Vol.79 POARO

伊福部 崇 / 鷲崎 健

『OKStars』Vol.79はPOAROの伊福部崇さん、鷲崎健さんが登場!構成作家、脚本等に活躍する伊福部崇さんとラジオパーソナリティ、シンガーソングライターとして活躍する鷲崎健さんのふたりが揃うとPOARO…その自然体の魅力に迫りました。

POAROとはどんなユニットでしょうか?伊福部さんも鷲崎さんもそれぞれに活躍されていて、「POARO」とは?というとなかなか言い表しにくいんじゃないかと…。

伊福部  それぞれは構成作家とパーソナリティということで答えはありますけど、POAROは何やってるんだ?と言われると僕らにも難しいですね。

鷲崎  今となっては何もやってないですからね(笑)。

伊福部  元々、名刺にはミュージシャンって書く予定だったんですけど、最近は曲も出していないし。

鷲崎  それに音楽を始めたのも後付けでしたから(笑)。

伊福部  まぁラジオ番組と月イチのライブがPOAROとしてのメインの活動で、2年くらいに1回CDを出している感じですね。

長くコンビを組まれていますが、お互いのことはそれぞれどう思っているのでしょうか。最初の頃と今とではどうなんでしょうか。

伊福部  元々が大学の友達だったので、POAROとして明確に何かをやっているわけでもなく、友達の関係性の中でできることをやっているので、今も昔もあんまり変わらないですね。

鷲崎  そうですね。一緒にものを作ることとかもあんまりないので、お互いのここが許せない!みたいのをぶつけあうこともない(笑)。

>普段は別々に活動されていると。

伊福部  そうですね。それぞれがラジオの構成作家とラジオのパーソナリティをやっている割には一緒に仕事をすることがほとんど無く、お互いの仕事は何をやっているのかは何となく知っている程度。つかず離れずな感じですね。同じ現場の仕事に当たるのは1年に1回くらいなので近いようで遠い感じですね。

7月に開催される「大喜利実力判定考査2010」はどんなイベントでしょうか?予選とかもされているそうですが…。

伊福部  元々が、ライブを月イチでやっていて、関わっていただいた方たちと一緒に打ち上げとかがあって、打ち上げ終了後に終電がなくなっちゃっていたりすると、せっかくだから朝まで時間をつぶそうかってカラオケに行って、そこで大喜利をやっていたんですよ(一同笑)。

鷲崎  ここまでで質問があれば承りますよ(笑)。分からないところがあればご遠慮なく(笑)。

伊福部  逆に分かるところを言っていただいても(笑)。ここまでは分かります、みたいな(笑)。

>(笑)続けてください。

伊福部  そんなことをやっているうちにじゃあ人前でもやりたいね、ってことになって始まったのが「大喜利実力判定考査」。これが過去2回あって、今回悪ふざけで(笑)大きなところでやろうということになって日本青年館が借りれちゃったのでやらざるをえない…という感じですね(笑)。
僕らとしては5年くらい前に始めたそういうイベントなんですけど、外から見ると大喜利ブームみたいになっているらしいんですよね。「着信御礼!ケータイ大喜利」みたいにTV番組でもやっていたりするので。その一方でアマチュアの方で僕らみたいにカラオケボックスとかで大喜利やっている人たちがいて、インターネットとか通じてある種有名になっていたりして、いろんな団体ができてたりもするんですね。それでプロレス団体みたいにそういう団体がいくつも出てきたので、今回せっかく僕らが日本青年館という大きな会場を取ってしまったので、そういう団体にも声をかけて、アマチュア大喜利No.1決定戦をやってみようじゃないかという趣旨にしました。アマチュアの中で動き始めている大喜利というムーブメントを象徴するような大会になればいいなと思いますね。

鷲崎  予選の司会もやりましたけど、すごいですよ。大喜利ブームということでTVで見られる大喜利って、番組の作られ方とか出ているタレントさんによって答えが偏るというかTV用の答えになっていると思うんです。TVでは見られないようなものがたくさん見られますので、世の中には面白い人がいっぱいいるんだなって思いますね。

伊福部  芸人さんじゃないからこそ出せる答えもあって、アマチュア大喜利という、TVでやっている大喜利とは枝葉の違うものが成長してきているんだなぁって、予選をやりながら感じますね。

>観覧者の立場から当日の楽しみ方は?

伊福部  やっていること自体は大喜利なので、バカな答えの数々を楽しんでいただければいいです。さらにはプロレスの団体みたいに、この人とこの人が戦っちゃうの?みたいな深い楽しみ方もありますね。ライトに大喜利そのものを楽しむのもありだし、各団体のバックボーンみたいなのも含めて楽しむこともできますね。

鷲崎  日本青年館という由緒ある会場で、まったく名前も分からない、昨日も明日もコンビニで働いているような(笑)素人の人が、たかだか面白いことを考えるということだけを争う舞台に上がって、プレッシャーでつぶれていくのを見ているのも面白いですね(笑)。それと青春のにおいとか感動もあったりするんだろうなぁ。僕が見た予選だけでも、言葉にしがたい、映画やスポーツにも見られない、何とも不思議な青春とか感動みたいなものありましたので。

伊福部  それこそ、汗や涙を流している人もいますし。甲子園には青春をかけてこなかった人たち(笑)、というか甲子園を目指すクラスメートを応援することもできなかった除け者のような人たち(笑)がその時だけ光り輝いている姿も素敵ですね。

>どんな方が参加されているんですか?

