OKWAVE Starsは、ここでしか読めない、俳優・女優、映画監督、アーティストらへのインタビューと、彼らからの「質問」に「回答」できるOKWAVEの特別企画です。

Vol.860 女優 桜田ひより(アニメーション映画『薄暮』声優初挑戦について)

OKWAVE Stars Vol.860はアニメーション映画『薄暮』(2019年6月21日公開)主演の桜田ひよりさんへのインタビューをお送りします。

Q アニメ作品の声優初挑戦とのことで、まずはオファーを受けた際はどう感じましたか。

A桜田ひよりアニメが好きで声優さんのことも尊敬していますが、自分が声のお仕事をする想像はできていませんでした。いろんな方から「声がいいね」と言われることはありましたが、主役の佐智役のお話をいただいたときはドキドキしました。山本寛監督とお会いして、この作品への熱を私に伝えてくださって、挑戦する気持ちにさせていただきました。

Q 同年代の高校生の役柄を演じていますが、ストーリーをどう受け止めましたか。

A桜田ひよりストーリー自体には大きな事件が起きるでもなく、日常生活の些細な幸せや、佐智と祐介の二人の関係が繊細に描かれています。出てくる景色がどれもきれいです。田園風景は実際にある景色を描いています。
台本を読んでいても田園風景の中にいるのは心地良かったです。東京に住んでいると高いビルに囲まれて空が狭く感じることもありますが、今年の1月にこの映画の主題歌「とおく」のミュージック・ビデオの撮影で実際に舞台になっているいわき市に行ったときには、昼間の空も星空もきれいでその心地良さを実感できました。その撮影では佐智たちが通っている学校の前の坂道を実際に下ったり、田園でも撮影しました。

Q 佐智役についてどう受け止めましたか。

Aアニメーション映画『薄暮』桜田ひより佐智と私には似ている部分が多いと感じました。監督も、佐智と私のビジュアルが似ていると仰っていました。「ビジュアルが似ていると、理想としている声も似ている」とのことで、私の普段の声のまま演じてほしいとのことでした。私は初めての挑戦でしたので、そういう意味ではやりやすくしていただけたのかなと思います。女子高生らしく少し普段よりは高い声で喋っていますが、自分で決めすぎずに、監督がイメージしている佐智に近づけることを意識しました。監督が20年温めてきたというキャラクターですので、監督とディスカッションしながら合わせていきました。

Q 声の収録はどのように進められたのでしょう。

A桜田ひより収録は2日間あって、1日目は私一人でしたが、2日目は相手役の加藤清史郎さんと二人で行いました。家族のシーンなどは一人で録っていたので、相手役がいると全然違うなと思いました。一人だと、壁にずっとボールを打ちつけているような感じで、自分しか発信できていませんが、相手役がいると、相手からの言葉を受けることで、自分の声の出し方も変わります。ですので、言葉のキャッチボールができると映像の世界と似ていてやりやすかったです。

Q 実際にやってみて苦労したことはありますか。

Aアニメーション映画『薄暮』桜田ひより台本をめくる時に、音が出ないようにめくるのが難しかったので、家でも練習しました。息がかからないようにするのも大変でした。私の感情が追いつかなくて出だしが遅れてしまうこともあって、口の動きに合わせるのも難しかったです。収録時はまだ絵コンテのパラパラ漫画のようなものだったので、2日目に加藤さんと一緒にできたのはありがたかったです。
モノローグについては監督からは大げさなくらい自分を表現して良い、と言われました。「自分しか聞いていない心の声なので、その分、自分の気持ちを載せてほしい」とのことで、普段の会話とは感情の載せ方も変えました。

