Vol.92 アーティスト

ヒメノアキラ

『OKStars』Vol.92にはシンガーソングライターのヒメノアキラさんが登場。デビュー10周年、3rdアルバム『ハジマリのまばたき』のことを中心におうかがいしました。

3rdアルバム『ハジマリのまばたき』どんな思いで作られたのでしょうか。

『ハジマリのまばたき』は制作を自分で全部やるのは初めてだったのですが、いろんなアドバイスはもらいながらも、ぶれずに自分の思い通りのものにしようと思いました。心がけたのはシンプルだけどあっさりしてないもの(笑)。とにかく「これが私なんです」って言えるものにしようとしました。

アルバムにも収録されていて、昨年シングルリリースもされている「勇敢な鳥」、「あきらめた その時が 終わりなんだ」というフレーズが印象的ですが、実践するのは簡単ではない言葉だとも思います。そのあたりにこめられた気持ちを。

もともと「勇敢な鳥」自体には、夢をあきらめずに追いかけている人に対して曲を書いてみないかという話があったんです。でもそういう普遍的な曲って世の中にあふれているような気もするし、私自身、夢をあきらめないでね♪みたいな曲を聴いても「そんなの分かっているよ、でも皆もがいているじゃん」って思うタイプなんです。でもやっぱりそういう普遍的なものに取り組みたいなという気持ちもあって、じゃあ物語にしようと。人間ではなく鳥の物語を私が語るようにして、そこに「やればできるんだ」というところを込めようとしました。そういう視点で歌詞を書いたら、普通だったら言うのもはずかしい言葉もさらっと自分で聴けて歌えたので、このフレーズが大切なキーワードになったなぁって。実践するのはすごく難しいことだけど、これがないと先に進めないなと思いました。

>YouTubeにはPVとは別に絵本風にイラストが描かれているものがありますよね。

絵を描くのも好きなので、絵本を作ったんです。それでその絵本の原画をもとに、ビデオクリップとは別に作ってみました。

とくにご自分にとって印象深い曲は?

やっぱり「勇敢な鳥」ですね。この曲がなくてはアルバムはできなかったかなぁって思います。初めて自分でレコーディングをやったのもこの「勇敢な鳥」だったのですが、すごく大変ですごく楽しかったので印象深いです。「勇敢な鳥」のレコーディングの後に行ったツアーで体験したこともすごく大きくて、いろんなことを考えたし、いろんなことがちょっとずつ見えてきて、その上で今回の『ハジマリのまばたき』を作ったので、やっぱり「勇敢な鳥」ですね。

>歌詞がどの曲も押し付けがましくないけど前向き(笑)、という印象を受けましたがそのあたりは?

とにかくいい曲を作ろう、というのが先だったので歌詞では統一感を出そうということはなかったですね。「勇敢な鳥」では頑張ろうって言ってるけど、他の曲ではそんなに頑張らなくてもいいじゃんって言っていたりしますけど、根底のところはいっしょ、ということでもっと大きな気持ちで歌ったところはありますね。

『ハジマリのまばたき発売TOUR』も開催中ですが、Liveではどんな感じなのでしょうか。

ドラムとベースとのトリオもやってますが、ツアーはピアノ弾き語りがほとんどですね。ツアーは「すごく楽しい~!」って思うと同時に「えーこわいよ~」というのもあって、結果的には良かったってところに落ち着くんですけど、その時になってみないと分からないところがありますね。だからLiveの前はずっとドキドキしてます。

ことしデビュー10周年ということで、思うところなど、お聞かせください。

10年っていう数字はとくに意識もしてなかったんですが、振り返ってみるとそんなにやってきたんだなぁって。一方で「もう10年?」ていう気もしてますね。これからもずっと続いていく人生の通過点なので、節目といえばそうですけどそんな仰々しくは捉えてないです。でも、やってきたことはひとりではできなかったから感謝の気持ちはすごくあります。でもこれからも自分なりに真摯に歌を歌っていく人生が10年、20年、30年と続いていくんだろうなって思いますね。

>この10年の間で何かが変わった、というのはありますか。

それはすごく変わりましたよー、10年前の私なんか首絞めてやりたいくらいに(爆笑)。いまは音楽というものを少しは分かって歌えていると思いますので、もう当時とは根底から変わっていると思いますね。

そもそもの歌を歌うきっかけは?

きっかけ、というよりも家が楽器屋とCD屋で、父がギタリストをやっていたので、最初から家にあったんですよね。なのでギターで遊んで、曲書いて遊んで。気付いたら曲を作って歌っているよ…そうやって続いてきているので、きっかけとか衝撃的な出会いとかある人が羨ましいです(笑)。

>そういう意味だと、あんまり影響も受けることなく?