伊福部  素人参加では20代の方が大半ですが中には30歳過ぎている方もいましたね。最初のネット応募は500件くらいありましたけど、その中には10代の方もいました。

鷲崎  イベント終わったら何でもないやつのファンとか出来てそうだよね。昨日も明日もコンビニで働いているようなやつに(笑)。

>当日は二部構成なんですよね。

伊福部  昼の第一部では公開録音をやります。

おふたりはアニメや声優というジャンルと濃い接点がありながら当事者ではないと思いますが、アニメや声優の世界に思うところは?

伊福部  僕らふたりとも、たまたまアニメとか声優の世界に身を投じてはいますが、そこを目指してきたわけじゃないんですよね。でも、逆にそういう人って珍しいんです。この業界にいる人たちはそこに入りたいっていう気持ちで入ってきているので、僕らは客観的に見ていますね。アニメとか声優の世界って、一般と隔たりがあると感じている人もいれば、そう思っていない人もいますが、隔離された世界ではありますね。僕が構成作家の仕事でやっていることは他のジャンルではそんなに珍しい手法ではないことでも、アニメ・声優のジャンルでやると他にやっている人がいないので逆に重宝されることはありますね。大喜利とかもそうですけど、アニメのジャンルの中にいてそんなことやる人はいないということですね。

>パーソナリティやイベントの司会をやられていると、声優の方のファンとかを見ることも多いかと思いますが…。

鷲崎  バードウォッチングの気分で見てますね、面白い人がいっぱいいるなーって(笑)。祭の中にはいないで外で露店出している気分(笑)。まぁ伊福部さんも言いましたが、たまたまアニメ・声優カテゴリーにいさせてもらっているだけなので、自分では見てて面白いですね。気持ち悪いところも潔癖なところもあるし、プチ芸能界みたいな世界もあるし(笑)。 そういえば、今こうやって喋ってみて改めて気付きましたけど、POAROって自分の収入に関わる活動、一切やってないですね(笑)。只のネットラジオと大喜利でしょう。CDも売れているわけじゃあないし(笑)。どインディーな活動も10年続けると認めてくれるコミュニティもあるんだなぁと(笑)。

ラジオのパーソナリティや構成作家としてもご活躍中のおふたりですが、最近はiPhoneでラジオが聴けるようになったり、ラジオを取り巻く環境も変化していますが、ラジオについてお二人が思うところは?

伊福部  今後ラジオがどうなるのってよく聞かれるんですよ。Twitterとかやっているとそういう質問をしてくる人も多いですし。環境はいろいろ変わりましたね。でも誰かが喋っているのを聞く、という快感は、居酒屋で誰かの話を聞くようなことと同じような感じかもしれませんし、そういう意味ではなくならないかなと。最近はラジオにも動画があったりしますが、TVみたいなかっちりした演出というよりかは、だらだら喋っているのを外で聞いていたいという感覚は残ると思います。何をラジオと定義するかはともかく、ラジオみたいな表現はなくならないんじゃないかなって思いますね。

鷲崎  僕がやっているアニラジって、ファン層がはっきりしていて、頑張って聴こうとしている人たちが多いので、何となく流しているラジオとは意味合いが変わってくるのかなとは思いますね。後は、こういう時代なので企業がラジオをやりたいと思うかどうかですね。アーティストさんとかではラジオやりたいって思っている方は多いと思います。

伊福部  学生さんとかって仲間内の誰かひとりが聴いているとみんなが聴き始めるということもあるし、実際話を聞くと僕らが思っているほどには廃れていないのかなとも思いますね。

伊福部さんは構成作家/脚本など活躍されていますがそこを目指したきっかけは?ところで構成作家って何をするのでしょう。

伊福部  台本を書く仕事ですね。ラジオに関して言えば、作り手はだいたいディレクターと作家なので、ディレクターとこんなコーナーを作ろうとか相談しながら作っていく感じですね。ディレクターだけでは考えられないところのアイデアを出したりする役割です。

>では構成作家になったきっかけは?

伊福部  高校生の頃に僕自身がラジオっ子で、とくに伊集院光さんと電気グルーヴさんのオールナイトニッポンが好きだったんです。とんねるずさんとかデーモン小暮さんとかも聴いてましたけど、一番ハマったのがこの二組ですね。伊集院光さんもそうですし、電気グルーヴさんも音楽番組以外のTV番組はあまりやられてなかったので、ラジオならでは面白さもあってまさにラジオスターだと思ったんです。それでこの世界に携わりたいなと思ったのがきっかけですね。

>影響を受けたところは?