Q とくに大事にしたシーンや力を入れたシーンはありましたか。

A桜田ひより(アニメーション映画『薄暮』)桜田ひより収録は絵コンテの状態でしたが、資料をたくさんいただいていました。実際の風景をアニメ映像におこすとのことで、その風景の中に佐智がいるんだと思って、イメージしながら演じました。最後のシーンは、二人の結末がどうなるかという注目のシーンですので、とくに力を込めて演じました。
うまくいかなくて回数を重ねる、ということはそれほどなく、どちらにするか迷ったときは監督と相談して2パターンを録りました。すごく繊細に進めていった印象です。
収録後にミュージックビデオで佐智の制服と同じ衣装を着させていただいて、「制服はこういう色なんだ」と思ったり、映像が完成していく様子を後で知って感心する部分がたくさんありました。

Q 初々しい恋模様が描かれていますが、同世代から見て、どう感じましたか。

A桜田ひより自然に囲まれている中で出会う二人なので、感覚的に現代とはちょっと離れている感じもします。二人の関係性は友達以上のようでもどかしい関係で、この景色にすごく合っていると思います。

Q 名だたる声優陣が参加されている本作ですが、その点についてのご感想をお聞かせください。

A桜田ひより私自身、出演者のお名前を見て、いちファンとしてこの作品で一緒に出られたことを宝物のように感じています。

Q ご自身が今後挑戦してみたい役などお聞かせください。

A桜田ひよりずば抜けて個性的な役や、学園モノの作品に出演してみたいという気持ちがあります。

Q 桜田ひよりさんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A桜田ひよりこの『薄暮』は大きな事件はなく、男の子と女の子が恋に落ちていく様子が描かれています。いわき市の実際の景色が映画の中に収めてあるので、映画を観る前でも観た後でも、佐智が見ているものと同じ景色を見にいわき市まで足を運んでいただけたら嬉しいです。まずはぜひ映画を観てください。

Q桜田ひよりさんからOKWAVEユーザーに質問!

桜田ひより皆さんは暑いのと寒いのではどちらが好きですか。

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■Information

山本寛監督 東日本大震災・復興プロジェクト「東北三部作」最終章
『薄暮』

アニメーション映画『薄暮』2019年6月21日(金)より、ポレポレシネマズいわき小名浜他 全国公開

福岡県いわき市の女子高生・佐智は、2011年3月11日に起きた東日本大震災で心の傷を持ち、それ以来、友達や家族とどこか距離をおきながら、人にも恋にも無関心に生きていた。
幼い頃からヴァイオリンを続け、高校で音楽部に所属しながら文化祭で四重奏を披露するため、日々練習に追われている。
同じ頃、震災で実家が帰還困難区域となり、いわきに避難してきた男子高校生・祐介は、当たり前の景色が失われてしまう現実を目の当たりにし、“美しい今”を絵画として残すため描きはじめる。
展覧会に出品する夕景画を描くために田園風景を訪れた祐介は、夕映えの中、佐智と出会い心の交流を続けていく。やがて、二人の淡い想いは「恋」へと発展し…。

桜田ひより
加藤清史郎
下野紘 島本須美 福原香織 雨宮天 佐倉綾音 花澤香菜

原作・脚本・監督・音響監督:山本寛
配給:プレシディオ

https://www.hakubo-movie.jp/

©Yutaka Yamamoto/Project Twilight


■Profile

桜田ひより

桜田ひより(アニメーション映画『薄暮』)2002年12月19日生まれ、千葉県出身。
2014年にドラマ「明日、ママがいない」に出演。児童養護施設に暮らす子どもたちの一人を演じ、同作品が出世作となる。2018年、テレビドラマ「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」で初主演を務め、映画版でも主演を務める。2019年も映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』『男はつらいよ お帰り 寅さん』など話題作への出演も控えている。
また、2018年、「Seventeen」(集英社)の専属モデルオーディションにて応募総数3,437人の中からの6人に選ばれ、「ミスセブンティーン2018」に選出される。

https://www.ken-on.co.jp/hiyori/
https://www.instagram.com/hiyori_sakurada_official/

 

ヘアメイク:池上豪
スタイリスト:福田亜由美(crêpe)