人からはブルースのにおいがしますね、って言われるんですが自分ではとくにブルースって感じでもないですね。

これはゆずれない、というものやこだわりを教えてください。

音楽もそうですが、人付き合いも、それこそ初めて会った人にも気取らないようにしてます。良くも悪くもしっかりしない(笑)。…こだわりって言うのかな、これ?ちゃんとしてると楽しくないので、ちゃんとしてない人なんです(笑)。
デビューしたばかりの頃は「人なんか信じない」みたいなタイプだったようで、当時を知っている人にも「ヒメノさん変わりましたね」って言われるんですよ。警戒心があったり自分に自信がなさそうにしてたのに、今はこういう歌を歌えるんだ、みたいな。多分当時はちゃんとしようとかそれらしい話をしようとか考えているんだけどうまくできない、みたいなところがあってどんどん自分に鎧を着せるような感じで…。でもある時に自分はもういいんだって普段通りに振舞うようになったんですよね。気さくに話をすると周りにいる人も増えて、そういう中からいろんなことが起きたりアイデアが広がったりしますし。なので誤解を恐れず言うときっちりしない(笑)。ナチュラルなのが一番個性的だということが分かりました。

今後“チャレンジ”したいことは?

ひとつでもたくさんの国に行きたいです。あ、日本もだ…日本のいろんなところにも行きたいです。Liveに限らず旅行とかでも…Liveでだとその場での出会いはありますけど観光地とか行けないですしね。一番行きたいのはミコノス島…ギリシアの方なんですけど、…これは別にチャレンジではないですね(笑)。
あとはオリジナルじゃない曲も歌ってみたいです、シャンソンとかブルースとか。シャンソンはどうしても語りができなくて…美輪明宏さんのコンサート観に行ったんですが、すごいなぁって思いました(笑)。

ヒメノアキラさんの“モットー”をお聞かせください。

私のモットーは…嘘はつきませんとか、なるべく階段を使いますとか?(周囲笑)
…モットーは「受け入れる」ことですね。そんな自分嫌だって思ってもそれを受け入れて初めて始まるので、否定ではなく「受け入れる」ですね。シェークスピアも「どうにもならんことは受け入れよ」って言っているんですよ。

最後にこのインタビューを読んでいるOKWaveユーザーにメッセージをお願いいたします。

ヒメノアキラさんがいま気になっていることを「質問」をお願いいたします。OKWaveのユーザーが回答します。

Information

3rdアルバム『ハジマリのまばたき』(ADTR-0002)¥2,500(税込)
2010年11月3日より発売中!!

音を絵で描くような独創的世界観。デビュー10周年を飾る4年ぶりの金字塔。
BEATLES、CAROL KING、BEN FOLDSなどが深く取り込まれた、あくまでピアノを主体とした洋楽テイスト溢れるベースに、心の奥にある優しさと痛みを、聴く人の目の前に映し出す。
時に優しく、奔放に。そしてアグレッシブに。
単なる<癒し>では語れない。

『ハジマリのまばたき発売TOUR』

11月13日(土)大阪:心斎橋 AtlantiQs FM802「Panasonic Beauty presents MINAMI WHEEL 2010」
11月14日(日)大阪:茨木ジャックライオンヒメノアキラ×ジャックライオンPresents 『10周年だよ!全員集合!in ジャックライオン』
11月17日(水)神戸チキンジョージ
11月20日(土)イオン仙台泉大沢ショッピングセンター
11月21日(日)イオンモール盛岡
11月23日(火・祝)大宮アルシェ
11月27日(土)イオン石巻ショッピングセンター
11月28日(日)イオン大曲ショッピングセンター
12月4日(土)渋谷O-CREST
12月5日(日)イオン津田沼ショッピングセンター
12月11日(土)イオン名古屋みなと ベイシティ
12月12日(日)イオン新潟南ショッピングセンター
12月19日(日)赤坂グラフィティ ヒメノアキラ presents『君が好き。』

Profile

ヒメノアキラ
京都府出身、A型。

2000年のデビュー以降、ラジオ番組のパーソナリティやライブ活動、CDリリースなど勢力的に行い 4thシングルがWOWOW連続ドラマの主題歌とTBS系TV「CDTV」のエンディングとなり話題を呼ぶ。
2003年1st ALBUM『プラグ』を発表。
― ROCKIN'ON JAPANコメント「いってみれば、とてもヘルシーな姿勢でダークな世界を追求している人なのだ。伸びやかで、かつヒリヒリしている ― それが妃野アキラの音楽のユニークさ。」
関西へのツアーも勢力的に行いCDを完売とする。
全国MINI STOP店内放送でコーナー番組を持ち、また九州FM局CROSS FM 北海道FM局NORTH WAVE さらにbay fmでも番組を持つ。音楽フリーペーパー「music UP'S」ではコラムを連載。
2006年2nd ALBUM『虹色アンプ』ではプロデューサーに片岡大志を迎え、キラキラ輝くピアノポップアルバムを発表。
2007年 ピアノトリオバンド『クラプルーフ』結成。
=ベンフォールズの躍動感、キャロルキングの叙情性.....超アグレッシブ!かつグルービ!な1st album『Glissando』発表。
2008年自由な音楽活動を目指しソロ活動開始。
2009年6月代表作である『勇敢な鳥』を発表。絵本を開くように、その場面の情景が浮かび上がるドラマティックな1曲。伸びやかで、かつヒリヒリしている ヒメノアキラの音楽スタイルを十分に表した曲となっている。
そのソングライティング能力から多大な賞賛を得ている稀代のシンガーソングライター。

ヒメノアキラ official Web Site

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