に生かしていきたいです。

Q 魔界衆側は、島原の乱で破れた天草四郎や、大坂の陣で破れた淀君などが転生したという設定です。宮本武蔵は彼らのような強い怨念を持っているのでしょうか。

A藤本隆宏宮本武蔵は関ヶ原の戦いにも、大坂の陣にも、島原の乱にも参加している不思議な人物。小説を読んだ時には、誰かに対してというより自分の人生に対して恨んでいるところもあるのかなとも思いました。今回、どのような感情が描かれるのか自分でも楽しみにしているところです。

Q 共演者の方々についての印象などお聞かせください。

A藤本隆宏上川隆也さんとは大河ドラマや別の舞台で共演させていただいています。その時も敵対する役でしたが、今回は宮本武蔵と柳生十兵衛ですのでお互いに剣の達人同士です。上川さんはハートが熱く、心温かい芝居をする方。上川さんの熱量に負けない芝居をしたいと思いますし、武蔵と十兵衛の対決は楽しみです。
松平健さんとも以前に舞台でご一緒させていただいています。柳生宗矩役なのでやはり対決がありますが、時代劇の第一人者で所作や殺陣も素晴らしいので、非常に楽しみです。

Q 舞台ならではの出演の意気込みをお聞かせください。

A藤本隆宏(舞台「魔界転生」)藤本隆宏映像の場合、殺陣はカット割りで格好良く見せられる面もあります。舞台の場合はそうはいきせんので、まずはしっかり殺陣を見せていきたいです。とはいえ、堤さんは映像の世界での第一人者、どう舞台を魅せていくか、どんな演出をされるのか、今から楽しみにしております。
普段から殺陣の練習をする機会がありますが、今回は下半身の動きをより鍛えてお見せできるようにしたいなと思っています。 実は槍のような大きな武器を扱うのに比べ、両手で扱う刀は少し苦手意識があります。しかも今回は二刀流。しっかり武蔵になれるよう追求していきたいと思います。

Q 宮本武蔵や天草四郎、柳生十兵衛らが活躍した時代について思うことなどお聞かせください。

A藤本隆宏この舞台は外国の方にも観てもらえるようなエンタテインメントになると思います。必然的に、過去の日本の文化に触れていただくことにもなります。僕は九州の出身ですが、意外かもしれませんが天草四郎の時代の文化はあまり学校でも教わってはいないです。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録されましたので、自分も勉強して臨みたいと思っています。

Q 藤本隆宏さんから「OKWAVE」ユーザーへメッセージ!

A藤本隆宏堤幸彦さんが演出、マキノノゾミさんが脚本を手がけ、これだけの役者が揃う規模感の作品は日本テレビの企画でなければ実現しないと思います。「魔界転生」というとおどろおどろしい印象が私にはありましたが、関係者はじめ、多くの友人から「その作品ならぜひ観たい」と言われています。今回のキャスト・スタッフと「魔界転生」というタイトルへの期待が感じられますし、絶対に面白いものができるだろうと思っています。是非観に来て下さい!

Q藤本隆宏さんからOKWAVEユーザーに質問!

藤本隆宏皆さんは宮本武蔵にどんなイメージを持っていますか。
それにあわせて役作りもしたいです(笑)。
僕は「オリンピック」のことを日本語では「五輪」と表記するのは、宮本武蔵の「五輪書」が由来だと知って驚いてもいます。

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■Information

日本テレビ開局65年記念舞台 『魔界転生』

舞台「魔界転生」2018年10月6日(土)〜28日(日)博多座
2018年11月3日(土・祝)〜27日(火)明治座
2018年12月9日(日)〜14日(金)梅田芸術劇場メインホール

徳川幕府に反発するキリシタン一揆が肥前国(長崎県)南島原の原城に立て籠もり、寛永15年(1638年)4月12日(旧暦2月28日)に幕府軍の総攻撃により、落城し、およそ3万7千人が惨殺されるという悲劇が起きた。
やがて、「魔界転生」という死者再生の術によって、「島原の乱」の総大将・天草四郎がこの世に蘇る。四郎は怒りと憎しみに燃え、幕府への復讐を決意する。
隻眼の剣豪・柳生十兵衛は江戸の屋敷で、北条主税、小栗丈馬、戸田五太夫ら、配下の「柳生衆」たちと日夜、剣術の稽古に明け暮れていた。幕府惣目付の父・柳生宗矩は「島原の乱」後の視察を十兵衛に命じ、怪しい動きを見せる軍学者・由比正雪を息子・柳生又十郎に探らせる。
長崎に赴いた十兵衛は、「真田十勇士」の生き残り・根津甚八と出会い、捕えられていた四郎の姉・お品を救い出す。
一方、「魔界転生」の妖術により、荒木又右衛門、田宮坊太郎、そして宮本武蔵まで、歴史に名を残す猛者たちが次々と甦る。
武蔵の呼び出しに応じ、宗矩は剣を交えるが、無念の想いから魔性の者に転生する。
四郎は大坂城に眠る淀殿の霊を呼び覚まし、遂に「魔界衆」としてこの世に姿を現す。
錚々たる強敵が黄泉の国から転生し、魔物たちに対して、柳生十兵衛を中心とする勇猛果敢な「柳生衆」が立ち向かう。十兵衛は魑魅魍魎が跋扈する悪魔の恐ろしい企てを阻止すべく、「魔界衆」と激突を繰り返す。悪鬼として甦った父・宗矩と十兵衛との闘いの結末は?四郎の本当の狙いは何なのか?果たして、十兵衛は魔界衆を討ち滅ぼせるのか…?

原作:山田風太郎(角川文庫刊)
脚本:マキノノゾミ
演出:堤幸彦
出演:上川隆也 溝端淳平 高岡早紀 村井良大 松田凌 玉城裕規 木村達成 猪塚健太 栗山航 丸山敦史 山口馬木也 藤本隆宏 浅野ゆう子 松平健 ほか

チケット:各会場発売中

http://makaitensho.jp/

企画・製作:日本テレビ


■Profile

藤本隆宏

藤本隆宏(舞台「魔界転生」)1970年7月21日生まれ、福岡県出身。
競泳選手として2度のオリンピックに出場。早稲田大学を卒業後、劇団四季に入団。退団後も数々の舞台に出演。NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」広瀬武夫役で注目を集める。「JIN-仁-」、大河ドラマ「平清盛」「真田丸」などに出演。2017年は明治座「京の蛍火」で坂本龍馬役、2018年は三谷幸喜作・演出舞台「江戸は燃えているか」で西郷隆盛役、ミュージカル「アニー」でウォーバックス役、TVドラマ「99.9 -刑事専門弁護士-」に出演。