OKWAVE Starsは、ここでしか読めない、俳優・女優、映画監督、アーティストらへのインタビューと、彼らからの「質問」に「回答」できるOKWAVEの特別企画です。

Vol.820 女優 福地桃子(映画『あまのがわ』)

OKWAVE Stars Vol.820は映画『あまのがわ』(公開中)主演の福地桃子さんへのインタビューを送りします。

Q 本作にはどんな印象を持ちましたか。

A福地桃子(映画『あまのがわ』)福地桃子主人公の史織の悩みや人間関係を通して、周りの人がどれだけ自分を支えてくれているのかということや、人と人とのつながり考えさせてくれる映画だと思いました。私自身は高校生の時に同じような経験はしていないけれど、もしかしたら何かがずれて心を閉ざしてしまうことだってあったかもしれません。そんな身近なところが取り上げられています。
登場人物の中にロボットが出てきます。台本を読んでも違和感はありませんでしたが、実際に演じるときにはどうなるのだろうと思いました。

Q そのロボットとの会話シーンは演じていていかがでしたか。

A福地桃子(映画『あまのがわ』)福地桃子ロボットのセイラとの会話は、セイラのセリフを実際に話してもらって演じました。人とロボットが向き合うことに対しては私も史織と全く同じ気持ちで、撮影が進むにつれてロボットとの距離感は縮まっていたと思います。人対ロボットという関係は、お芝居をしていて無理に違和感を消すことはなくて、段々と普通に人と話しているような感覚が出ていました。

Q 史織のキャラクターについてはどう受け止めましたか。

A福地桃子(映画『あまのがわ』)福地桃子技術的な面では太鼓を一番大切にしたかったので、一ヶ月間の練習期間でできる限り近づけるように家でも練習をしました。太鼓でしか史織は自分を表現できる場がなかったと思います。その大好きな太鼓さえ叩けなくなってしまう精神状態を知るためにはまず太鼓をどれだけ楽しくできるかを知っていくことが必要なのかもしれないと思いました。練習していくうちに目に見えて上達することができたので、少しずつ近づけている感覚がモチベーションを上げてくれました。
史織のお母さんとおばあちゃんとの関係性はとても参考になるなと思いました。お母さんとは、お互いに大切に思っているからこそいろいろ考えてしまって行き違いが出てしまったのかなと思います。私もそうですけれど、普段お母さんに感じることは、周りの人が見ていないとその愛の形は分からないことが多いし、お母さんの言葉を気にしていないようで、一つ一つの言葉に敏感に反応しているということにも気がつきました。休憩時間におばあちゃん役の水野久美さん、お母さん役の生田智子さんと親子像のようなものについてお話しすることもできて貴重な時間だったと思います。

Q 屋久島での撮影とのことですね。

A福地桃子屋久島には撮影では2回目で、小学生の頃にも一度行ったことがあります。この映画のオーディションを受けるときに、撮影は屋久島だと聞いて、一度行ったときに感じたこと、とくに自然の力をすごく感じたので、こうやって大きくなってから撮影で来るチャンスがあることは意味のあることだと思いました。撮影中も自然の力に助けてもらうことがたくさんありました。歩いているだけで、空気も違いますし、史織は現実逃避したい気持ちでいただろうから、あの場所にいるだけでリフレッシュできたのかなと思います。

Q 屋久島でのロケについてお聞かせください。

A福地桃子この映画は大きく分けると東京と鹿児島でのお話です。物語の中では屋久島で出会う人たちは距離も近くて初めて会った人にも親しくしてくれるというところが描かれています。私も初めて行ったときにそう感じたので、その距離感や島ならではの温かさが伝わればいいなと思いました。撮影期間中は、みんな同じペンションに滞在していて、夜はみんなでご飯を食べたり、お喋りをしていました。いい意味で何もない環境だったからみんなが集まる時間ができたと思うので、何もないことの良さも改めて感じました。毎晩そんな感じだったので、私も元気になれましたし、自然と鹿児島の人らしい良い距離感ができたのかなと思います。それも含めて屋久島の自然の力だなと感じました。

Q 本作への出演を通じて新しい発見はありましたか。

A福地桃子(映画『あまのがわ』)福地桃子史織は家ではお母さんとの関係がうまくいかなかったり、学校では親友の死という重たい現実を受け入れることができず不登校になってしまうのですが、それをどうチャンスに変えるかは自分次第なのかなと思いました。不登校と聞くとネガティブなことだと感じることの方が多いかもしれませんが、史織は不登校になって旅に出たことで、普通の生活では見ることができないものを見ることができて、思わぬ素敵な出会いに救われていきました。不登校の期間が濃密な時間に、貴重な体験ができたと思います。不登校だからダメだと決めつけるのではなく、そのときに何かに挑戦することが大事だとも思いました。

Q 福地桃子さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A福地桃子主人公の史織の挑戦する姿を見ていただけたらと思います。何かにチャレンジするきっかけや、今何かに悩んでいる人をちょっとでも背中を押せるような、ちょっと元気になってもらえるように届いたらいいなと思います。

Q福地桃子さんからOKWAVEユーザーに質問!

福地桃子皆さんの旅先で起きた一番のハプニングは何ですか。
私は初めて行ったロンドンでスリに遭ってしまいました!
スマホは無くなってしまいましたが、ただスマホのない生活ものんびりして良い時間だったなと思いました。

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■Information

『あまのがわ』

福地桃子(映画『あまのがわ』)2019年2月9日(土)より公開中

主人公の史織は東京生まれの高校生。周りの子から目立たないように、いつも周囲の顔色を伺っている。母・聡美は人工知能の研究者。研究熱心な聡美は、家にいる時間はほとんどない。が、史織に対しての教育熱は人一倍である。史織はおばあちゃん子で、祖母・菊江から習った祭の太鼓の演奏に興味、関心があった。しかし、聡美のしつけで太鼓を叩く機会を奪われてしまい、かつ不登校になってしまう。自分のやりたいことを見失ってしまった史織は、ある日、菊江の入院で鹿児島に行くことになる。菊江からの頼みで、史織は一人屋久島に旅立ち、1台のロボットと出会う。

福地桃子
柳喬之、吉満寛人、マツモトクラブ、住岡梨奈、西田聖志郎、渡邉幸愛、園田あいか
杉本彩、生田智子、水野久美

監督・脚本・原作:古新舜
配給:アークエンタテインメント
公式サイト:amanogawa-movie.com

(C)あまのがわフィルムパートナーズ


■Profile

福地桃子

福地桃子(映画『あまのがわ』)1997年10月26日生まれ、東京都出身。
2016年10月期放送の「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」(TX)で女優としてデビューを果たし、2018年には「あなたには帰る家がある」(TBS)、「チア☆ダン」(TBS)に出演。本作で映画初出演・初主演。今後、映画『あの日のオルガン』(2019年2月22日公開)公開が控え、4月からはNHK連続テレビ小説「なつぞら」でヒロインの親友役を演じる。

https://www.lespros.co.jp/artists/momoko-fukuchi/

 

ヘアメイク:平井寛功/スタイリスト:武久真理江