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Vol.806 映画監督/プロデューサー クリス・コロンバス(Netflixオリジナル映画『クリスマス・クロニクル』)

OKWAVE Stars Vol.806はNetflixオリジナル映画『クリスマス・クロニクル』プロデューサーのクリス・コロンバスさんへのインタビューをお送りします。

Q Netflixとの初めての仕事で、『クリスマス・クロニクル』の企画を立ち上げた経緯をお聞かせください。

ANetflix「クリスマス・クロニクル」クリス・コロンバスもともとは『1224』というタイトルでNetflixから脚本が送られてきました。『1224』ではキリスト教圏以外ではわかりにくいだろうなと思って、『クリスマス・クロニクル』というタイトルにしました。その最初の脚本ではサンタクロースの出番は7ページ分だけでした。でも、そのサンタクロースはショッピングセンターにいるような普通のサンタではなく、木こりのような大男と書かれていて、完成版のヒントになりました。私は息子と一緒にカート・ラッセルが演じることを想定して、サンタをスーパーヒーローとして描いた「セイントニック」という脚本を80ページほど書いていたんです。それで、この題材を『クリスマス・クロニクル』に使おうということで新しい脚本を仕上げて、カートに送ったら「ぜひやりたい」と言ってもらえました。それ以降も、それこそ撮影中もカートと相談しながら脚本を変えていきました。

Q サンタクロース役にカート・ラッセルさんを想定されて、実際に起用した狙いは何だったのでしょう。

ANetflix「クリスマス・クロニクル」クリス・コロンバスカート・ラッセルを通して、サンタクロースを新しく作り直したいと思っていました。今までのサンタクロースのイメージといえば、太ったお爺さんが、ホーホーホーと声をあげている退屈なものでした。カートを通して、それこそスーパーヒーローのようなサンタクロースが生み出せるのでは、と思っていました。完成した作品を観たいろいろな人が「彼こそがサンタクロースだ」と言ってくれるので、私も大変満足しています。

Q 一方で兄妹のクリスマスイブの一夜の冒険と家族をテーマにした意図についてお聞かせください。

ANetflix「クリスマス・クロニクル」クリス・コロンバス確かに兄妹の冒険も大きな見どころになっていますが、それ以上に兄のテディのことを描こうと思っていました。テディは父親が亡くなってから、悪い仲間とクルマを盗んだり、妹との関わりも拒否しようとしますし、クリスマスのことも嫌いです。映画の中で、サンタクロースは帽子を無くして魔法の力を失う、というシーンが出てきます。この魔法の帽子の設定は「オズの魔法使い」のドロシーの靴に似ていますが、カートと話し合って撮影数週間前に決めました。サンタクロースがテディのために用意した一夜だということが伝わればいいなと思います。

Q 映像のこだわりについてお聞かせください。

Aクリス・コロンバスヴィジュアルはどれもこだわっていますが、今回は特にトナカイをリアルに見せたいと思いました。トナカイの引くそりは空を飛びます。今までですと、トナカイの足はたいてい揃ったままでした。そこをリアルに見せたいと思いました。それと、エルフはかわいくて子どもにアピールするだけではなく、イタズラをするなど、細かいところを大人にもアピールしたいと思いました。エルフの動きは本当に完成予定の数日前までかけて作り込みました。

Q プレゼントが配られないと人々がイライラしてしまう、という“クリスマススピリット”の設定が面白いです。

Aクリス・コロンバスクリスマスに感じる気分のようなものが“クリスマススピリット”です。これが下がってしまうと、みんなが怒ってしまう、という設定ですが、他人に対する寛容さや思いやり、クリスマスを祝福することが大切だと思います。“クリスマススピリット”を上げる方法として、音楽が最適だと思って、ミュージカルナンバーの場面を用意しました。私が一番好きなシーンです。ニューヨークで行ったレコーディングでは、リトル・スティーブン(スティーヴ・ヴァン・ザント)と彼のバンド、Eストリート・バンドが参加してくれましたが、カートは3回歌っただけで十分の出来で、わずか45分でレコーディングは終わりました。レコーディングする前には不安もあったようですが、リトル・スティーブンから「あなたは何も心配いらない」と言われて、自信を持って歌えたようです。ちなみに、映画の中のダンスはカート自身が振り付けを考えました。