伊福部  オールナイトニッポンのような深夜ラジオが好きだったので、今のアニメ・声優のジャンルでラジオの仕事をする中でも深夜ラジオの手法を持ち込んでますね。この世界ではそういうことをする人はいなかったので重宝がられているというか、深夜ラジオばかり聴いていたのでそういう風になっちゃうんですけどね。今でもTBSラジオの「JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力」は聴いてますよ。

鷲崎さんはソロアルバムもリリースされていますが、ソロとPOAROの音楽での目指すところは?

鷲崎  もともとが、POAROとは別に月イチでアコースティックのライブをやっていまして、曲がたまったからソロでもCDを出そうというだけなんですよね(笑)。

>それは音楽の活動を続けてきて、ということになるんでしょうか。

鷲崎  どこででも音楽は趣味って言い続けてきたのでどうなんでしょう。お互いにパーソナリティと構成作家という仕事はあるし、POAROではCD出していますがこれも本業ですよね?って言われるといや違うと(笑)。副業とさえ言うのもおこがましいと。でも音楽は好きでずっと趣味としてやっていたので…。ただまぁPOAROの最初の頃は僕も歌詞を書いていたのがある時期から完全に分業になって僕が曲を、伊福部さんが歌詞を書くようになっていたので、そういえば歌詞を書いていないなぁと思ってやりはじめたのが最近のことなんですね。

>そんなスタンスでもアルバムはインディーズチャートで週間1位を獲得されて。

鷲崎  自分で売れた枚数を知っているので数字のマジックですよねぇ。今ってCDって売れないんだなぁって思いますよ…。それと4月リリースの予定が揉めてリリースが2週間遅れまして。予定通りだったらサニーデイ・サービスさんとぶつかっていたので絶対に1位は獲れなかったですね。なので揉め得でした(笑)。

>(おそるおそる)ちなみに揉めた理由は?(一同笑)

鷲崎  そんなタイトなスケジュールでドラムが録れるわけ無いだろ!と。

伊福部  それは揉めた理由じゃなくて怒っている人の言い分ね(笑)。

今後のPOAROはどうなりたいですか?

伊福部  POAROって、僕と鷲崎さんがいればPOAROってだけなので、友達とどうなりたいってのはないんですよね(笑)。

鷲崎  このままですね。

伊福部  その時その時でやりたいことはやっていくと思いますけど、POAROはさぁ…というのはないですね。月イチのライブも会場をあらかじめ予約する都合で2012年12月までもうハコを押さえちゃっていたりするんですよね(笑)。惰性もいいとこなんですけど、決まっちゃっているんでやめ時とかない(笑)。POAROってあってないような関係性なので。

鷲崎  このまま続いて周りからなめられない限りはいいかなと。

伊福部  ただ、楽しいからってことだけで協力してくれたり手伝ってくれる人たちが結構いるので、そういう人たちと幸せになれればいいですね。

POAROおふたりそれぞれの“モットー”をお聞かせください。

鷲崎  僕は昔から「謝ったら許してくれる。謝っても許してくれなかったら仕方が無い」です。

伊福部  POAROも構成作家もそうですが、面白いことをやりたくてはじめたので、何でも面白くやりたいですね。どうやっても面白くならないだろうなって話ははじめから断る努力を身につけたいですね(笑)。

最後にOKWaveユーザーにメッセージをお願いいたします。

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Information

大喜利実力判定考査2010

POAROがお届けする『大喜利実力判定考査2010』とは、POARO史上、そしてアマチュア大喜利史上、最大・最強のイベントです!!
POAROと、その仲間たちが趣味として行ってきた「大喜利」。ある時はライブで、ある時は打ち上げの席で、またある時は2泊3日の旅行の中で。彼らが大喜利に費やしてきた年月は、丸6年に達しようとしている。その中でも、『大喜利実力判定考査』は、“POARO大喜利・唯一の公式大会”とされるイベント。これまでに、2006年(平成18年度大喜利実力判定考査)、2008年(平成20年度大喜利実力判定考査)、計2回開催されている。
そして、3回目となる『大喜利実力判定考査2010』では、大会システム、参加人数を大幅に拡大!何と、決勝戦の舞台は「日本青年館」!!
アマチュア大喜利史上・最大規模の大会である事は間違いなし!
この戦いの勝者こそが、“アマチュア大喜利界最強”となる!!

日時 : 2010年7月19日(月・祝)16:30 Open、17:00 Start
会場 : 日本青年館
料金 : S席 6,800円、A席 2,000円
出演:司会 : 鷲崎健(POARO)、アシスタントMC : 井口裕香(声優)、
伊福部崇(POARO)、八木たかお、お手てつないで、哲ひと、イギリス超特急、ボールペン工場入社、他
主催 : POARO大喜利製作委員会
後援 : 文化放送
協力 : スリートゥリー

POARO大喜利

Profile

POARO
伊福部崇&鷲崎健によるユニット。
1996年6月結成。
同年11月TBSラジオ「伊集院光のUP'S 深夜の馬鹿力」の「輝け!紅白電波歌合戦」出演により口コミの人気を得る。
1997年4月東京葛飾FMにて「ポアロのNEW-TYPENIGHT」がスタート。
その後、ライブ活動など幅広く活躍中。

公式サイトPOARO.COM

OK LABEL

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