Q アメリカでのクリスマスシーズンの様子や、ここ数年での変化などはありますか。

Aクリス・コロンバス昔は12月15日頃にクリスマスプレゼントを買ったり、準備をしたものですが、今では11月の感謝祭が終わると同時に準備が始まります。ブラックフライデーでセール品を取り合ってケンカをするような“クリスマススピリット”が下がる様子もありますが(笑)、ここ何年かは、今の大統領が人々を分け隔てるようなことをしていますので、クリスマスはみんなが団結して、早くから準備をしているように思えます。私も感謝祭の前の週にはクリスマスの飾り付けをしました。

Q ご自身ではNetflixで長編ドラマを作ることへの興味はお持ちでしょうか。

Aクリス・コロンバス(Netflix「クリスマス・クロニクル」)クリス・コロンバスぜひやりたいと思っています。今回は長編映画を作りました。こういうオリジナル作品の大作は映画スタジオでもほとんど作らせてもらえません。原作がコミックかビデオゲームのような知られているものでないと難しいです。10年くらい前までは『クリスマス・クロニクル』を映画スタジオで作って劇場公開できたと思います。Netflixはこれからの映画づくりの未来であり、TVドラマをリードしていく存在になると思います。私もぜひ手がけてみたいと思っています。

Q クリス・コロンバスさんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

『クリスマス・クロニクル』はジェットコースターに乗ったような楽しいファミリー映画なので、ぜひ家族揃って観ていただきたいです。できれば2回、3回と観ていただきたいです。

Qクリス・コロンバスさんからOKWAVEユーザーに質問!

クリス・コロンバス『クリスマス・クロニクル』を観て一番好きなシーンと、皆さんのクリスマスの思い出をお聞かせください。

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■Information

Netflixオリジナル映画『クリスマス・クロニクル』

Netflix「クリスマス・クロニクル」独占配信中

あるクリスマスイブの日、10歳になってもサンタの存在を信じる妹のケイトとそんな妹をからかう兄テディはサンタの姿をカメラに捉えようと計画します。待ち構えていた2人の前に現れたのは、プレゼントを配る本物のサンタクロースでした。しかし2人のせいでサンタのソリは墜落し、クリスマスに大ピンチが発生、果たしてプレゼントは届けられるのでしょうか?一夜限りの大冒険が始まります。

監督:クレイ・ケイティス
プロデューサー:クリス・コロンバス、マーク・ラドクリフ、マイケル・バーナサン
キャスト:カート・ラッセル、ダービー・キャンプ、ジュダ・ルイス

Netflix:https://www.netflix.com/jp/
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/NetflixJP
ツイッター(@NetflixJP):https://twitter.com/NetflixJP
フェイスブック:https://www.facebook.com/netflixjp
インスタグラム:https://www.instagram.com/netflixjp/

Netflixについて

Netflixは、190ヵ国以上で1億3,000万人の有料メンバーが利用するエンターテインメントに特化した世界最大級のオンラインストリーミングサービスです。各種受賞作を含むオリジナルコンテンツ、ドキュメンタリー、長編映画など、1日あたり1億4,000万時間を超える映画やドラマを配信しています。メンバーはあらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけエンターテインメントを楽しむことができます。当社サービスには、広告や契約期間の拘束は一切ないうえ、Netflix独自のレコメンデーション機能が一人ひとりのメンバーの好みに合わせて作品をオススメするので、お気に入りの作品が簡単に見つかります。


■Profile

クリス・コロンバス

クリス・コロンバス(Netflix「クリスマス・クロニクル」)アメリカ・ペンシルベニア州生まれの映画プロデューサー、監督、脚本家。ニューヨーク大学在学中から脚本を執筆。卒業後、24歳のとき にスティーヴン・スピルバーグに見出されてハリウッドに移住。スピルバーグ製作総指揮の『グレムリン』(84)、『グーニーズ』(85)の脚本を執筆した後、『ベビーシッター・アドベンチャー』(87)で監督デビュー。『ホーム・アローン』(90)の成功で世界中から注目されると、 ロビン・ウィリアムス主演『ミセス・ダウト』(93)などファミリー映画のヒット作を連発。2000年代は、ファンタジー映画の歴史を塗り替えることになる『ハリー・ポッター 賢者の石』(01)を監督。続く『秘密の部屋』(02)で再び監督、『アズカバンの囚人』(04)でプロデューサー、『炎のゴブレット』(05)では製作総指揮を務めた。その他のプロデュース作品に、『ナイト ミュージアム』シリーズ(06・09・14)など。 『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー』(11)はアカデミー賞作品賞にノミネートされている。